ブロッコリーの森:スダジイ(イタジイ)学名:Castanopsis sieboldii
スダジイ
学名:Castanopsis sieboldii
イタジイとは沖縄の方言で本来はスダジイ。
ブナ科シイ属の常緑広葉樹
小鳥のさえずりとイタジイの森の組み合わせが、疲れた心を癒してくれます。
ヤンバル(沖縄北部)の森を構成する優占種で、見た目がブロッコリーに似ているのでヤンバルの森をブロッコリーの森と呼んだりします。
上の写真の手前の方がわかりやすいでしょうか?
花は金色で山が一面きらきらと輝くようになります。
本州(九州、四国を含む)にはアダンやフェニックスなどがたくさん植えられており南国感を演出されていますが、
私にとってこのスダジイの森こそが南国を感じさせる風景。
私は那覇から有料道路を走り、恩納村にかかり始めるとこでスダジイの森が目に飛び込んできてワクワクします。
ブロッコリーの森は名護から大宜味村(おおぎみそん)へ向かう道すがらにも見え、そして駄目押しするように国頭村(くにがみそん)の大国林道の長尾橋の上から満喫するのが私流のスタジイの森の楽しみ方です。
国頭の山の奥に入れば入るほど見事な森を見せてくれます。
ヤンバル(沖縄北部)で山に入れば必ずこのブロッコリーの森に囲まれて過ごすことができますが、もっと堪能することができるのがやんばる学びの森です。
低価格で泊まれる宿泊施設であると同時に、簡単なトレイルコース(山歩きコース)や映画「ゲゲゲの鬼太郎」で使用した鬼太郎ハウスがあります。
また、名護市内から手軽に行けるフクガ―の滝でも立派なタビビトノキのとブロッコリーの森を同時に見る事ができておススメです。
イタジイ(スタジイ)の木は雌雄異株(しゆういしゅ)といって雄木(おぎ)と雌木(めぎ)に分かれます。雌木は雄花(おばな)を咲かせますが、実はつけません。
雌木は雌花(めばな)を咲かせて実を付けますが、実は花を咲かせた年には実をつけません。2年後の秋に実をつけます。
ちなみにこのイタジイ(スダジイ)は「シイの実」は秋の楽しみの一つ。野生のイノシシを争うように集めてきて、シイの実ご飯にします。
シイの実ご飯の作り方
1)ボールに水にいれて沈んだものだけを取り出します
2)空封筒に入れ、レンジで適当に加熱します。殻が弾けて割れたものだけを取り出します。
3)それを通常の水加減のご飯で炊く時だけです。
この日のご飯のメニューは蕎麦もずく、生ハムのサラダと青梗菜と卵と豚肉の中華炒め。
そして主役の椎の実ご飯です。栗の様なほんのり甘くて…絶品です。
こちらは2回目の椎の実ご飯!大根の皮と冷やっこ、豆腐と長ネギのお味噌汁と鶏肉の甘酢焼き。そして沖縄では珍しい地産の宜野座の苺2種類。甘みが強い「よつぼし」と名前の通り香りが強い「かおりの」です。