ホントウアカヒゲ (本島赤髭)Larvivora komadori namiyei (Stejneger, 1887)
ホントウアカヒゲ(本島赤髭) 学名:Larvivora komadori namiyei(Stejneger, 1887) スズメ目ツグミ科コマドリ属 ホントウアカヒゲのホントウは沖縄本島の事。ヤンバル(沖縄北部)の沢沿いに生息します。夏に奄美大島、徳之島、男女群島、トカラ列島で繁殖し、冬に先島諸島へ移動するアカヒゲの固有亜種。ホントウアカヒゲもアカヒゲも絶滅危惧種Ⅱです。 好奇心旺盛でこの撮影時も1mぐらいまで近くに来ていました。胸が黒いのが雄で白っぽいのが雌です。 ...
アマミヤマシギ (奄美山鷸) 学名:Scolopax mira
アマミヤマシギ(奄美山鷸) 学名:Scolopax mira チドリ目シギ科 奄美大島、加計呂麻島、徳之島、沖縄本島だけに生息する固有種です。本州にいるヤマシギよりも茶色く、少し短くて太いくちばしを持ちます。目が頭の後ろ寄りについているため、ほぼ360度見えると言われています。首と尾は短く、足も他のシギにくらべて短いです。絶滅危惧II類 及び国内希少野生動植物種に指定されているとても貴重な鳥です。夜行性で体の色が保護色になっているので見つけることが難しかったです。(下 ...
リュウキュウメジロ(琉球目白)Japanese White-eye 学名:Zosterops japonicus loochooensis
リュウキュウメジロ(琉球目白) 学名:Zosterops japonicus loochooensis スズメ目メジロ科 目の周りが白いからメジロと言います。一般的なメジロは脇腹が褐色ですが、リュウキュウメジロは脇腹が白いです。美しい声とかわいらしい姿で人気ですが、現在は一般には鳥獣保護法により捕まえることは禁止されています。 メジロにはお互いが押し合うようにピッタリと枝に並ぶ習性があって、そこから混み合っている事や物事が沢山ある事を「目白押し」という言葉が出来たそうです。 ...
ルリカケス(瑠璃橿鳥) 学名:Garrulus lidthi
ルリカケス(瑠璃橿鳥) 学名:Garrulus lidthi) スズメ目カラス科カケス属 奄美大島、加計呂麻島、請島の固有種。鹿児島県の絶滅危惧II類と国の然記念物に指定されています。羽が瑠璃(るり)色なのでルリカケス。主にスダジイやタブノキからなる常緑広葉樹林に生息。 スタジイ タブノキ 奄美大島に生息するルリカケスは国の天然記念物と鳥獣保護区に指定されている「湯湾岳」で見ることが出来ます。 あまり鳥に詳しくない方だとイソヒヨドリの雄と見間違うこともあ ...
アマミイシカワガエル(奄美石川蛙)学名:Odorrana splendida
アマミイシカワガエル(奄美石川蛙) 学名:Odorrana splendida アカガエル科ニオイガエル属 奄美大島にも沖縄本島にもオキナワイシカワガエルは以前からいましたが、2010年に奄美大島の固有種としてアマミイシカワガエル、ヤンバル(沖縄北部)の固有種としてオキナワイシカワガエルに分類されました。 普段はスタジイの森の中の渓流沿いにいるそうですが、私は奄美大島のナイトツアーで連れて行ってもらった林道の排水管で発見しました。ひょっこり覗く姿がかわいいです(下写真) ...
アマミハナサキガエル 学名:Odorrana amamiensis (Matsui, 1994)
アマミハナサキガエル 学名:Odorrana amamiensis (Matsui, 1994) アカガエル科ニオイガエル属 ハナサキガエルはヤンバル(沖縄北部)に生息する固有種ですが、奄美大島でも見かけたので調べてみると最近南西諸島のハナサキガエル類と分類され直したようです。あまり詳しいことは分かっていませんが、ハナサキガエル同様にスタイルは抜群でした。(下写真)
アマミノクロウサギ(奄美野黒兎)学名:Pentalagus furnessi
日本の在来種のウサギで特に有名な2種類が北海道にいる蝦夷(えぞ)ウサギと奄美大島のアマミノクロウサギ。奄美大島に行くからには絶対に会ってみたかったのでナイトツアーに参加して会うことが出来ました。 アマミノクロウサギ(奄美野黒兎) 学名:Pentalagus furnessi 兎形目ウサギ科アマミノクロウサギ属 奄美大島と徳之島にのみ生息する固有種であり、絶滅危惧IB類に指定されています。春と秋の年2回、一匹づつ出産すると言われていますが、ナイトツアーのガイドさんによると一年通して赤 ...
野良やぎだっています!沖縄県民に愛される動物No1☆山羊(やぎ)
本州だと牧場などでわざわざ触れ合いに行く生き物として山羊が飼われていますが、沖縄では山羊は犬同様に首輪をつけて散歩している風景をよく目にします。 また、それが脱走して野良山羊になって迷子になっていたりします。 もちろん普通に家畜としても飼われているのでトラックで運ばれているのにもよく遭遇します。 でも一番珍しいのは闘牛のように戦わせる「闘ヤギ」ではないでしょうか? 沖縄では山羊(やぎ)のことを「ヒージャー」といい、戦いやケンカ ...
ベニシオマネキ (紅塩招) 学名:Uca chlorophthalma crassipes
東村(ひがしそん)の慶佐次(けさじ)湾のヒルギ林で見かけた ベニシオマネキ(紅塩招) 学名:Uca chlorophthalma crassipes スナガニ科シオマネキ属 ウェービングといって雌に関心を持ってもらう為に腕を振っているのが雄のベニシオマネキ(上写真)。ベニシオマネキという名前ですが全身が赤いわけではなく、瑠璃(るり)色交じりだったり、黒かったりします。ハクセンシオマネキよりも警戒心が強いみたいでなかなか姿を見かけるのが難しいです。 オキナワハクセンシオ ...
ヤンバルの大自然が見渡せる大国林道(おおくにりんどう)の長尾橋(ながおばし)【国頭村】
そこにいるだけで癒される大国林道 ヤンバル(沖縄北部)の国頭村(くにがみそん)は医学的な証拠に裏付けられた「癒し」効果が認められている「森林セラピー基地」として認定されていて、この大国林道も含まれています。森林セラピーとは一面の緑や遠くの山々を目で見て、森の香りを嗅いで深呼吸し、耳で川のせせらぎや鳥のさえずり、落ち葉を踏みしめる音を聞き、木の幹に触れることで、脳にリラックス効果を生み出します。ただそこにいるだけで癒される効果があるのが森林セラピーです。 ...