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旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦酒造工場)☆2019年東京文化財ウォーク

2019年11月2日

 

Brewery factory which made of bricks building at Oji # Travel Information of Tokyo. Please click translation function on the upper right side of the screen.

 

旧醸造試験所第一工場

 

建築家妻木頼黄の設計した建物

旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦(あかれんが)酒造工場)は、明治37年に建設当時大蔵省総務局営繕課長だった建築家の妻木頼黄(つまきよりなか)により設計されました。横浜赤レンガ倉庫、現在の神奈川県立歴史博物館そして東京の日本橋などを手がけた妻木の建築物は現存するものが少ない為全て貴重な建築遺産です。国の重要文化財に指定されている為、普段は敷地内には立ち入ることは禁止されていて、毎年「東京文化財ウィーク」など特別な時のみ内部公開されています。

 

赤煉瓦酒造工場

赤煉瓦酒造工場と呼ばれるだけあって建物すべてレンガを積み重ねただけで出来ています。この日、見学に来ていた他の参加者を見ていると醸造過程を見学に来ているというよりはみなさん妻木の建物を堪能しているように見えました。

 

 

 

白色施釉煉瓦

ボイラー室は白い煉瓦(れんが)を使用しているのですが、これは通常のレンガの上に釉薬(ゆうやく)を塗って劣化を防いだものだそうです。

 

 

耐火床

 

天井は綺麗なアーチ状になっています。

 

 

イギリス積みの方が耐震力が強く、結果的には関東大震災でも燃えずにそのまま残りました。

 

 

1階から2階へと続く階段の途中にある丸窓はとてもかわいいです。

 

 

さらに3階へと続きます。

 

 

旧醸造試験所第一工場の役割

当初、旧醸造試験所第一工場は古くから伝来の技術のみに頼っていた当時の酒造方法を改良発展させるために作られ、酒類の醸造技術を科学的に研究する国立研究機関や酒税とも関わりがあることから大蔵省が所管しており、現在は醸造技術者の講習や研修の場として活用されています。

 

 

日本酒百年貯蔵プロジェクト

現在は講演会やイベントで使用される事が多いようですが、この研究所の奥の見学できるエリアで1つだけ現在進行形で進められているプロジェクトを発見しました。2005年に始まったばかりなのでまだまだ先は長いですが、有名どころの蔵元を集めてここで保存分析しているようです。

 

 

ホームページ

 

アクセス

名前:旧醸造試験所 第一工場 (赤煉瓦酒造工場)
住所:東京都北区滝野川2丁目45−9

通常は内部非公開になっていて立ち入り禁止です。すぐ隣の醸造試験所跡地公園はいつでも入ることができるので外から赤レンガの建物を見ることは出来ます。

 

 

飛鳥山公園のあすかパークレール(アスカルゴ)を左手に見ながら坂道を登っていくと音無橋(おとなしばし)があります。それを超えてると左手にPIZZA HOUSEの看板が見えますのでまっすぐ進むと醸造研究所跡公園の入り口が見えてきます。

 

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#醸造試験所跡公園#王子#滝野川

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広場を横切ると旧醸造研究所第一工場がすぐに見えます。

 

2019年11月2日

Posted by hana