まるで秘境の滝!タナガーグムイの植物群生(国頭村)
ヤンバル(沖縄北部)の聖地「安須森御嶽(あすむいうたき)」の近くに秘境と呼ぶに相応しいタナガーグムイと呼ばれる場所があります。
タナガーはテナガエビの意味でグムイは泉や淵など水がたまる場所という意味です。
ここの正式名称はタナガーグムイの植物群生といいますが、その名の通り天然記念物に指定されている場所で珍しい絶滅危惧種のリュウキュウアケビやヤクシマスミレ、コケタンポポ。山でよく見かけるアオヤギソウ、ホラシノブ、ヤンバルマユミやケラマツツジが自生していて、更に豊かなイタジイの原生林に囲まれています。
かなり急な山路を降りるので運動靴か滑らない長靴で行くことをお勧めします。
滑らないように細心の注意を払って降りた目の前に現れた滝壺は日本とは思えない景色。まるでアジアの密林のジャングルにでもいった気分です。
雰囲気たっぷりのターザンロープもありました(下写真)
この場所には米兵さんたちもよく遊びに来ていて、ビールを飲んで飛び込んで泳いだりしていますが、ここは遊泳禁止区域に指定されています。というのもこの場所は病院がある場所からかなり離れていて、救急車が駆けつけるまでに時間がかかるので毎年水難事故が起きても助からない事が多いからです。この自然と自分の命を守るためにもルールを守って楽しみましょう。
ちなみにタナガーグムイの滝壺エリアの手前にも駐車場らしき広場があるのですが、道も細くぬかるんでいることが多いので手前で止めて歩いて行く事をお勧めします。
国道70号線沿いに入り口が南口と北口の2つあり、南口(東村から国頭村に向かっていくときに最初にでてくる方の入り口)はアスファルトで舗装されているのでこちらからはいることをお勧めします。北口はかなりのデコボコ道でタイヤがハマって抜けなくなる事もあるそうです。
国頭村 阿波のタナガーグムイの植物群生
名護の道の駅 許田から車で約90分