名護市内から30分で行ける秘境☆フクガ―(普久川)の滝【沖縄:名護】
Fukugawa-waterfall near the Kyoda IC☆Travel Information in Okinawa. Please click translation function on the upper right side of the screen.
沖縄と言えば青い海を想像する人も多いですが、実はヤンバル(沖縄北部)は世界遺産登録目前の素晴らしい山々があります。そこではトレッキングはもちろん、滝遊びをすることも出来ます。大小含めればかなりの数の滝があるのですが、その中でも水量があって、ちょっとした滝つぼがあるのは5つです。名護のフクガ―の滝と轟(とどろき)の滝、大宜味村のター滝、国頭村の比地大滝とタナガーグムイです。
フクガ―の滝
フクガ―(普久川)の滝、フンガーの滝、真喜屋の滝など呼び方はいろいろありますが、名護市の真喜屋にある普久川ダムの奥にある滝の事を指します。
滝つぼまでの道中は川の中を通ることもできますし、舗装された道を歩いて行くこともできます。川の周りにはリュウキュウハグロトンボやリュウキュウルリモントンボ、イシガケチョウ、モンキアゲハどが飛び交い見た目もとても綺麗です。また、アオミオカタニシやファンファンと鳥のような鳴き声のオオシマゼミも独特の存在感を放っています。
生き物だけでなく植物も南国感にあふれていて、ヒカゲヘゴがたくさん生えていて太古の時代にタイムスリップしたようです。他にも道のわきにはクワズイモやツルソバやハシカンボク、アリサンミズやセンネンボクなど季節ごとに可愛らしい花や生き物が目を楽しませてくれます。
川に入らずに石橋を渡っていくと昔は駐車場だった広場にでます。かなり立派なタビビトノキとその後ろに見えるスタジイの森がとてもヤンバルらしいです。
駐車場の向こうには素敵な橋が架かっています。
また、橋(上写真)の上にはエゴノキやカンヒザクラが咲いており、冬の時期に行っても楽しむことが出来ます。
この川沿いでは綺麗な水に住む、キセキレイも遊びにきます。
また、自然の蔦(つた)で出来たブランコに乗る事もできます。大人でも乗ることができるくらいしっかりしています。※滝までの間に東屋があり、そのすぐ近くにブランコがある場所に降りる獣道があります。
そこからさらに滝を目指すこと5分で滝つぼに到着します。
この時はターザンロープで外人さんが遊んでいました。
そして滝のそばではツルランも咲いていました。
映画やCMのロケ地
名護にあるフクガ―の滝(またはフンガーの滝)は手軽に行きやすい場所にあるので映画やCM、また秘境扱いのTVのロケ地として使用されています。
一番代表的なのはゲゲゲの鬼太郎~千年の呪い歌~で楓(北乃きい)と鬼太郎(ウエンツ瑛士)が鹿の妖怪のさとり(上地雄輔)と戦う場所がフクガ―の滝です。滝ツボのシーンがあるわけではなく、滝に流れている川にはいる入り口のところで撮影されてました。
ちなみに名護方面からこのフクガーの滝を目指して走っていると、7月くらいに普久川ダムの辺りでサガリバナ(舞花香)を見る事が出来ます。西表島などでは川の辺りに咲いていますが、沖縄本島では民家の庭で育てられていたり、公園に植えられていたりします。
ホームページ
アクセス
名前:フクガ―の滝
住所:沖縄県名護市真喜屋2180
現在のフクガ―の滝は公共の場所ですが沖縄県や名護市の管理が手薄の為、利用者数が増加するにしたがって環境が乱れ始めています。現在はプロガイドチームが見回りをして利用者に協力を促している状態です。事故が起こるとこの場所自体が閉鎖されてしまうこともあるので出来たらエコツアーに申し込みをしてガイドさんに連れて行ってもらうか、もしくは自分達で行く場合でもマナーを守って安全に注意してくださいね。
名護の道の駅 許田から 車で約50分