森のシャンデリア イルカンダ(ウジルカンダ) 学名:Mucuna macrocarpa
Looks like chandelier of the forest in Okinawa.Please click translation function on the upper right side of the screen.
※加筆して写真を増やし、更新しました。
イルカンダ(ウジルカンダ)
学名:Mucuna macrocarpa
マメ目マメ科
蔓性植物で他の木に巻きつきながら成長します。
イルカンダは蝶が受粉を手伝うのではなく、オリイオオコウモリが蜜を吸うときに花粉を体につけて運びます。
イルカンダは森のシャンデリアという名前がつけられるのも納得します。
シャンデリアの様な花房を持つイルカンダ。
蕾もまた独特の雰囲気を醸し出しています。赤い物の部分が蕾です。
花が咲くとガスの匂いがする為、咲いているとすぐにわかります。
束になって咲いているとかなりの重量があるように思えます。
上写真は大国林道沿いや長尾橋、大石林山で撮影しました。一般的にイルカンダはとても珍しい植物と言われています。4月頃になるとわざわざ大石林山のイルカンダ祭りを見に行くこともありますが、実は名護岳でも大国林道の長尾橋でも大宜味村でも少し山に入れば見ることができます。
イルカンダはマメ科なので花が咲いた後には大きな黒い豆ができます。これが石よりも固く、昔のヤンバル(沖縄北部)の子供たちはイルカンダの実をおはじき代わりに遊んだそうです。
沖縄では、珍しいと思っている動植物が意外と簡単に見つけることができます。そのコツは見慣れる事。
目が慣れてくると本当に簡単に見つけることができるようになるのです。
イルカンダと似た植物でシャンデリアのような形をしたヒスイカズラも沖縄でみる事ができます。ただし、こちらはフィリピンのルソン島が原産地で園芸として輸入されたものです。