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飛べない鳥☆野生のヤンバルクイナ 【国頭村】

2019年3月28日

 

Okinawarail in North of Okinawa is also called YanbarukuinaPlease click translation function on the upper right side of the screen.

沖縄に来て私が一番会いたかった生き物は野生の

ヤンバルクイナ(山原水鶏)
学名:Gallirallus okinawae
ツル目クイナ科ヤンバルク
イナ属
英名はokinawarail

日本の沖縄県の北部(ヤンバル)地域である国頭村・大宜味村・東村にのみ生息する固有種。縄張り意識がとても強いので飼育には向かず、飼育展示場や動物園でも一羽で飼育されています。ヤンバルクイナは鳴き声で縄張りを主張する為、録音した別の個体のヤンバルクイナの鳴き声を流すと反応があります。

野鳥観察会などで一緒になるおじさんは国頭村(くにがみそん)の奥(おく)集落に行けば会えると教えてくれたのです。すぐに奥集落に通うようになったのですが、私は一向にヤンバルクイナに会えませんでした。実は早朝でない限り会うの事はなかなか難しいからです。

しかしやはり野生のヤンバルクイナに会ってみたいと思って何度も何度も奥に通っていました。そしてラッキーなことある日の奥集落のさらに山奥でとうとう野生のヤンバルクイナに会いました。

どんくさい鳥の代名詞のように言われるヤンバルクイナですが、実際の動きは結構俊敏で、なかなかカメラに収める事ができません。それでも8~10羽ほど次々に現れては消え、現れては消えを繰り返しその姿を見せてくれました。そして車を走らせ始めるとなんと道路際の広場のようなところに食事の為じっとしているヤンバルクイナがいました。そっと車の窓を下ろし望遠レンズで慌ててシャッターを切ってとれたのが下の写真2枚です。

 

ヤンバルクイナ(山原水鶏) 学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏)学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏) 学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏)学名:Gallirallus okinawae

一度見かけるようになると生き物を見つける目が出来て、奥以外でもヤンバル(沖縄北部)の道路で時々見かけるようになりました。それでも彼らは道路を一瞬で駆け抜けてしまうためなかなか撮影できません。そんな時、とある集落でヤンバルクイナが生活していると聞きました。早起きして撮影しに行ったらたくさんいました!

ヤンバルクイナ(山原水鶏) 学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏)学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏) 学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏)学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏) 学名:Gallirallus okinawae
ヤンバルクイナ(山原水鶏)
学名:Gallirallus okinawae

しかし2017年の春、いつものようにひっそりと早朝にその集落に行くとまさかの大型の観光バスが止まっていました。それ以降明らかに姿を見せてくれるヤンバルクイナの数は減ってしまいました。残念です。

ヤンバルクイナの敵であるマングース対策も成果を上げてることもあっての生息数自体は毎年増え続けています。しかしやはり飛べないことが災いしてロードキル(道路で乗り物にひき殺される事)の対象になりやすいことは変わっていませんのでどうぞヤンバルを走るときはゆっくり運転でお願いします。

観光で来た方で確実にヤンバルクイナを見たいときは、ヤンバルクイナ生態展示学習施設がおススメです。ガラス越しにはなりますが、好奇心旺盛なヤンバルクイナが向こうから近づいてきてくれます。

 

2019年3月28日

Posted by hana