【2019年は3/9と3/10に開催】ヒージャーオーラセーが楽しい☆勝山シークヮーサー花香り祭り【名護市】
目次
Goatfighting☆Katuyama Shekwasha Hana-kaorimaturi Festival☆You can enjoy goatfighting & Citrus depressa’s flower & fragrance. Please click translation function on the upper right side of the screen.
勝山のシークヮーサー花香り祭とその場所
名護市にある勝山(かつやま)で毎年3月の第一週目の土日に開催されるのがシークヮーサー花香り祭です。このお祭りの一番の見どころはお祭りの名前にもあるようにシークヮーサーの2大産地のうちのひとつである勝山でシークヮーサーを知ってもらって楽しもうというものです。
そもそもシークヮーサーとは
和名をヒラミーレモンといい、ミカンの仲間です。うちなーぐち(沖縄の方言の)でシーは酸っぱい、クワーサーは食べさせるで酸っぱい(ものを)食べさせるという意味。よく目にするのはこんな形のものです。
沖縄らしい食べ物
勝山と言えば住民よりも山羊の数の方が多いと言われるほど山羊が日常生活の中に根付いている場所です。もちろん、山羊汁も沖縄そばも販売しています。
残念ながら私は山羊汁は食べられないので、生姜とヨモギが入ったおにぎりとシークヮーサージュースにしました。このおにぎり、この勝山のお祭り会場でしか見たことがないのでもしかしたら誰かのオリジナルレシピなのかもしれません。
シークヮーサー花香り祭の見どころ
申し込み制の登山コース(500円)や、いつでも見れるシークヮーサーの花見散策(無料)など普段自然から離れている人でも山や花を楽しむ事ができるプログラムも用意されているのがこの祭りの良いところです。
花見散策コース
花見散策コースでも案内の係りの方がいて、もぎたてシークヮーサーを食べながら山やシークヮーサーの説明を聞くことが出来ます。この勝山は嘉津宇岳(かつうだけ)の麓(ふもと)にあって、シークヮーサーと山羊(やぎ)が住民の数よりも多いと言われています。(下写真)
ヒージャーオーラセ(闘山羊)
うちなーぐち(沖縄の方言)でヒージャーは山羊(やぎ)、オーラセは戦いという意味。
2日目の昼から開催されるヒージャーオーラセは地元のおじさんの司会でゆるやかに始まります。近くでみると山羊同士の戦いはなかなかの迫力なのですが、司会のおじさんのゆるやかなしゃべりに癒されます。
「これ以上やると来年怖がってやらないから辞めましょう」とか「この山羊は酒屋さんのおじさんが飼い主です」とか聞いていてかなりホッコリします。
試合に出る前の山羊たちは本当に大人しく、紐でつながれて順番を待ちます。(下写真)そして、飼い主のおじさんに頭をこすりつけて頭を撫でてくれるように要求して甘えています。
一等は山羊の抽選会
ヒージャーオーラセが終わると一等に子山羊(こやぎ)が当たる抽選会が始まります(下写真)。頭にリボンをつけられてみているだけでとても癒されて、かわいいです。
村の小さなお祭りは地元の人向けの事が多いので抽選などは最初から参加する権利がないものが多いのですが、この勝山シークヮーサー花香り祭はお金をだしてこの抽選チケットを購入できます。(下写真)
最初は一枚300円ぐらいだった気がするのですが2019年は一枚500円です。一番最初の年の抽選券だけ番号が呼ばれて紫蘭(しらん)の植木が当たりました。(下写真)二等は一輪車だったのですが、子供が乗るやつかと思ったら農作業に使う方でした。当選番号は呼ばれなくても最後には多めに用意した植木やシークヮーサージュースなどが貰えるので実質のハズレはなしです。
ちなみに観光で来ていて山羊が当たっても困ると思うでしょうが、そこはなんとその場ですぐ子山羊のオークションが始まって地元の人が買い取ってくれます。司会のおじさんは「食べないでねー。大事に育ててまたヒージャーオーラセに参加させてねー」と呼びかけてますが、大体は食べられる運命です。オークションは15000円ぐらいからのスタートになるので、いいお小遣いになります。もしもそうなったらそのお金は是非沖縄で使って、利益を還元(かんげん)してあげてください。
ホームページ
アクセス
名前:勝山シークヮーサー花香り祭
住所:沖縄県名護市勝山468 勝山公民館前
名護の道の駅 許田から 車で約7分