第29回はり師きゅう師国家試験(問題39〜43)臨床医学総論のざっくりとした解説付き
目次
第29回はり師きゅう師国家試験問題(問題39~43)臨床医学総論
第29回はり師きゅう師国家試験問題(問題39〜43)臨床医学総論をクイズ形式にしたものと一問一答(ざっくりとした解説付き)です。
クイズ形式(問題39~43)
問題と解答一覧
【問題39】易感染性をきたさないのはどれか。
1.高 齢
2.糖尿病
3.肺結核症
4.重度の熱傷
【解答・解説】3
易感染しやすいのは白血球減少による障害によるものなので肺結核症は該当しない
3.肺結核症
【その他の選択肢】
1.高 齢
2.糖尿病
4.重度の熱傷
【問題40】次の文で示す意識障害はどれか。
「大声で呼びかけると目が覚めるが、またすぐに眠ってしまう。」
1.昏 睡
2.半昏睡
3.昏 迷
4.傾 眠
【正解・解説】4
4.傾 眠
【その他の選択肢】
1.昏 睡 →最も重い意識障害(全ての刺激に反応しない)
2.半昏睡
3.昏 迷 →痛みなど激しい刺激で反応
【問題41】上肢の病的反射はどれか。
1.バビンスキー反射
2.チャドック反射
3.トレムナー反射
4.ゴードン反射
【解答・解説】3
3.トレムナー反射
【その他の選択肢】
1.2.4.はいずれも下肢の病的反射
1.バビンスキー反射(母趾の背屈)
2.チャドック反射
4.ゴードン反射
【問題42】呼吸機能検査で閉塞性換気障害を示すのはどれか。
1.気管支喘息
2.胸水貯留
3.間質性肺炎
4.肺動脈血栓塞栓症
【解答・解説】1
閉塞性換気障害(COPD)には吸った息が吐き出しにくい1秒率低下が見られ、種類として肺気腫、慢性気管支炎と気管支喘息がある。
1.気管支喘息
【その他の選択肢】
換気障害には閉塞性換気障害と拘束性換気障害があり、拘束性換気障害は肺が広がず肺活量が低下する。
2.胸水貯留→悪性腫瘍や心不全
3.間質性肺炎→拘束性換気障害
4.肺動脈血栓塞栓症→下肢などの静脈内に血栓ができ、肺動脈につまって発症
【問題43】疾患と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。
1.肝臓癌 ーーCA 125
2.胃 癌 ーーーAFP
3.前立腺癌 ーーPSA
4.卵巣癌 ーーSCC 抗原
【解答・解説】3
3.前立腺癌ーPSA
【その他の選択肢】
1.肝臓癌 ーCA 125【子宮筋腫】
2.胃 癌 ーーAFP【急性肝炎・慢性肝炎・劇症肝炎・肝硬変・肝癌】
4.卵巣癌 ーSCC 抗原【扁平上皮癌(食道癌・子宮癌・肺癌)】