喜如嘉に咲くオクラレルカ(長大アイリス) 学名:Iris ochroreuca
A plant that belongs to the Iris family, called Ochroreuca☆ which blooms in Okinawa. Please click translation function on the upper right side of the screen.
春先にヤンバル(沖縄北部)で見られる植物で珍しいものと言えばイルカンダやヒスイカズラなどちょっと本州では見かけないようなものが多いのです。
しかし大宜味村(おおぎみそん)の喜如嘉(きじょか)の田んぼの用水路に植えられたオクラレルカはアイリスの仲間で、見たことがあるような姿になんだかホッとさせてくれます。
喜如嘉(きじょか)のオクラレルカ
オクラレルカ(長大アイリス)
学名:Iris ochroreuca
アヤメ科アイリス属
オクラレルカまたはオクロレウカと呼ばれ、和名は長大(ちょうだい)アイリス。花言葉は「良い知らせ」です。
このオクラレルカの花畑が大宜味の喜如嘉(きじょか)にあります。知る人ぞ知る穴場で、一面に咲くオクラレルカはとても見応えがあります。
オクラレルカはそれなりの長い間咲いているのですが、その年によって満開の時期が異なるので、ベストタイミングで見に行けたのはこの時が初めてでした。
生け花に葉だけ使われる事が多いそうですが、花を生けるときでもカキツバタやあやめの様に約束事がないので自由に活けてよいそうです。下写真は喜如嘉(きじょか)と同じ大宜味村(おおぎみそん)にある田嘉里(たかざと)のグラ祭りに参加した時に飾ってあったオクラレルカです。
キジムナー
このオクラレルカの咲く喜如嘉は三大名物があって、1つ目はもちろんこのオクラレルカ。
2つ目ははキジムナーという妖精の伝説が誕生した場所として有名です。キジムナーはガジュマルなどに宿る木の精で子供には見えると言われています。ちなみに喜如嘉では
キジムナーではなくぶながやと呼ばれ、昔から畏怖の念を抱きながらもとても大事にしたそうです。喜如嘉の別名は「ぶながやの里」と言います。
芭蕉布
そして3つ目は芭蕉布といってショウガ科の大きな葉を持つリュウキュウイトバショウから繊維をとって作る伝統工芸の布やうちわでとても有名な村です。
3月末から4月の頭にかけてオクラレルカは満開なのでその時期にヤンバルを訪問するときは是非見に行ってみて下さい。