古い官舎(公務員宿舎)や団地(URや公営)の間取りや部屋にあるもの
各部屋について(続き)
玄関と洗面所(洗濯機置き場)
玄関と洗面所は隣り合っています。洗面台には古いホテルでも行かない限り見る事ができなさそうな小さな鏡が付いています。洗濯機を置くスペースは昔ながらの細長い2層式洗濯機を置くように想定して作られており、もちろん収納棚もありません。我が家は6キロの縦置きタイプの洗濯機で小型ですがやはり圧迫感があります。キッチンからベランダに出れるような間取りの場合はベランダに洗濯機を置いて、キッチンから水を引く場合もあるようです。
上写真の死角になっていますが、壁と板を固定するネジが無理やり固定されているようでかなり緩んでいます。気がついた時に閉めていますが、完全に閉めることはできません。
洗濯機の排水と底上げ
洗濯機の排水はお風呂場にするしかないのですが、少なくとも15センチぐらい底上げしないといけなかったので洗濯機の底上げと稼働できるタイプのを組み合わせて使用しています。
キャスター付きにしているので風呂場横まで持って行き、排水をしています。
微妙に排水ホースも短いのですが、排水ホースを延長するとホースが長すぎて洗濯機に引っ掛ける場所がなくなるので水道と洗濯機をつなぐ延長ホースをつけました。
バランス釜のお風呂
お風呂というのはボタンを押せばお湯が貯められて設定すれば自動的に温度も湯量も調節してくれるものだと思っている人にはかなりの衝撃だと思いますが、自分で種火(たねび)をつけて点火してお湯を温めるタイプのお風呂がバランス釜です。なんだか大変そうに聞こえますが、ガスを付けている間は窓を開けてはいけない(開けると一酸化炭素中毒になります)事を除けば特に難しくはないです。
※ちなみに各省庁が独自に持っている官舎(例えば厚生労働省の地方にある官舎など)は震災時に予算がついた為、耐震補強工事と共に改修工事が行われてお風呂やトイレなどの水回りが綺麗になっている可能性が高いです。
ただし、床がタイルなので滑るし冷たいのでスノコは必要です。木のスノコでもいいのですが洗濯機の排水をするたびにスノコを動かさないといけないので、速乾性で軽いものを購入しました。
水圧はかなり弱いのでシャワーヘッドは付け替えたほうがいいです。節水目的よりも水圧をあげる為に取り換えました。
また、排水溝も詰まりやすいのでパイプユニッシュ、風呂釜掃除用にジャバも購入しました。
✰✰✰追記✰✰✰
ある日、お風呂に入ろうと思ったら突然プシュッと音を立てて火が消えてお風呂の種火がつかなくなりました。そして一週間のち新しくやってきたのも新しいタイプになったバランス釜でした。
納戸(収納庫)
玄関にはかなり広い納戸が付いています。(上の間取り図では物入です)この納戸には初めから棚板が2枚ありますが、私はさらに使いやすいように自分で突っ張り棚を2個つけました。(下写真の白いもの)納戸には普段使わない季節物(スノーボードや加湿器や靴)や備蓄用のミネラルウォーターやカップラーメン、予備のダンボールなどを収納しています。かなり便利です。
使った突っ張り棚はこちらです。登山用の靴なども収納しているので少々の重さにも耐えられるものを選びました。
ちなみに靴を脱いで家に上がらないと玄関の電気がついていない為、乾電池式のワンタッチライトを付けていますが1000円ぐらいでセンサーライトが買えるので今後買い替えを検討しています。
トイレ
我が家のトイレはさすがに綺麗でしたが、和式を無理やり洋式にしたタイプなどもまだまだ現役であるそうです。
トイレ内にコンセントがあったのでトイレ便座とカバーを外して自分で取り付けました。古い建物は冬場は特に寒いのでこれがあるだけでも全然違います。
玄関脇の4畳半の和室
この部屋はほぼ押し入れの収納しか使用していませんが、その押し入れに大きな傷がありました。
真ん中の仕切り板に亀裂があり、板の上も破れています。またこの大きな傷ばかりに目がいって後日気が付いたのがふすまの裏の大きな穴と部屋に入ってすぐの畳の傷です。この穴の件について管理人に確認した所、100均などで売っている襖の穴を塞ぐシールで応急処置し、それ以上穴が大きくならないように対応して下さいとの事でした。(2019年5月初旬発見)。
※天井の水漏れ
築50年近くになると様々なところが老朽化してきます。そしてまさかの天井から雨漏れがありました。ぱっと見は分からないのですが、大型の台風が来た日に見てみると茶色いシミが畳についていたのです。すぐに管理人に連絡して修理依頼をかけましたが、修理完了するまで約10日ほどかかりました。(その間はキッチンボールで雨水を受けていました)。屋上のひび割れした場所から天井に張り巡らされている防水シートを伝って漏れてきたという結論で、業者が漏れた部分だけを修理しくれました。
5階は雨漏りも多いらしく特に電気を取り付ける部分や天井と壁の淵の木枠の部分はよく雨漏りするそうです。
6畳の和室
6畳の和室にはTVのアンテナジャックがあり、エアコンの穴はありません。また、この部屋は押し入れはありません。
ダイニングと6畳の和室をつなぐふすまには小さな穴が開いていました。
奥の4畳半の和室
畳の日焼けは通年劣化として認められ、基本的には退去時に修繕費用は要求されませんが家具の痕や擦り傷は修繕対象になります。でもチェックする管理人さんによって見逃してくれたりもするので最初からついている場合もあります。
団地の押入れはとても広いので突っ張り棒やカラーボックス、書類ボックスなどを使ってタンスの代わりに使用することが出来ます。そちらのアイデアは古い団地で快適に暮らすアイデア【部屋編】を参照にしてみて下さい。