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沖縄在住者が教えるディープな沖縄旅行情報 持ち物~目的別ベストシーズン

2018年11月1日

 

沖縄に遊びに来る友達によく聞かれる事をまとめてみました。これを読んでおくと、きっと沖縄旅行の役に立つこと間違いなしです!これは西南諸島や沖縄近辺の離島全般に使える情報と思います。

 

那覇空港から観光地へ

まずは沖縄の距離感と空港からの脱出にかかる時間について。

沖縄は想像以上に縦に長くて移動時間がかかります。そして西原バイパス~那覇~那覇空港周辺の道路は大渋滞しやすいので、どうぞその事を念頭に置いて旅行計画をたてて下さいね。

沖縄には第1ターミナルと第2ターミナルがあります。どちらを利用するかによっても空港を脱出する時間は変わってきます。

 

第1ターミナル(ANAやJALなど)

到着して那覇空港からレンタカーを借りて出発するまでに1時間~1時間半はかかります。那覇空港の場合、レンタカー会社の団体用バスが空港まで迎えに来て、同じ時間帯の飛行機で来た他のお客さんを待ってお店まで行き、そこから受付するからです。

 

第2ターミナル (LCC:ピーチなど)

飛行機の到着遅れも多く、さらに第2ターミナルを利用するピーチなら空港内でのバス移動もありますので第1ターミナルの場合+30分~1時間はかかります。

つまり仮に12時頃に那覇空港に着いたとしても、レンタカーを借りて出発するのが下手すると14時半になってしまいます。さらに、空港近くでお昼ごはんを食べたとすると15時半近くになります。もしもその足で美ら海水族館へ行くならば移動だけで2時間20分~3時間。つまりその時点で17時~18時になってしまいます。

これは返却するときにも同じことが言えます。さらに那覇空港周辺は夕方になると大渋滞がおきますのでLCCで帰る場合は乗り遅れることもあり得ます。

 

効率的なレンタカーの借り方

できるだけ効率よく旅行するためにはレンタカーをどこで借りるべきかが重要になりますが、どの時間帯の飛行機で来るかによってお勧めのレンタカーの借り方は変わってきます。

 

早朝の便で来た場合

那覇空港から近い店舗を持つレンタカーの空港送迎バスで店舗まで行ってレンタカーを借りる。

 

第1ターミナルから近いレンタカー会社

 

LCC (第2ターミナル)に特化したレンタカー会社

LCCに特化したレンタカーは複数ありますが、中でも日産レンタカー(空港から4分)やオリックスレンタカー(空港4分)はLCCターミナル対応プランで予約すると第2ターミナルから店舗までの直接送迎バスが出ており、かつ店舗も空港にかなり近いので時間を短縮できます。

 

昼の便で来た場合

モノレール駅周辺のレンタカー会社は空港から離れているので予約する人も少なく、レンタカーを借りるために待たずに借りることができます。

でも、実際のメリットはライカムで無料で乗り捨てできること!

 

沖縄ではレンタカーの乗捨て料金が無料のところが多いですがライカムというショッピングモールで乗り捨てできるのは大きい!例えば、お子さんとお母さんがライカムでお土産を買って、スターバックスでコーヒーを飲んでいる間にお父さんは一人寂しくレンタカー返却ということができます。また、バス専用レーンを通る高速バスで那覇空港に戻ることができるので夕方の便で帰る場合におすすめです。

借りる時は那覇空港からモノレールで12分、県庁前で下車(260円)。デパートりうぼう前のニッポンレンタカー県庁前店で借りて、帰りはニッポンレンタカーライカム店にて乗り捨て返却します。そこから徒歩10分(タクシーでもOK)、高速バス停留所「山里」まで移動し、山里から那覇空港まで高速バス(970円)。

  • ニッポンレンタカー

 

夜の便で来た場合

ホテルまで那覇空港とリゾートホテル間を結ぶ高速バスで移動し、翌朝レンタカーをホテルに配車してもらう(配車、引き取り費用がかかります)

 

空港で借りて返却できるレンタカーで借りる

空港受け渡しが出来るレンタカーがあります。現金支払いのみですが、空港をすぐ出発できるのはとても便利です。また、那覇市内のホテルなら配車可能です。

 

ETCについて

自動車専用道路を通る場合は必ずつけましょう! 現金精算のレーンはいつも大渋滞します。

 

沖縄の道路事情

沖縄の道路、本州の道路とは様子が違うことがたくさんあります。

 

沖縄 道路 サンゴや貝
沖縄 道路 サンゴや貝

 

道路がよく滑る

沖縄の道路は雨の日だけでなく、晴れている日もすごく滑りやすいです。その理由は道路にサンゴなどが含まれた材料を使用しているからです。沖縄の土地の性質上、本来道路に使用される砂や砂利が少ないため、コーラルリーフロック(隆起珊瑚礁石灰岩)を多く固めたものを使用しているため、ツルツル滑りやすいです。最近では減ってはきているのですが、まだまだ大部分で使用されています。

 

米軍籍の車が走っている

YナンバーやAナンバー(軽4)がそれにあたります。

もし米兵所有の車と事故を起こしたらややこしくなることが多いです(アメリカ人と日本人の根本的な考え方も違いますからね)。せっかく旅行にきているのでトラブルは抱えたくないですから見かけたら車間距離を取って安全運転を心がけましょう。

 

渋滞がひどい

沖縄は車社会です。特に朝と夕方の那覇、各自動車専用道路の入り口は至る所で大渋滞しますので、帰りの飛行機が夕方の方は時間に気をつけてくださいね。レンタカーの返却がある方は、レンタカーの返却と点検に思ったよりも時間がかかります。もし帰りの飛行機が19時のLCCならば、美ら海水族館を出るのは15時半過ぎ、レンタカー返却場所到着が17時半がベストだと思います。

 

運転が得意ではない

沖縄の方はお世辞にも運転が上手いとは言えない人が多く、道を譲ってくれる時も予想外の行動をとります(でも、必ず入れてくれるやさしい人が非常に多いです)。ノロノロ走っていたかと思えば突然止まっておもむろに運転席の窓から手を出して先へ行けと指示します。それが先の見えない山道のカーブだったとしても、止まって道を譲ってくれます。

 

名古屋走りならぬ沖縄走りがある

右折や左折専用レーンは勿論の事、車線変更するときでも指示器を出さないことが多いです。赤信号の時はかなり前から減速し、ちゃんと停止をしないで青信号になるのを待ちますのでトロトロと進みます。

 

その他の注意事項

  • おじいやおばあが無茶な横断をすることがありますので、前方を注意してください。
  • 猫の飛び出しが非常に多いです。なかなか注意しにくいですが、注意してください。
  • 場所によっては、ヤンバルクイナやイタチ、ハリネズミが飛び出してきます。そういう場所ではスピードを出さずゆっくり走ってください。もし希少生物を轢いてしまったら至急下記に電話してください。

 

 

沖縄や離島への旅行の必需品

絶対に忘れてはいけない3種の神器

  1. 海風がかなり強いのでひも付き帽子
  2. 例え雨予報でもすぐに止んで強烈な日差しがさすので日焼け止め
  3. 紫外線が海外並みに強いのでサングラスも。

 

この3つは夏でも冬でも関係なく必要なアイテムです。

沖縄は海風が強いので人の集まるところでの晴雨兼用傘は不向きです。髪の毛の乱れ防止と強い紫外線よけにはひも付き帽子が最適です。

あと梅雨時期でも雨が1日中降ることはあまりない上に、雨の隙間で晴れると日差しが強烈なので必ず日焼け止めを塗ってください。サングラスもかけないと、色素の薄い人だと強い紫外線で片頭痛を引き起こします。

ちなみに靴も歩きやすいものを一足はお持ちください。城跡や斎場御嶽(せいふぁうたき)などの観光地でも意外と足元が悪いので、できれば汚れてもいい靴はあった方がいいです。

できましたら合わせて下記の記事を読むことをお勧めします。

沖縄 強い日差し 風
沖縄 強い日差し 風

 

服装

冬の服装

沖縄は確かに本州に比べると冬も暖かいです。でも暖かいからと言って真冬に半袖やノースリーブの人は一部の観光客か米兵さんか、本州から引っ越してきた「しまないちゃー」ぐらいです。

結論から言うと、沖縄の冬は紫外線が弱まるので薄手の長袖に少し厚めの羽織るものがあればベスト。暖かいと思っていても陰ったとたんに寒くなるのが沖縄の冬の天気。大抵は車移動なので急に寒くなったときのために車にコートを積んでおいてもそこまでの荷物になる事はないです。

余談ですが、冬に寒がってムートンブーツにダウンを着ているのは意外にも生粋のうちなんちゅー(沖縄県民)です。

ヤンバル(沖縄北部)の離島では家にストーブがあるのも珍しくなく、山の中は夜は意外と寒いです。(7℃ぐらい)

 

夏の服装

逆に沖縄の夏はご存知の通り暑いですが、うちなんちゅー(沖縄県民)は暑い日も薄手の長袖を着ています。

紫外線が半端ないので直に太陽の光を浴びると刺すように痛いので長袖の方がいいんですね。また、薄手の麻シャツや風通しの良いカーディガンを羽織っている方が気化熱の関係で涼しく感じるそうです。

ところで沖縄は紫外線は強いですが、実は温度的には東京や大阪よりも近年は涼しいです。平均気温も35度を上回ることもないし、日陰に入ると海風が吹き抜けて涼しかったりします。

 

沖縄のベストシーズンは

沖縄 名護市 21世紀の森ビーチ 虹
沖縄 名護市 21世紀の森ビーチ 虹

沖縄に遊びに来るにはいつがベストシーズンか?というのをよく聞かれるのですが、答えは“The coast is clear.”

いつだって今がチャンスです!

あえて挙げるなら世間的にシーズンオフと言われている

10、11月私的には一番オススメです。

 

晴れていても日中歩き回れるぐらいの紫外線量、10月前半なら海も余裕で入れます。おまけにシーズンオフだから料金も安いし人も少ないし、晴れている日も多いです。

ただ、2014年10月に巨大台風19号が発生時に友達が来沖していて大変でした。台風ばかりは発生時期も毎年変わりますし、発生したら大抵3日間で沖縄に到達します。そうなったらもうホテルに籠るしかなくなります。

 

他の時期は?

12月~1月

台風が来ない時期といえば11月~4月で、12月~1月は沖縄の冬にあたり、曇りがちです。昼の気温は20度オーバーの日が続いて過ごしやすいですが、観光地には海風が吹きますので体感温度はかなり低く感じます。海のレジャーはちょっと厳しいです。暖かさを求めてくるなら12月が避けたほうがいいです。

 

1月後半~2月

クメノサクラ、緋寒桜、コスモスやケラマツツジが咲き始めます。プロ野球のキャンプも各地で始まるのでそれを見に来る観光客はとても多いです。

 

3~4月

はっきりと春を感じれるほど温かい日が続きます。沖縄では春を「うりずん」と呼んでいます。草木が青々と茂り瑞々しい季節を指す言葉です。山に入れば色とりどりの花が咲き乱れて一番山歩きが楽しい季節です。

 

5~6月

沖縄では一足早く梅雨のシーズンに突入しますが、パッとスコールの様に降り、あとは晴れて一日中雨という事はあまりないです。

本格的な鍾乳洞探検、滝や山のトレッキング等が本当にディープで楽しい沖縄の遊びですので、それなら多少の雨でも問題なく楽しめます。ただ、綺麗な海を見てカフェ巡りするなら別の時期がいいでしょう。

また、鳥たちは子育ての季節なので雨の後は野生のヤンバルクイナや山ガメ、絶滅危惧種のカニなども見る事が出来ます。その後はかなりの確率で虹が見られます。車を運転する方は注意してくださいね。

 

7~9月

正気の沙汰じゃないほど日中は暑いです。台風も頻発します。うちなんちゅー(沖縄県民)は長袖をきて、日中は出歩きません。紫外線が強すぎて肌に突き刺さる様な痛さです。またこの時期の昼間に露出した水着で海に入るのは観光客の方だけです。

しかし観光地は子供向けのイベントが一番多く行われている時期なので、子供さん連れにはいいかもしれません。 

また確かに暑いですが、日陰に入れば海風が通って本州(九州、四国含む)よりも過ごしやすいです。

 

以上を踏まえて沖縄旅行の準備をすると効率よく沖縄旅行ができると思います。是非楽しんでくださいね。

 

2018年11月1日

Posted by hana