Translate:

琉球独自の歴史が学べる沖縄県立博物館・美術館【沖縄:那覇】

2019年10月11日

 

Okinawa Prefectural museum and Art museum ☆ Travel Information of Okinawa. Please click translation function on the upper right side of the screen.

 

ヤンバルに住んでいるとなかなか那覇まで足を延ばすことがないのですが、沖縄ならではの文化により触れたいなと思って時々沖縄県立博物館に行きます。

 

沖縄県立博物館
沖縄県立博物館

 

また、博物館の建物の中もとても素敵です。

 

沖縄県立博物館
沖縄県立博物館

 

時間のない方は常設展のみになりがちですが、入り口からなかなか凝っています。

 

沖縄県立博物館
沖縄県立博物館

 

私は博物館が好きなのでたくさんの博物館に行きます。どの博物館も基本的には教科書に載っていたようなジオラマや再現家屋があるものですが、沖縄には独自の文化があるので今まで見たことがないような展示物が多くありました。うちなんちゅー(沖縄県民)は学校で習うようですが、本州の学校では教えない琉球王国の歴史がここにはたくさんありました。

また、独自の展示だと思ったのはアメリカ統治下の沖縄の様子や、江戸時代に葛飾北斎が「富嶽三十六景」で勢いのある時に描いた「琉球八景」です。(普段は浦添美術館に展示されています。)「琉球八景」は江戸幕府が発刊した「琉球国志略」に挿入されている「球陽八景図」を参考に北斎が想像でアレンジを加えたもので、その中の1つである「龍洞松涛(りゅうどうしょうとう)は現在の奥武山公園付近を書いたものですが、なんと雪が降り積もっている作品です。

 

龍洞松涛 りゅうどうしょうとう 琉球八景 りゅうきゅうはっけい
龍洞松涛 りゅうどうしょうとう 琉球八景 りゅうきゅうはっけい

 

ところで様々な展示物がある中でなぜか私が特に気に入ったのがホラ貝のヤカン。美ら海水族館に隣接している海洋文化館でも見たことがないです。このブラヤクン(ほら貝のヤカン)でお湯を沸かして飲むと病気が治ったという言い伝えがあるらしいです。(下写真左)

 

沖縄県立博物館
沖縄県立博物館

 

また、その隣のクバの葉で作るクバジー(上写真右)も素敵だなと思っていたら、後日自分で作る機会がありました。美術館のものよりも簡易的なものですが、私は気に入って使っています。(下写真)

 

クバ(久葉)で作ったかご  ビロウ(枇榔)学名:Livistona chinensis
クバ(久葉)で作ったかご  ビロウ(枇榔)学名:Livistona chinensis

 

私が初めてこの博物館に行ったのは「大哺乳類展 ぼくらのなかまたち」が開催されていた時です。国立科学博物館で最初に開催されたのが2010年3月13日~6月13日までだったので、なんと沖縄で開催されるまでに5年かかっているということです。

 

その他にはヤンバルや西表島や宮古島の自然を再現した部屋もあり、いっぺんに色々知るにはよくできていると思いました。

ちなみに是非おトイレにも立ち寄ってみて下さい。かなり大きなサイズの琉球ガラスが埋め込まれていてとても綺麗です。

 

沖縄県立博物館
沖縄県立博物館

 

又、博物館の外には無料の展示スペースがあり、穀物などを保管する高倉、赤瓦づくりの民家などが誰でも自由に見る事が出来ます。

 

沖縄県立博物館
沖縄県立博物館

 

 

ホームページ

 

アクセス

店名:沖縄県立博物館・美術館
住所:沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
TEL:098-941-8200
営業時間:9:00~19:00(18:30まで受付)
定休日:月曜(但し、月曜日が祝日の場合は開館し、その翌平日が休館。)、年末(12月29日~31まで)

 

那覇空港から 車で約20分

2019年10月11日

Posted by hana