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ピナイサーラの滝とマングローブカヤックとトレッキング1日コース

2019年4月11日

 

 

西表島の自然を楽しむツアー

西表島に来た一番の理由はここにしかいない植物や動物を見るためです。そして西表島にはたくさんのマングローブ林があって、日本にある7種類全てのマングローブが生えているのは西表島だけです。この自然を満喫する為に、ガイドさんと共にマングローブ帯を流れる川をカヤックで移動したり、トレッキングしたりするツアーに申し込みしました。

 

服装や持ち物の準備など

申し込み時にアクティビティ当日は水着と濡れてもいい服を着てくるように指定されたので、すでにホテルの時点で水着の上にTシャツやパーカーを着込み、ペラペラのビニールタイプのビーチサンダルにバスタオルと着替え、カメラなどの準備しました。

※ちなみに今の私なら水着の着用を言われたらトレンカタイプのラッシュガードセパレートタイプの水着の上だけ(もしくはブラ付きのTシャツ)とパーカータイプのラッシュガードマリンシューズを履いていきます。

これはもちろん紫外線から身を守るためでもありますが、一番の理由は虫から身を守るためです。

南の島の蚊(か)や蚋(ぶゆ)は秋になってもまだまだ強く生きていて、刺されたら腫れ上がり、私は何度も皮膚科のお世話になりました。

 

干潟でマングローブと生き物観察

私が申し込みしたツアーはホテルまでの送迎付きでしたのでホテルロビーを9:00に出発しました。

車で船浦港まで来たらレインウエアを着て、マリンブーツに履き替えます。撥水加工のリュックと水筒もガイドさんが用意してくれました。(ツアー代金に含まれていました)

干潮の時間に合わせ、ヒナイ川の干潟(ひがた)散策。写真真ん中の緑のものがマングローブです(下写真)

 

ヒナイ川のマングローブ
ヒナイ川のマングローブ

干潟を歩き始めた瞬間、ツアーガイドのお姉さんがダッシュして土の上から救い上げたのはミナミコメツキガニ。カニなのに横に歩かず、群れをなして前に歩く変わったカニです(下写真)

ミナミコメツキガニ(南米搗蟹)学名:Mictyris brevidactylus
ミナミコメツキガニ(南米搗蟹)学名:Mictyris brevidactylus

 

 

他にも小さな生き物がたくさんいて、オキナワハクセンシオマネキベニシオマネキ

 

 

アオサギダイサギクロサギも干潟では見かけました。

 

 

 

干潟をどんどん進むとマングローブが見えてきます。

 

ヒナイ川のマングローブ
ヒナイ川のマングローブ

 

上写真真ん中のたこ足上の根っこのものがヤエヤマヒルギで写真右の背の低い根が板になってるものがメヒルギです。

 

 

 

ちなみに全7種類あるマングローブの残り4つはヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキ、そしてカフェ唐変木の近くで見かけたニッパヤシです。

ニッパヤシ(水椰子)学名:Nypa fruticans Wurmb
ニッパヤシ(水椰子)学名:Nypa fruticans Wurmb

 

 

マングローブ林を見ながらカヤック体験

マングローブの林を両脇に見ながら一人のりのカヤックに乗ります。カヤック初挑戦の私はなかなか漕ぎ出すことができなくて、なかなか出発することが出来ませんでした。

見かねたガイドさんはもう一台のカヤックの後ろの部分に私のカヤックを括(くく)り付けて無理やり出発することになりました(その後すぐに一人で漕げるようになりました)。

流れが緩やかなところでカヤックはいったん終了です。歩きながらふと川を見ると結構川の流れは速かったです。

ヒナイ川
ヒナイ川

 

西表島の森をトレッキング

森の中をトレッキングしてまず一番最初に見に行くのは別名ウルトラマンの木と呼ばれるサキシマスオウノキ。根が板のように発達していて一枚の高さが160㎝ぐらいありました。

サキシマスオウノキ

 

足元には季節外れのサガリバナが散らばっていてとても綺麗です。このときはサガリバナの咲く季節外でもあり、昼間だったので花が咲いているのは見る事が出来ませんでした。

いつか見たいと思っていた所、後日ヤンバルでも咲いていると知ったときは驚きました。(下写真はヤンバルで撮影)

サガリバナ 舞花香Barringtonia racemosa
サガリバナ 舞花香Barringtonia racemosa

 

 

石垣島と西表島のみに生息する天然記念物であり、絶滅危惧種であるヤエヤマセマルハコガメや

ヤエヤマセマルハコガメ 学名:Cuora flavomarginata evelynae
ヤエヤマセマルハコガメ 学名:Cuora flavomarginata evelynae

 

 

同じく天然記念物のカンムリワシも見ることが出来ました。

カンムリワシ(冠鷲)学名:Spilornis cheela)
カンムリワシ(冠鷲)学名:Spilornis cheela)

 

初めてみる生き物を楽しみながらトレッキングをしているとピナイサーラの滝が見えてきます。

 

ピナイサーラの滝

ピナイサーラの滝

 

本来ならばピナイサーラの滝下でランチして滝つぼ遊びの予定でしたが、この日は曇りだったため、先に滝の上でガイドさんが作ってくれる沖縄そばを頂きます。

ピナイサーラの滝上でランチの沖縄そば
ピナイサーラの滝上でランチの沖縄そば

 

意外と冷えていた体に暖かいお蕎麦がとても美味しかったです。

ちなみに自然そのままなので茶色の地面の切れ目の向こう側は滝つぼです(下写真)

ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝

 

しばらく滝の上で休憩したら今度は滝の下に降りて行きます。このツアーの3日前に大雨が降ったそうでこの日の滝はすごい勢いでした。ここでもガイドさんが用意してくれたコーヒーとサーターアンダギーを頂きました。

ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝

ここからまたカヤックを置いた場所までトレッキングして戻り、カヤックで川を渡ってツアー終了です。

 

アクセス

 

2019年4月11日

Posted by hana