鍼灸学生必見★体のパーツ(前腕、足背、下肢)の経絡順序の覚え方【東洋医学5】
目次
陰陽の十二経絡が全身を走っていて、1番大きな分け方が太陽の当たる背中側が「陽」で太陽の当たらないお腹側が「陰」という2つに分かれます。そして体を大きなブロックに分けてざっくりした経絡の位置を覚えておくと国家試験だけではなく臨床でもとても役に立つと思います。上半身編はこちらからどうぞ
下肢の経絡の語呂合わせ
内側
足の内側から順番に足の少陰腎経→足の太陰脾経→足の少陽胆経
【足無い人生、母が悲観】
足無い(足の内側)
人生(腎経)
母が(母趾)
悲(脾経)
観(肝経)
※ただし内果尖より上方7寸(中都)以降は
足の内側から順番に足の少陰腎経→足の少陽胆経→足の太陰脾経となるので注意
外側
足の太陽膀胱経(第5趾外側)→足の少陽胆経(第4趾外側)→足の陽明胃経(第2趾外側)
【消防のタンク、中がないのに自信いっぱい】
消(小趾/第5趾))
防の(膀胱経)
タンク(胆経)
中がないのに(中趾/第3趾に経絡なし)
自信(示趾/第2趾)
いっぱい(胃経)
足背の経絡の順番の語呂合わせ
小指側(第5趾)から順番に
足の太陽膀胱経(第5趾外側)→足の少陽胆経(第4趾外側)→足の陽明胃経(第2趾外側)→足の竅陰肝経(第1趾内側)→足の太陰脾経(第1趾外側)
【消防のタンク、中がないのに自信いっぱいで館内被害】
消(小趾/第5趾))
防の(膀胱)
タンク(胆経)
中がないのに(中趾/第3趾に経絡なし)
自信(示趾/第2趾)
いっぱいで(胃経)
館内(肝経 内側)
被害(脾経 外側)
手の経絡の語呂合わせ
内側(手の三陰経)
陽が当たらない内側は手の陰経になります。小指から順番に手の少陽小腸経→手の太陽三経→手の陽明大腸経となります。
【母の少ない商いでパイの中小を中心に包み、終始少々神経質】
母の(母指)
少ない商いで(少商)
パイの(肺経)
中小を(中衝)
中(中指)
心に包み、(心包経)
終始(小指) –
少々(少衝)
神経質(心経)
外側(手の三陽経)
陽が当たる外側は手の陽経になります。小指から順番に手の少陽小腸経→手の太陽三経→手の陽明大腸経となります。
【生涯少ない薬味にこだわり干渉したのは山椒のみ。指示した父の商いは大きい】
生涯(小指外側、小腸)
少ない(少沢)
薬味にこだわり、(薬指)
干渉したのは(関衝)
山椒のみ(三焦経)
指示した父の(示指/橈側)
商いは(商陽)
大きい(大腸経)
その他の語呂合わせ
東洋医学の考え方や経絡経穴の語呂合わせ
実在しない臓器や実在していても実際の臓器とは違う働きをする東洋医学の生理学。そして360個以上もある経穴の名前を覚えるのはもはや呪文を唱えるようなものです。そこで自分なりに整理した五要穴以外の語呂や東洋医学の考え方などを考えました。よかったら参考にして見てください。
解剖学や生理学の語呂合わせ
鍼灸の国家試験を受けるときには他にも解剖学や生理学を覚えなければなりません。こちらも語呂を考えたので良ければお使いください。