ミナミコメツキガニ(南米搗蟹) 学名:Mictyris brevidactylus(名護市羽地内海)
羽地内海の干潟で見つけた
ミナミコメツキガニ(南米搗蟹)
学名:Mictyris brevidactylus
ミナミコメツキガニ科ミナミコメツキガニ属。
カニは横に歩くものだけど、このミナミコメツキガニはなんと前に歩きます。その様子が軍隊の行進のようにみえるので英名はSoldier crab(軍隊ガニ)と呼ばれています。そしてコメツキガニとの違いは巣穴を作らない事です。琉球列島に住むものとしてミナミコメツキガニは新種として2010年に認定されました。
以前、西表島でみたときはツアーガイドのお姉さんが突如走り出して砂を救い上げてみせてくれたのが、その理由はとても臆病で動きが早く砂に潜ってしまうからとのことでした(下写真)
でも羽地内海をはじめ沖縄本島で見たミナミコメツキガニは動きがゆっくりでした。こちらは泡瀬でみかけたもの。(下写真)
回転しながら砂に潜っていきます。何回見ても飽きなくて面白いです。
歩きながら泥や砂を口に入れて、砂の中にいるプランクトンなどを食べて、いらない砂をまた吐き出すので、砂団子を作りながら歩いているように見えます。
ミナミコメツキガニが砂に潜るのと同時に潮が満ちてきて海の中に消えて行きました。
潮が引いたとたんものすごい数が出現するので一瞬ぎょっとしますが、なかなか楽しい生き物だと思います。