第29回はり師きゅう師国家試験(問題142~146)東洋医学臨床論のざっくりとした解説付き
目次
第29回はり師きゅう師国家試験(問題142~146)東洋医学臨床論
第29回はり師きゅう師国家試験問題(問題142~146)東洋医学臨床論をクイズ形式にしたものと一問一答(ざっくりとした解説付き)です。
クイズ形式(問題142~146)
問題と解答一覧
【問題142】次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
「65 歳の男性。 1 か月前から腰下肢のだるさがあり、最近では耳鳴りが断続的に起こる。舌は紅、脈は細数を認める。」
1.肺陰を補う。
2.腎陰を補う。
3.肝陽を補う。
4.脾陽を補う。
【正解・解説】2
腰下肢のだるさがあり、最近では耳鳴りが断続的に起こる。→腎
舌は紅、脈は細数を認める。→陰虚
2.腎陰を補う。
【その他の選択肢】
1.肺陰を補う。
3.肝陽を補う。
4.脾陽を補う。
【問題143】次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
「36 歳の女性。主訴は咳嗽。せき込むと粘稠で白色の痰を多量に喀出する。緩解と増悪を繰り返しながら 3 年が経過している。子どもの頃から食が細く、痩せている。舌は淡、白膩苔、脈は滑を認める。」
1.風寒の邪を取り除く。
2.瘀血を取り除く。
3.肺陰を補う。
4.運化を高める。
【解答・解説】4
4.運化を高める。→脾
主訴は咳嗽→肺
せき込むと粘稠で白色の痰を多量に喀出する。→痰湿
子どもの頃から食が細く、痩せている。→脾気虚
舌は淡、白膩苔、脈は滑→痰湿
脾気虚+肺気虚→脾肺気虚
脾は生痰の源、肺は貯痰の器と言われ失調すると痰湿になりやすい。
【その他の選択肢】
1.風寒の邪を取り除く。
2.瘀血を取り除く。
3.肺陰を補う。
【問題144】 次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
「36 歳の男性。主訴は焦燥感。仕事の重圧によりイライラする。最近は動悸があり、寝付きが悪い。顔が赤く、便秘である。舌尖は紅、脈は数有力を認める。」
1.肝陰を補う。
2.心火を瀉す。
3.脾陽を補う。
4.肺の痰湿を除く。
【解答・解説】2
2.心火を瀉す。
動悸があり、寝付きが悪い。→心
顔が赤く、便秘である。→実熱証
舌尖は紅、脈は数有力を認める。→実熱証
心の症状+実熱症状→心火亢盛
【その他の選択肢】
1.肝陰を補う。→ほてりなどが見られないので陰虚ではない
3.脾陽を補う。
4.肺の痰湿を除く。
【問題145】次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
「43 歳の男性。主訴は咳嗽。仕事が忙しくなると発作的にせき込む。痰が切れにくく、咽頭部に違和感があり、胸脇部が張る。舌は紅、脈は弦数を認める。」
1.腎陰を補う。
2.肺気を補う。
3.肝火を抑える。
4.痰濁を除く。
【解答・解説】3
仕事が忙しくなると発作的にせき込む。→ストレスからの咳
咽頭部に違和感があり、胸脇部が張る。→梅核気
舌は紅、脈は弦数→実肝
3.肝火を抑える。
【その他の選択肢】
1.腎陰を補う。
2.肺気を補う。
4.痰濁を除く。
【問題146】五臓の特徴的な症状と治療穴の組合せで正しいのはどれか。
1.五更泄瀉 ーー 太 衝
2.梅核気 ——— 太 淵
3.陽 萎 ——— 大 陵
4.多 夢 ——— 神 門
【解答・解説】4
4.多 夢 (心) ——— 神 門 (心)
【その他の選択肢】
1.五更泄瀉 (脾) ーー 太 衝(肝)
2.梅核気(肝) ——— 太 淵(肺)
3.陽 萎 (腎) ——— 大 陵(心包)