第30回はり師きゅう師国家試験問題(問題127~131)東洋医学臨床論のざっくりとした解説付き
目次
- 1 第30回はり師きゅう師国家試験(問題127~131)東洋医学臨床論
- 1.1 クイズ形式(問題127~131)
- 1.2 問題と解答一覧
- 1.2.1 【問題127】緊張型頭痛に対する局所治療について罹患筋と治療穴の組合せで正しいの はどれか。
- 1.2.2 【問題128】マン・ウェルニッケ肢位にある片麻痺患者に対して、上肢の痙性の改善を目的に相反性Ia 抑制を応用した低周波鍼通電療法を行う場合、適切な治療穴の組合せはどれか。
- 1.2.3 【問題129】「55 歳の男性。頸部の神経根症状により左肩関節外転筋力低下、左上腕二頭筋反射減弱、左上腕外側の知覚鈍麻がみられる。」
- 1.2.4 【問題130】「38 歳の女性。家事や子どもの世話が忙しく、最近になって手関節に痛みを感じるようになった。アイヒホッフテスト陽性。」
- 1.2.5 【問題131】顎関節症患者に対して下顎骨の前方移動の作用がある筋を刺激する場合、 最も適切なのはどれか。
第30回はり師きゅう師国家試験(問題127~131)東洋医学臨床論
第30回はり師きゅう師国家試験問題(問題127~131)東洋医学臨床論をクイズ形式にしたものと一問一答(ざっくりとした解説付き)です。
クイズ形式(問題127~131)
問題と解答一覧
【問題127】緊張型頭痛に対する局所治療について罹患筋と治療穴の組合せで正しいの はどれか。
1.側頭筋 ーーー 風 池
2.僧帽筋 ——— 翳 風
3.後頭筋 ——— 玉 枕
4.頭半棘筋 —— 脳 空
【正解・解説】3
緊張型頭痛をやすいのは後頭筋。
3.後頭筋 ——— 玉 枕
【その他の選択肢】
1.側頭筋 ーーー 風 池
2.僧帽筋 ——— 翳 風
4.頭半棘筋 —— 脳 空
【問題128】マン・ウェルニッケ肢位にある片麻痺患者に対して、上肢の痙性の改善を目的に相反性Ia 抑制を応用した低周波鍼通電療法を行う場合、適切な治療穴の組合せはどれか。
1.消 濼 ーーー 外 関
2.曲 沢 ——— 内 関
3.承 筋 ——— 承 山
4.豊 隆 ——— 足三里
【解答・解説】1
脳梗塞や脳血管障害の後遺症で起こるマン・ウェルニッケ肢位。上腕三頭筋で橈骨神経溝中にある消濼から外関まで刺激することで上肢の痙性麻痺が改善すると考えられる。
1.消 濼 ーーー 外 関
【その他の選択肢】
2.曲 沢 ——— 内 関
3.承 筋 ——— 承 山
4.豊 隆 ——— 足三里
次の文で示す症例の障害神経根の部位で最も適切なのはどれか。
【問題129】「55 歳の男性。頸部の神経根症状により左肩関節外転筋力低下、左上腕二頭筋反射減弱、左上腕外側の知覚鈍麻がみられる。」
1.C3 ‒ C4 間
2.C4 ‒ C5 間
3.C6 ‒ C7 間
4.C7 ‒ Th1 間
【解答・解説】2
2. C4 ‒ C5 間
【その他の選択肢】
1.C3 ‒ C4 間
3.C6 ‒ C7 間
4.C7 ‒ Th1 間
次の文で示す症例に対する局所治療穴として最も適切なのはどれか。
【問題130】「38 歳の女性。家事や子どもの世話が忙しく、最近になって手関節に痛みを感じるようになった。アイヒホッフテスト陽性。」
1.内 関
2.合 谷
3.列 欠
4.陽 池
【解答・解説】4
アイヒホッフテストやフィンケルシュタインテストが陽性になるのは長母指外転筋や短母指伸筋炎症して起きるドケルバン病。
4.列欠
【その他の選択肢】
1.内 関
2.合 谷
4.陽 池
【問題131】顎関節症患者に対して下顎骨の前方移動の作用がある筋を刺激する場合、 最も適切なのはどれか。
1.下 関
2.牽 正
3.大 迎
4.太 陽
【解答・解説】1
下顎骨の前方移動の作用がある筋は外側翼突筋であり、その位置にあるのは
1.下 関
【その他の選択肢】
2.牽 正
3.大 迎
4.太 陽