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ヤンバルの大自然が見渡せる大国林道(おおくにりんどう)の長尾橋(ながおばし)【国頭村】

2018年12月31日

 

そこにいるだけで癒される大国林道

 

ヤンバル(沖縄北部)の国頭村(くにがみそん)は医学的な証拠に裏付けられた「癒し」効果が認められている「森林セラピー基地」として認定されていて、この大国林道も含まれています。森林セラピーとは一面の緑や遠くの山々を目で見て、森の香りを嗅いで深呼吸し、耳で川のせせらぎや鳥のさえずり、落ち葉を踏みしめる音を聞き、木の幹に触れることで、脳にリラックス効果を生み出します。ただそこにいるだけで癒される効果があるのが森林セラピーです。

 

大国林道
大国林道

 
ヤンバル(沖縄北部)の原生林を切り開いて作られた大国林道は大宜味村(おおぎみそん)から国頭村(くにがみそん)を貫いて走っている道で、地図上では国頭村に位置する場所に長尾橋(ながおばし)が掛かっており、そこからの景色が本当に絶景です。

長尾橋(ながおはし)からはイタジイの森が見渡せます。イタジイは沖縄の方言で本州ではスタジイと呼ばれます。もこもこした形がブロッコリーに似ているのでブロッコリーの森とも呼ばれます。

 

 

イタジイの森 ブロッコリーの森
イタジイの森 ブロッコリーの森
大国林道 ブロッコリーの森
大国林道 ブロッコリーの森

雨の大国林道はより鬱蒼とした雰囲気が素敵です。

大国林道
雨のヤンバルの森 大国林道から見える景色
大国林道
雨の大国林道

ヤンバル(沖縄北部)の中でも特に山深い所でしか見ることが出来ないイルカンダも長尾橋(ながおばし)の袂(たもと)で見ることが出来ます。

 

イルカンダ
イルカンダ

 

 

ヤンバルクイナノグチゲラホントウアカヒゲなどヤンバルの固有種の声がたくさん聞こえてきます。

 

 

また林道沿いにはヒカゲヘゴリュウキュウバライチゴなど沖縄らしい植物もたくさん見ることができるのでジャングル体験気分も味わえます。

 

ヒカゲヘゴ 大国林道
ヒカゲヘゴ 大国林道

 

 

 

長尾橋(ながおばし)に行く途中に比地大滝(ひじおおたき)もあり、有名な湧き水も長尾橋の近くに何カ所かあります。この湧き水を汲んできた日にその水を使って土鍋かルクルーゼでご飯を炊くと、ぴかぴかに光る美味しい白米が炊けます。長尾橋に行くなら空のペットボトルを持参するとよいでしょう。たくさんの方が水を汲みに来ているので地元の方との交流も楽しめるかも。

 

湧き水で炊いたピカピカのごはん
湧き水で炊いたピカピカのごはん

 

ちなみに本当にヤンバルの動植物が好きな方で、毎年、年越しをこの長尾橋(ながおばし)で迎える方が知り合いにいます。沖縄といえど12月31日の夜中は相当寒いですが、夜行性の生き物を見るには絶好の日だそうです。

長尾橋から近いカフェ

長尾橋は山の中にある為、すぐ近くにカフェはありません。道の駅ゆいゆい国頭が1番近いカフェになります。

でもせっかく沖縄に来たのでちょっと足を伸ばして大宜味村にあるCafeがじまんろー

国頭村にあるBOOKCAFE OKINAWARAILでヤンバルらしい山の中のカフェを楽しんで下さいね。

 

大国林道全体ルート

山の中の細い道を通る大国林道(おおくにりんどう)は国頭村(くにがみそん)の県道2号線から大宜味村(おおぎみそん)の大保(たいほう)ダムまであり、全体をドライブしようと思うと半日ぐらいかかります。

※大宜味村の大保ダム付近が実際には車で通れるのですが、なぜかGoogle Mapでは徒歩でしか行けないように表示されるため、下記の地図は徒歩で表示しています。

 

 

湧き水を汲みに行くにしても景色を見に行くにしても長尾橋(ながおばし)までなら行きやすいので、そちらのアクセス方法を載せておきます。ちなみにこの場所でホントウアカヒゲに何度も出会いました。

ホントウアカヒゲ (本島赤髭)Larvivora komadori namiyei (Stejneger, 1887)
ホントウアカヒゲ (本島赤髭)Larvivora komadori namiyei (Stejneger, 1887)

 

長尾橋までのアクセス

 

名護の道の駅 許田から 車で約80分

2018年12月31日

Posted by hana