戻る道と茅打(かやうち)バンタ【沖縄:国頭村】
沖縄本島の最北端にある辺戸岬(へどみさき)に向かう途中にある絶景スポットである茅打(かやうち)バンタ。
うちなーぐち(沖縄方言)でバンタは崖(がけ)の意味です。一つにまとめた茅(かや)をこの崖から落とすと海からの強風でバラバラになって落下することが名前の由来。辺戸岬と同じく2016年までは沖縄海岸国定公園に含まれていましたが、世界遺産に向けて新しく作られたやんばる国立公園に移されました。
高さ100メートルの断崖絶壁の展望台から見る海の向こうには天気がよければ伊是名(いぜな)島や伊平屋(いへや)島が見えますが、この日はものすごい海が荒れていて、目の前まで水しぶきが上がっていました。
茅打バンタのそばにある戻る道は、まだ道路が整備されていなかった昔はこの茅打バンタのある断崖絶壁の岩の裂け目に打ち込んだ杭や木の根を足場に越えて行かなければならず、かなり細い山道であったために途中で道の向こう側から人がくるとどちらかが戻って道を譲らねばならなかったことからそう呼ばれていましたが、今は軽自動車ぐらいなら通れる道幅まで広げられています。(下写真)
少し広げられた道の隅ではリュウキュウメジロがたくさん集まっていました(下写真)。
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名前:茅打ち(かやうち)バンタ
住所:沖縄県沖縄県国頭郡国頭村字宜名真
名護の道の駅 許田から 車で約70分