北斎が晩年を過ごした栗の郷「小布施」と直筆の屋台天上画が残る北斎館【長野:小布施】
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Hokusai painted Dragon and Phoenix for the ceiling of the festival float # Travel Information of Nagano. Please click translation function on the upper right side of the screen.
葛飾北斎の美術館といえば東京の両国にあるすみだ北斎美術館が有名ですが、北斎が晩年に暮らした長野県小布施(おぶせ)には肉筆の天井画が残っています。北斎といえば版画のイメージですが、肉筆画も素晴らしいです。せっかく長野に来たからには見たいと思って行ってきました。



入り口を入ってすぐに大達磨絵の展示。名古屋の寺院で120畳の大きさの紙に大達磨(おおだるま)を描いて人々を驚かせた北斎。北斎は「富嶽三十六景」にも有名な作品がたくさんあります。

北斎の肉筆画
釈迦御一代記図絵
40代の北斎は曲亭馬琴や十返舎一九と組んで本の挿絵を描いていましたが、段々と錦絵などを手がけて挿絵の世界からは遠ざかっていたのですが、晩年に今までの北斎がもつ技術の集大成とも言える「釈迦御一代記図絵」を書き上げています。


富士越龍
北斎が亡くなる年のお正月に書かれた描き始めで北斎晩年の絶筆とされる富士越龍(ふじこしのりゅう)

肉筆画帖





えび、さば、あわび

水恋鳥

雪中せきれい

菊図

釈迦灸図

圧巻の屋台絵
代表作の錦絵「冨嶽三十六景」からさらに進化した荒々しい大波の迫力溢れる波が描かれた
上町祭屋台





赤の背景に龍、黒の背景に鳳凰が描かれ、陰陽を表現したと言われる
東町祭屋台



北斎に大満足して美術館を後にしたら今度は情緒あふれる街並みを残した小布施を散策することにしまいた。


かつての宿場町栗の郷「小布施」
江戸時代に宿場町として栄えた街並みがそのまま保存されているお布施は「栗の郷」としても有名で和菓子屋さんの本店が軒を連ねていました。

門をくぐるとイートインスペースがあります。


栗の季節には小布施堂の「朱雀モンブラン」や「栗の点心 朱雀」を求めて多くの人が訪れるとか。残念ながらお店のイートインの営業時間に間に合わなかったので、モンブランカップと栗あんをテイクアウトしていただきました。

モンブラン(600円)は甘ったるさはなく中の生クリームもさっぱりしていて胃もたれしせずに2、3個は食べれられそうでした。

栗あん(540円)は値段に恥じない栗の大きさに栗の美味しさを邪魔しない外の皮がいい仕事をしていました。こちらはモンブランとは逆に一つで満足できるのでけして540円は高くないです。

小布施堂は元々酒造会社だったらしく、本店の隣には食事や試飲もできる
蔵元 桝一市付酒造場がありました。

その他にも


など、時間があれば梯子したかったお店がたくさんありました。北斎館に行くついでに利用しようと思っている方はお時間早めの利用をお勧めします。
ホームページ
アクセス
名前:信州小布施 北斎館
住所:長野県上高井郡小布施町小布施485
TEL :026ー247ー5206
営業時間:09:00~17:00
休み:12月31日
新型コロナウィルスに伴う対策が出ています。上記のHPを確認の上、お出かけくださいる(2021年3月現在)
長野電鉄長野線 小布施駅から徒歩約12分