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まるでトトロの森!海へ続く並木道☆フクギ(福木) 学名:Garcinia subelliptica【沖縄:本部】

2019年5月21日

 

本部町にある美ら海水族館の前の道をさらに北上すると備瀬(びせ)岬があります。そこにとなりのトトロに出てくるような素敵な海へと続く道があります。雰囲気のあるこの場所は備瀬のフクギの並木道と呼ばれています。

 

フクギ(福木)
学名:Garciniasubelliptica
キントラノオ目フクギ科フクギ属

備瀬 フクギ(福木) 学名:Garcinia subelliptica
備瀬 フクギ(福木)学名:Garcinia subelliptica

 

沖縄では元々フクギは台風対策の為の防風林(ぼうふりん)としてあちこちに植えられているのでどこででも見ることはできます。しかしここは近くに美ら海水族館があることもあって手軽に寄ることが出来る観光スポットとして人気があります。最近は観光地化がすすみ、お洒落なカフェもできています。またレンタサイクルで周辺を散策することや、水牛に乗って観光することもできます。

備瀬 フクギ(福木) 学名:Garcinia subelliptica
備瀬のフクギ(福木)学名:Garcinia subelliptica

 

ちなみにこのフクギという植物は昔から沖縄の生活に根付いていて、フクギの樹皮は古くから紅型(びんがた)、琉球紬(りゅうきゅうつむぎ)、久米島紬(くめじまつむぎ)などの着物の黄色染めに用いられてきました。また、アルカリを加えて赤味の黄色に、錫(すず)を加えて黄色に、銅を加えて黄緑色に、また鉄を加えて黒味の青緑色に化学変化を起こしてそれぞれ染色させてきました。

フクギは果物の女王と呼ばれるマンゴスチンと近い仲間で、その実は一見美味しそうに見えます。しかし鳥だけでなく、なんでも食べるカラスですら熟しても見向きもしないので相当まずいようです。このフクギの実を好んで食べるのは沖縄では唯一オリイオオコウモリぐらいです。

 

フクギは街路樹として町の中にも植えられているのですが、オリイオオコウモリが食べきれなかった実は熟して道路に落下しています。実が成熟する8月頃の道路はなんともいえない悪臭を放っています。

 

ホームページ

公式ホームページがないため、レンタサイクルや沖縄そば、散策ツアーなどをやっている福レンタサイクルをご案内しておきます。 ※私自身は地元民の為、利用したことがないです。

 

アクセス

店名:備瀬のフクギの並木道
住所:沖縄県名護市
駐車場:大型の無料駐車場がフクギの並木道の入り口にあります

名護の道の駅 許田から 車で約45分

 

 

2019年5月21日

Posted by hana