6/16まで!大哺乳類展2-みんなの生き残り作戦 ☆ 国立科学博物館【東京都台東区:上野】
Mammals 2 ~Struggle for life~【National Museum of Nature and Science】Travel Information in Tokyo. Please click translation function on the upper right side of the screen.
過去に沖縄県立博物館で開催された「大哺乳類展」がとても良かったので、今回その続編である「大哺乳類展2」が国立科学博物館で展示されていることを知って行ってきました。私は国立科学博物館自体が初めてだったのですが、本館の常設で展示も興奮の連続で素晴らしかったです。特別展である「大哺乳類展2」の展示もとても良くできていて、なおかつ国立科学博物館の研究員の方のプレミアムトークもとても楽しかったです。
国立科学博物館常設展編↓
特別展「大哺乳類展2-みんなの生き残り作戦」
展示について
海から進化した生き物たちは移動運動(歩いたり、走ったり)するロコモーションを独自に進化させて生き残ってきました。剥製(はくせい)と骨格を並べて展示し、それぞれがどういう特性があるのかをわかりやすく展示されています。解説のビデオもあるのでとても見やすかったです。
約200種類の哺乳類の剥製を一堂に展示していて、ものすごい迫力なので是非現地で体験してほしいと思います。あまり詳しく書いてしまうと見る楽しみがなくなるのでダイジェスト版で写真だけ載せておきます。
立派な角を持つ鹿の仲間は雄が雌に振り向いてもらうためのアピールポイントとしてどんどん進化したのは有名な話です。
私の趣味で鹿の写真が多めですが、草食動物と肉食動物の顎(あご)や歯の骨の違いが分かりやすく展示されていたり、マッコウクジラの全身を天井からつるして展示したりしています。また、剥製に触れるものもあるので意外と固い野生動物の手触りを肌で感じる事もできます。
プレミアムトーク
私が行った時のプレミアムトークは東京大学の對比地 孝亘(ついひじ たかのぶ)博士による「横隔膜(おうかくまく)を持つ哺乳類と、持たない爬虫(はちゅう)類、恐竜の走行と呼吸の違いについて」でした。
お話の中のひとつ「爬虫類の呼吸」について。
トカゲなどの爬虫類は瞬発力が高く、捕まえるのが難しいほど俊敏な動きをします。それは爬虫類は走ったり足を横に動かす為に横隔膜が片方押しつぶされて機能しなくなり、走っている間の呼吸は止まります。呼吸が止まると糖をエネルギー源として使用する為、全身の力が入ります。しかし呼吸が止まると乳酸が溜まって筋肉が動かなくなるため持続性がありません。しかし同じ爬虫類である恐竜は一般的な哺乳類同様に直立歩行(背中を筋肉で固めて足を縦に動かす)していた為、走っても肺は押しつぶされませんでした。そこで長距離を走ることも出来だとされています。
お土産ショップ
大哺乳類展2の会場を抜けると出口付近にお土産コーナーがあります。珍しいものは他にもたくさんあったのですが、このぬいぐるみたちの可愛さにやられました。たぶん他では買えないと思います。
ホームページ
アクセス
店名:国立科学博物館
住所:沖縄県東京都台東区上野公園7-20
TEL:03-5777-8600
営業時間:09:00~17:00(金曜・土曜は 09:00~20:00)
定休日:月曜(日・月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始(12/28~1/1)、くん蒸期間(6月下旬頃)
常設展の入館料:一般 620円 高校生(高等専門学校生を含む)以下 無料
特別展の場合の金曜・土曜の営業時間(09:00~20:00)と料金はその時々で変わりますのでHPにてご自身で必ずご確認下さい。
特別展の入り口にはこの看板が立っています。