鍼灸学生必見★体のパーツ(頭部、背部、胸部、腹部)の経絡順序の覚え方【東洋医学4】
目次
陰陽の十二経絡が全身を走っていて、1番大きな分け方が太陽の当たる背中側が「陽」で太陽の当たらないお腹側が「陰」という2つに分かれます。そして体を大きなブロックに分けてざっくりした経絡の位置を覚えておくと国家試験だけではなく臨床でもとても役に立つと思います。
1番簡単なのが
背中の経絡
1番簡単なのは背中のど真ん中(正中線)は督脈、その両脇を足の太陽膀胱経が占めます。
胸・腹部(鎖骨から恥骨結節まで)の経絡の語呂合わせ
正中線から脇に向かって
任脈→足の少陰腎経→足の陽明胃経→足の少陰脾経→足の少陽胆経
人参🥕とイカ🦑ひたすら脇へ
人(任脈)
参(腎)と
イ(胃)
カ(肝)を
ひ(脾)
た(胆)すら脇へ
※ただし第7肋間にある足の少陽胆経の「日月」だけは脾経のラインよりも内側に入るので 任脈→足の少陰腎経→足の陽明胃経→足の少陽胆経→足の少陰脾経となる
頭部の経絡の語呂合わせ
頭部は頭皮マッサージをするときに必ずと言っていいほどこのラインに沿ってマッサージしていきます。真ん中の督脈をスタートし、髪の生え際は
督脈(神庭)→膀胱経(眉衝)→膀胱経(曲差)→胆経(頭臨泣)→胆経(本神)→胃経
特にボーボーだけどタンタンと行く
※膀胱経は2行目から1ラインになる
前腕と下半身の経絡はこちらからどうぞ
その他の語呂合わせ
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