ミヤコブルーを見に行こう☆宮古島と来間(くりま)島旅行記
目次
Travel Journal of Miyakojima-island (Okinawa’s remote-island) for two night. Please click translation function on the upper right side of this screen.
離島に行くたびに持って行って大正解だと思うのが車用のiPhone(スマートフォン)置きです。その他にもレインコートなども大いに役立ちましたので、もしよろしければ一度見落としがちな持ち物の記事に目を通してみて下さいね。
宮古島の回り方(1日目)
実はこの宮古島旅行は台風がフィリピンで発生していた時に行きました。だから2日目にどれだけ観光にいけるか分からなかったので初日は宮古空港に着いたらすぐにレンタカーを借りて観光に出発しました。
まずは宮古島は宮古島のどの旅行雑誌にもおススメNo1と書かれていた砂山ビーチに向かいます。
砂山ビーチ
砂山ビーチの特徴は自然にできたアーチ状の岩の間からミヤコブルーと呼ばれる海が見える事。
駐車場に車を停めると5分ほど歩くと砂山ビーチにでます。しかし、この砂山ビーチに出るまでに砂地の急な下り坂を歩かないといけないので歩きやすい靴か裸足になることをお勧めします。ちなみに私は翌日の台風に備えて長靴をはいていたので問題なく砂地を歩けました。
宮古島のおススメ観光地No1だけあって、本当に海がきれいでした。沖縄本島の中でもより海がきれいなヤンバル(沖縄北部)に住んでいる私でも感激しました。
ただ、残念なことに現在はこの写真と同じような構図では撮影できなくなりました。2016年頃から中国からクルーズ船が着岸するようになり、小さな島は人が溢れかえるようになりこの砂山ビーチを訪れる人が増えたことと、大型の台風がきて岩山も崩れ始めたこともあり、2018年10月に安全上の理由からこの岩の前に柵が張られてしまいました。(2019年2月現在)
しかし、今でもすぐそばから美しい夕日を見る事もできますし、海に入ることもできますので行く価値はあります。
そしてこの砂山ビーチからの帰りがけに日本最大の大きさになるキシノウエトカゲに初めて出会いました。まだ子供だったので10センチぐらいでしたが大人になると40センチになるそうです。
砂山ビーチは帰りが特に激しい上り坂なので、すっかり体力を消耗した私は力を付ける為にもお昼ごはんを食べに行きます。
DOUG’S BUERGER (ダグスバーガー)
宮古島のカツオと多良間(たらま)島の多良間牛を活かしたハンバーガー屋さんがDUG’S BURGER(ダグスバーガー)。とても人気のお店です。私は宮古島産ツナステーキバーガー1200円と飲み物セット+790円のカフェオーレを注文しました(下写真)。ツナはレアでとてもジューシで美味しかったです。
お腹を満たしたら今度はお天気の良い間に西平安名(にしへんな)岬に向かいます。その道中にあったのが
宮古馬放牧場
宮古馬(みやこうま)は日本に8馬種しかいない在来種で、国の天然記念物に指定されており、絶滅危惧種でもあります。数も2018年現在で47頭しかおらずとても貴重です。
私が見かけたのは親子の宮古馬。母親に甘える仔馬がとてもかわいかったです。
その牧場をすぎるとすぐに大きな風車が見えてきます。
西平安名(にしへんな)岬展望台
美しい夕日が沈む岬として宮古島で有名なのが西平安名岬。残念ながら今回は台風接近中でしたので昼のうちに見に行きました。
風の強い宮古島では風力発電が適しているようで、ものすごい勢いで風車が回っていました。そして岬のすぐそばから池間(いけま)島を見る事ができます。
この時点でそろそろ夕方に差し掛かってきたので島の中心である平良(ひらら)地区に戻ります。
パイナガマビーチ
地元の人も観光客も夕方になるとパイナガマビーチに集まってきて夕日が沈むのを眺めるそうで、この日も台風が接近していて空には厚い雲がかかっているにも関わらず人が集まってきていました。もちろん、ビール片手に地元のおじさんもいらっしゃいました。このへんはヤンバル(沖縄北部)と全く同じ風景で、きっと家では奥さんが子供たちに夕ご飯を食べさせる準備をしていることでしょう。
ちなみにすこし離れたところにトゥリバー公園があります。トゥリバとはみやこぐち(宮古島の方言)でのんびりしたという意味。私は時間と天気の関係で行くことは出来ませんでしたが、トゥリバー公園は伊良部大橋の全景と夕日がいっぺんに楽しめる場所なので時間のある方は足をのばしてみてください。
そのあとはホテルにチェックインして、夕食をすませました。そして私がとても楽しみにしていた場所へ向かいます。
宮古島温泉
沖縄本島に住んでいると無性に入りたくなるのが天然温泉です。海洋深層水やスパはあるのですが、私が入りたいのは源泉のある温泉です。
43度ぐらいの入りやすい温度のお湯でとても気持ちよかったです。宮古島温泉以外にもシギラリゾートが展開するシギラ黄金温泉もありますのでせっかく宮古島に来たらリゾートと温泉と一度に味わってください。
毎回の事ですが、バタバタと一日が過ぎ、台風の速度が遅くなることを祈りつつ寝ました。
宮古島の回り方(2日目)
そして2日目の朝、私の祈りは届かずどんどん宮古島に向かって台風は接近しています。こうなると飛行機が飛ばなくなる可能性がありますので朝一番でまずは空港に向かい、飛行機の時間を一本早い便に変更しました。
こういう時は電話はつながらない可能性が高いので空港に直接行くのが一番です。
そしてもし本州まで帰る便が取れない場合は最悪、那覇空港までの飛行機を予約するといいです。那覇空港からと宮古空港からでは飛行機の運行便数が全然ちがうのです。
帰る段取りが着いたのであとは回れるだけ観光地を回ります。まず最初に訪れたのは空港から5分ととても近い場所にあるマングローブ林です。
川満のマングローブ
本来は宮古島最大のマングローブ林である島尻マングローブ公園に行く予定でしたが、台風が接近中で時間の関係上行く事が難しかったので、宮古島にあるもうひとつのマングローブ林を見る事にしました。ここのマングローブ林は天然記念物には指定されていませんが、よく整備されていてとても見やすかったです。
観察しやすいようにマングローブ林の真ん中に歩道が作られ、ヤンバルでは見かける事が珍しいベニシオマネキをたくさん見る事ができました。カヤックなどに乗るには時間のない方や純粋にマングローブだけ見たい方には島尻よりも川満のマングローブ林の方が観察しやすいと私は思います。
宮古島は伊良部(いらぶ)島と来間(くりま)島が橋で渡ることができます。せっかくなので今回は来間島に行くことにしました。
来間(くりま)島
来間島には来間大橋を渡るのですが、台風がきていてもびっくりするぐらい海が綺麗でした。(下写真は加工なしです)
小さな島の高台には竜宮城展望台と名前が付けられた3階建ての展望台があります。正面に前浜ビーチが見え、伊良部島や来間大橋も一望(いちぼう)することができます。
お天気がよければ小さな島ですので車を降りて散策するのですが、この時は展望台からトンボ返りで宮古島に戻り、観光を続けます。
イムギャーマリンガーデン
天然のリーフが作るプールの様な場所ですが、比重の違う海水と淡水が交じり合って水面がにじんだようにみえる場所です。また浅いところから深いところまであるのでシュノーケルでクマノミを観察したりできます。無料のトイレやシャワーがあるのもポイントが高いです。
私が行ったときは暴風雨で吹き飛ばされそうになったので残念ながら展望台にはいくことはできませんでしたが、晴れていればそれは美しい景色がみえるそうです。(下写真は宮古島観光協会公式WEBサイトさんからお借りしました。)
東平安名崎(ひがしへんなざき)
太平洋と東シナ海を一度に見る事ができる東平安名崎(ひがしへんなざき)は日本都市公園百景にも選ばれてる人気の観光地で、岬や灯台から見える景色は天気がいいときでも波が高く、かなり迫力があります。私が行ったときはもうすぐそこまで台風がきていたのでそれは見ごたえがある景色でした。
飛行機の予約を前倒しにしたので中途半端な時間になりましたが、私はどうしても行っておきたかったのが宮古島市熱帯植物園です。
宮古島市熱帯植物園
沖縄県最大の植物園である、宮古島市熱帯植物園は入場無料で宮古島の植物だけでなく、本州や台湾の植物も一度に見る事ができる公園のような場所です。植物があればそれを餌(えさ)にする生き物も集まってくるので、きっとこの島の蝶がみれると思ったから私は是非行きたかったのです。
思った通り、この園内にはスジグロカバマダラがたくさん飛んでいました。
ちなみに時間があったら、ぜひ体験したかった藍染、琉装体験(沖縄の昔の衣装を着る事ができます)や宮古馬の乗馬体験もすぐ隣にある宮古島市体験工芸村で体験することができます(要予約)。宮古島市体験工芸村はあまり注目されていない施設ですが、結構穴場だと思います。
いつも以上に駆け足になりましたが、なんとか見たいところは全部みることが出来ました。少し時間は早かったのですが、お土産でもみようと宮古空港に行くと掲示板前に人だかりができていました。なんと私が前倒しして予約した便が機材不良のため振り替え輸送されることになったのです。結果的に早めに来ていたので私は他社の飛行機に乗り換える事ができたのですが、離島×台風×飛行機は想定外の連続になりがちです。どんなに計画を立てていても自然の驚異には太刀打ちできませんのでできるだけたくさんの選択肢を用意して遊びに行ってくださいね。
最後に
宮古島のお土産
沖縄本島に住んでいるのであえて宮古島の特産物であるマンゴーなどは買う気にならないので、なにか旅の記念になるような変わったお土産を買いたいとふらっと立ち寄ったコンビニで買ったのは飲む極上ライス 「ミキ」。
宮古島で宮古島では昔から飲まれているものだそうで、コンビニの店員さん(生粋の宮古島の方)は「甘酒のお酒がないような味?」とおっしゃってたのですが、飲んでみたらおかゆの上澄みを飲んでいる感じでした。
調べてみたらどうもミキは豊年祭(ほうねんさい)のときに神様に捧げるお酒(大ヒットした映画、「君の名は」にでてくる)である【口噛み酒(くちかみしゅ)】が起源だったようです。ミキは神聖な飲み物でした。どうぞ宮古島に行ったときは是非飲んでみて下さい。