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「湖畔」の特別展示中!黒田記念館【東京:上野】

 

Kuroda Seiki, often considered as the father of modern Western-style painting in Japan # Travel Information of Tokyo. Please click translation function on the upper right side of the screen.

 

黒田記念館の事を知ったのは「フランス人がときめいた日本の美術館」からです。それまで何度も上野恩賜公園に立ち寄っていたのに、その存在に気が付きませんでした。

 

黒田記念館

東京国立博物館の一部である黒田記念館は日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝(くろだせいき)の遺言によって作られ、館内の黒田記念室(作品を入れ替えつつ常時展示)と毎年3回(新年、春、秋)に公開している黒田清輝の代表作である「読書」、「舞妓」、「智・感・情」、「湖畔」をゆっくり鑑賞できる特別室を設けています。秋は2019年10月29日(火)~2019年11月10日(日)、その次は2020年1月2日(木)~2020年1月13日(月)、そして2020年3月24日(月)~2020年4月5日(日)が決まっています。

 

2階に階段あがるとすぐに見えるのが特別室です。入り口がすでに額縁の役割を果たしていて、一つの作品の様です。

 

 

特別室だけでなく、普段の展示(黒田記念室)も撮影OK(フラッシュは厳禁)です。鑑賞無料な上に撮影OKなのです。黒田清輝の遺言通り日本の芸術に役立つようにという配慮からだと思われます。

 

「智」「感」「情」 Wisdom, Impression and Sentiment

「湖畔」と共にパリ万博に《Etude de Femme》(裸婦習作)と題して出品して銀賞を受賞。「湖畔」よりも「智・感・情」の方が海外での評価は高かった。等身大の日本女性が三体、裸体で描かれていて、当時は好意的ではない意見も多かったと言われています。

私自身も「湖畔」を見に来たつもりでしたが、気が付けばこの絵の前にずっと立っていました。

 

 

湖畔 (Lakeside)

後に黒田の妻となる照子夫人がモデルになっていて、日本の夏の避暑地を明るいタッチで描いています。誰もが知る黒田清輝の代表作です。

 

 

読書 Reading

フランス画壇へのデビュー作。

 

 

黒田記念室

作品を入れ替えながら一年中鑑賞できるのが黒田記念室です。

 

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実は「雲」が見たかったのですが、すでに展示期間は終了していました。代わりに今回気になったのが

 

瓶花  Flowers in Vase

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漆喰の飾りが本当に美しい天窓は、現在は作品の展示を考慮して人工照明に変えられましたが、元々は天窓から採った自然光で鑑賞できるように作られていました。この「瓶花」は自然光で見たらより一層美しいだろうなと思いました。

 

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自画像(トルコ帽)

黒田清輝の若かりし頃の自画像。

 

 

作品が入れ替わる度にまた訪問したい美術館です。

 

ホームページ

 

アクセス

名前:黒田記念館
住所:東京都台東区上野公園13-9
TEL : 03-5777-8600
営業時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)※時期により変動あり
観覧料:無料
休み:月曜(祝日・休日の場合は開館、翌火曜日休館)、年末年始。ただし原則として、ゴールデンウィーク期間とお盆期間中は無休 

 

 

 

Posted by hana