第30回はり師きゅう師国家試験問題(問題107~111)経絡経穴概論のざっくりとした解答付き
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第30回はり師きゅう師国家試験(問題107~111)経絡経穴概論
第30回はり師きゅう師国家試験問題(問題107~111)経絡経穴概論をクイズ形式にしたものと一問一答(ざっくりとした解説付き)です。
クイズ形式(問題107~111)
問題と解答一覧
【問題106】十二刺の偶刺に基づいた治療穴の組合せで正しいのはどれか。
1.太 淵 ーー 列 欠
2.太 淵 ーー 肺 兪
3.中 府 ーー 列 欠
4.中 府 ーー 肺 兪
【正解・解説】4
隅刺とは心痺(腰痛・動悸)に用いられる刺法で背部と胸部を刺す。
4.中 府 ーー 肺 兪
【その他の選択肢】
1.太 淵 (腕)ーー 列 欠(腕)
2.太 淵 (腕)ーー 肺 兪(腕)
3.中 府 (胸)ーー 列 欠(腕)
【問題107】経脈の流注で生殖器をめぐるのはどれか。
2.足の厥陰経
2.足の太陰経
3.足の少陰経
4.足の厥陰経
【解答・解説】4
4.足の厥陰経(肝経)
【その他の選択肢】
1.足の陽明経 →胃経
2.足の太陰経 →脾経
3.足の少陰経 →腎経
【問題108】 八会穴で募穴でもある経穴が所属する経脈はどれか。
1.足の太陰経
2.足の厥陰経
3.足の太陽経
4.足の少陽経
【解答・解説】1
1.足の太陰経脾経の慕穴 →章門(臓会)
【その他の選択肢】
2.足の厥陰経 肝経の慕穴 → 期門(肝経)
3.足の太陽経 膀胱経の慕穴 → 中極(任脈)
4.足の少陽経 胆経の慕穴 → 日月(胆経)
【問題109】骨度で胸骨体下端から臍中央と同じ寸法はどれか。
1.内果尖から肝経の絡穴
2.外果尖から胃経の絡穴
3.手関節掌側横紋から肺経の穴
4.手関節背側横紋から大腸経の郄穴
【解答・解説】2
骨度で胸骨体下端から臍中央までは8寸
2.外果尖から胃経の絡穴 → 豊隆 (8寸)
【その他の選択肢】
1.内果尖から肝経の絡穴 → 蠡溝 (5寸)
3.手関節掌側横紋から肺経の郄穴 → 孔最(7寸)
4.手関節背側横紋から大腸経の穴 → 温溜(5寸)
【問題111】胸骨角を基準に取るのはどれか。
1.胃
2.小 腸
3.心 包
4.三 焦
【解答・解説】1
1.胃 → 中脘
【その他の選択肢】
2.小 腸 → 関元
3.心 包 → 膻中
4.三 焦 → 石門
【問題111】胸骨角を基準に取るのはどれか。
1.幽 門
2.鳩 尾
3.玉 堂
4.気 舎
【正解・解説】3
3.玉 堂
頬骨角は第2肋骨の高さにあり、これを基準に取る経穴が2つ。
1つは第3肋骨の高さが玉堂で、もう1つは第4肋骨の高さで膻中。
【その他の選択肢】
1.幽 門
2.鳩 尾 →胸骨体下端の下方1寸
4.気 舎→鎖骨内端上部で胸鎖乳突筋の二頭筋間