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第29回はり師きゅう師国家試験問題(問題29〜32)生理学のざっくりとした解説付き

2022年4月6日

 

第29回はり師きゅう師国家試験問題(問題29〜32)生理学

第29回はり師きゅう師国家試験問題(問題29〜32)生理学をクイズ形式にしたものと一問一答(ざっくりとした解説付き)です。

 

クイズ形式(問題29〜32)

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第29回はり師きゅう師国家試験(問題29〜32)生理学

1 / 4

【問題29】β 受容体の刺激で起こるのはどれか。

2 / 4

【問題30】骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。

3 / 4

【問題31】聴覚について正しいのはどれか。

4 / 4

【問題32】抗体について正しいのはどれか。

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問題と解答一覧

【問題29】β 受容体の刺激で起こるのはどれか。

1.気管支平滑筋の収縮
2.心拍数の増加
3.胃平滑筋の収縮
4.外肛門括約筋の弛緩

 

【解答・解説】2

交感神経節後ニューロンの末端から乗るアドレナリンが結合する受容体はα受容体とβ受容体の2つがある。その中でα受容体は大部分の血管を収縮、β受容体は消化管や膀胱などの筋肉を弛緩させ、心臓は心拍数や収縮力を増大させる。


2.心拍数の増加

【その他の選択肢】

1.3.の選択肢は副交感神経が優位な時に起こる

1.気管支平滑筋の収縮
3.胃平滑筋の収縮
4.外肛門括約筋の弛緩→陰部神経の興奮抑制

 

【問題30】骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。

1.収縮に先立って活動電位が生じる。
2.アクチンフィラメントが短縮する。
3.カルシウムイオンが必要である。
4.ATP が消費される。

【正解・解説】2

2.ミオシン頭部とアクチンの間にトロポミオシンが入り込み、ミオシン頭部とアクチンが分離する。

【その他の選択肢】

1.収縮に先立って活動電位が生じる。→ナトリウムイオンの流入
3.カルシウムイオンが必要である。
4.ATP が消費される。       ※3と4で能動輸送 

 

【問題31】聴覚について正しいのはどれか。

1.高い周波数の声ほど低く聞こえる。
2.耳小骨は音を鼓膜へ伝える。
3.コルチ器官で受容される。
4.聴覚情報は外側膝状体を経由する。

 

【解答・解説】3

外耳(耳介と外耳道)で音を集め、
中耳(鼓室と耳小骨)が鼓膜の振動を内耳伝え、
内耳【蝸牛で音の振動を感知(コルチ器)】
  【前庭・三半規管で平衡感覚】

3.コルチ器官で受容される。

 

【その他の選択肢】

1.高い周波数の声ほど高く聞こえる。
2.外耳道から入る音波が鼓膜を震わせ、その振動は耳小骨を通じて
前庭窓に達し外リンパ液を震わせ、蝸牛窓で振動が消失する
4.聴覚情報は内側膝状体を経由する。

 

【問題32】抗体について正しいのはどれか。

1.IgA は粘膜表面に分泌される。
2.IgE は T 細胞が産生する。
3.IgG は再感染で産生量が低下する。
4.IgM はアルブミンからなる。

 

【解答・解説】1

1.IgA は粘膜表面に分泌される。 

【その他の選択肢】

2.IgE は Ⅰ型アレルギーに関与する。
3.IgG は血清中で最も数が多く、胎盤通過性をもつ
4.IgM は抗原が侵入してきた時に最初に産生される

 

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2022年4月6日

Posted by hana