遺産相続について【相続税って絶対かかるの?】
目次
遺産を相続する前に知っておきたいこと
夫婦間、親子間といえど死を目前にしてお金のやり取りは気まずいもの。しかし、入院費や亡くなったらお葬儀代もすぐに必要になってきます。
銀行は凍結されるのか?相続税でどれぐらい税金がかかるのか?
知りたいですけど、どこに聞けばいいかわからない。
そんな疑問を2018年12月現在、私がわかる範囲で書いていきたいと思います。
故人所有の銀行の普通預金口座は凍結される?
一番聞かれる質問が「銀行は凍結されるのか」ということです。先に結論から言うと銀行口座はこちらから死亡を伝えた時に初めて凍結されます。
故人がすごい資産家で訃報が新聞にのるような方でしたら別ですが、よっぽどのことがない限り死亡届を市役所に提出したとしても、銀行に個人情報が漏れることはありません。
故人所有の銀行の定額貯金口座は凍結される?
これは手続き上では口座凍結されませんが、本人以外が手続きできないため事実上は凍結と同じです。銀行に死亡診断書を持って行くことで口座が凍結され、そこから相続の手続きになります。
故人所有の投資信託は凍結される?
これも手続き上ではこちらから信託会社に連絡しないと口座は凍結されませんが、銀行を通して投資信託をしている場合が多いので、銀行に死亡を知らせると凍結されます。投資信託についても、こちらから死亡診断書を持って取り扱い銀行へ行って一旦、口座が凍結され、そこから相続の手続きになります。
相続税って絶対かかるの?
これは誰がいくら相続するかで違ってくるのですが、仮に相続人が1人だとしても不動産(マンションや一軒家)と預貯金合わせて3,600万円以下の場合はかかりません。
さらに相続人が1人増えるごとに控除額が600万円づつ加算されるので相続人が2人だと4,200万円(3,600万円+600万円)、3人だと4,800万円(3,600万円+600万円+600万円)まで相続税はかかりません。
さらに相続人に故人の配偶者が含まれる場合、配偶者控除として1億6,000万円まで相続税はかからないので相続人全員の同意のもとで遺産分割協議書を作成し、配偶者に1億6,000万円相続するようにすれば大抵の場合は相続税はかからないと思います。
ちなみに生命保険は相続税はかかりません。
相続の手続きや不動産の相続による名義変更って難しい?
これはどんな内容の相続を受けるか、相続人同士でもめ事がないかなどいくつか条件があります。しかし私が思うには自分達で相続の配分を決めることが出来て、書類や印鑑もそろえる事が出来て、なおかつ何度も市役所や法務局に行くことが出来る人がいるならば自分達でやることは十分可能です。
実際私は自分で調べて出来ました。特に不動産の相続による名義変更はハードルが高いと思ってたのですが、意外と簡単にできました。
これについては詳しく書く予定にしているのでしばらくお待ちください。