川満のマングローブ林(川満ウプカー)【宮古島】
Mangrove forest close to Miyakojima-airport (Remote-island near Okinawa). Please click translation function on the upper right side of the screen.
本来は宮古島最大のマングローブ林である島尻マングローブ公園に行く予定でしたが、台風が接近中で時間の関係上行く事が難しかったので、宮古島にあるもうひとつのマングローブ林を見る事にしました。
天然記念物には指定されていませんが、よく整備されていてマングローブ林がとても見やすかったのは川満のマングローブ林です。
川満漁港に近い場所にあるため、海水が流れ込み、湧き水(わきみず)の池にある淡水とまざりあって汽水域(きすいいき)となり天然のマングローブ林ができました。(下写真)
地元では川満ウプカーと呼ばれています。ウプカーはみやこぐち(宮古島の方言)で涌き水や井戸を指し、島であるがゆえに干ばつで水がなくて困ったときに島民の命を救ったとも書かれていました。この川満ウプカー内にウプカー御嶽(うたき)といって神様がいらっしゃる神聖な場所もあります。
川満マングローブ林にはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシの計4種類のマングローブが生息しています。オヒルギは下写真左の遊歩道の奥に生えているもの。
下写真中央の背の高いたこ足状の植物がヤエヤマヒルギで、両脇の背の低い植物がヒルギダマシ。下写真の手前の棒状のものや、ヒルギダマシの根本に生えている棒状のものは筍根(じゅんこん)といってこれもヒルギダマシの一部です。
また、半マングローブ植物とよばれるサキシマハマボウも見る事が出来ました。
ヤンバルの東村の慶佐次(げさじ)のマングローブ林でもなかなかみることがないベニシオマネキが宮古島の島尻ではたくさん見れました。そのかわり逆に川満にはハクセンシオマネキやミナミコメツキガニの数は少ないように思いました。
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アクセス
店名:川満マングローブ(川満ウプカー)
住所:沖縄県宮古島市下地
宮古島空港から 車で約7分