ここにしか咲かない珍しい桜：クメノサクラ (久米桜）学名：Cerasus jamasakura var. chikusiensis‘Kume’

2018年3月13日2024年4月1日

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クメノサクラ（久米桜）
学名：Cerasus jamasakura var. chikusiensis　Kume
ツクシザクラの近縁。

世界中で久米島にしか咲かないと言われている桜、クメノサクラ。
内地の桜のように花びらがハラハラと桜吹雪になる、沖縄では極めて珍しい桜です。

暖かい地方の桜はカンヒザクラのように花ごとボトッと落ちるタイプがほとんどです。

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カンヒサクラに挿し木をして育てた1000本が、沖縄本島の北部、本部町（もとぶちょう）伊豆味（いずみ）でも見られます。時期は3月初旬が見頃です。

花びらの色は白から薄いピンクに変わっていき、とても綺麗なんですが、クメノサクラは植樹されている数が少ないのと開花が揃わない種類のようで満開どきに訪れるのが難しいです。ただ、蕾、花、葉桜と種子まで一つの枝で見ることができます。ヤマザクラのツクシザクラの近種という説もあるので葉と花が同時に咲く場合もあるのかも。どちらにしても「満開」で見ることは難しそうです。