日本一の渓流「奥入瀬(おいらせ)渓谷」と名勝「十和田湖(とわだこ)」【青森:十和田】
目次
Autumn leaves Season has come! # Travel Information of Aomori. Please click translation function on the upper right side of the screen.
十和田湖と奥入瀬渓流
子ノ口(ねのくち)から焼山(やきやま)まで約14km続く奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)と上流にある十和田湖は国の特別名勝および天然記念物に指定されている日本を代表する景勝地です。十和田湖は火山によって作られたカルデラ湖で その美しい青は十和田ブルーと呼ばれています。また、奥入瀬渓流沿いにはたくさんの滝があり、「瀑布街道」と呼ばれています。
子ノ口(ねのくち)
奥入瀬渓谷のスタート地点である「子ノ口」には十和田湖をめぐる観光船の乗車口があります。
![十和田湖 子ノ口 観光船](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA275680-725x544.jpg)
その為、広い駐車所が完備されています。奥入瀬渓谷は紅葉の季節(エコツーリズム期間)には交通規制が入る為、自家用車で渓流沿いを進むことができません。そこで子ノ口に駐車します。ちなみにこの駐車場は十和田湖の目の前なので絶景なのですが風が恐ろしいほど強く吹いていてかなり寒く、紅葉も散っていました。山の中はほぼ無風でそこまで寒くなく、また紅葉もたくさん見る事ができます。
![JRバス子ノ口 十和田湖 奥入瀬渓谷](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA275681-725x544.jpg)
私は子ノ口(ねのくち)からバスで石ヶ戸(いしけど)まで行って8.9kmを歩くコースを選んだのですが、「景色や散策を楽しんでおよそ2時間半でいける」とネットで見かけたので長めに見積もって予定時間を3時間に設定していたのですが、写真を撮りながら休憩もほぼ取らず約4時間かかりました。
JRバス
子ノ口からバスが出ています。大抵の人は私と同じ石ヶ戸までバスで行き、歩いて子ノ口に戻る片道切符を購入しますが一日乗り放題場バスなども運行しているので自分の体力と相談して切符を購入するといいと思います。
このバスの発着所はレンタルサイクルの受付にもなっているので自転車で巡るのもいいと思います。そしてこのレンタサイクル屋さんが発行している奥入瀬渓谷mapが見やすいのでここで貰っておき、石ケ戸まで行くバスの中で奥入瀬渓谷の見どころ案内を放送してくれるので照らし合わせておくとイメージがわきやすいです。
![奥入瀬渓谷map](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/11/7EC42168-7FF3-4226-955F-4AFF61917F73-725x510.jpeg)
食事について
奥入瀬渓谷の散策路には、奥入瀬渓流を眺めながら休憩できるテーブルやベンチがいくつかあります。
![奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270070-725x544.jpg)
そして石ヶ戸には売店があっておそばやうどん、おにぎりなども販売されています。しかし紅葉シーズン時は10:30には売り切れていたので、事前にコンビニで購入する、子ノ口のバス周辺の売店で購入して持っていく、あるいはこの石ヶ戸の売店で先に食べて行く事をオススメします。ちなみに私が行った時にはすでに何も売っていなかったので腹持ちしそうなラブリーパイを買って行きましたが、濃厚なお菓子なので大正解でした。
![ラブリーパイ 青森銘菓](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/11/CE8F905B-69DA-46E0-A5B9-7F3344BCA1D8-725x719.jpeg)
奥入瀬渓谷のトイレ事情
奥入瀬渓谷にあるトイレは石ヶ戸、玉簾(たまだれ)の滝の近く、子ノ口の3ヶ所のみです。石ヶ戸を出発して次のトイレまでは3時間近くあります。渓流沿いを歩くと体が冷えてトイレも近くなるので山歩きには水分補給も大事ですが、トイレまでの距離を考えながら水分は取った方がいいです。
石ヶ戸
スタート地点である石ヶ戸を出発するとすぐに最初の絶景が待っています。
![石ヶ戸 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA275685-725x544.jpg)
石ヶ戸の瀬
![石ヶ戸の瀬 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270063-725x544.jpg)
コケを観察するイベントなども開催されていて、今人気だそうです。下写真はトヤマシノブゴケ。他にもネズミノオゴケやジャゴケなどもたくさん生えています。
![トヤマシノブゴケ(富山忍蘚)学名:Thuidium kanedae Sakurai シノブゴケ科シノブゴケ属](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/11/PA27009-725x725.jpg)
またシダ植物も豊富に生えています。下写真はジュウモンジシダ
![ジュウモンジシダ(十文字羊歯)Polystichum tripteron (Kunze) Presl オシダ科イノデ属](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270076-725x544.jpg)
屏風(びょうぶ)岩
大きな屏風のような形をした岩が屏風岩。夏になると緑の木々に覆い隠されてしまうので紅葉シーズンが一番の見頃だそうです。
![屏風岩 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270078-725x544.jpg)
間門岩(まかどいわ)
![間門岩 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270086-725x585.jpg)
阿修羅の流れ
![阿修羅の流れ 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270091-725x544.jpg)
雲井の滝
![雲井の滝 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270109-544x725.jpg)
ちょうどバス停がある為、人がかなり多いです。
![雲井の滝 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270113-e1573811722338-544x725.jpg)
白布(しらぬの)の滝
この辺りからは同労を挟んで滝が連続してあるので全部の撮影はちょっと難しいかもしれません。
![白布の滝 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270116-e1573813575139-544x725.jpg)
白布の滝を過ぎたあたりにとても雰囲気のある階段があります。
![奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA270125-725x544.jpg)
白布の滝を過ぎてさらに雲井の流れのバス停の所にトイレがあります。この時石ヶ戸を出発してから2時間が経過しています。ちなみに写真撮影で立ち止まる事以外は殆ど休憩なく歩いています。
九段の滝
九段の滝は規則正しく岩が横に積み上げられた様な溶結凝灰岩に滝が流れた見どころある場所です。これはの板状節理(ばんじょうせつり)といって溶岩やマグマが冷えて固まるとき、少しだけ体積が小さく縮んで5角形や6角形の柱状の割れ目ができる事をいいます。奥入瀬渓谷の近くの森山海岸ではもっと大規模な板状節理を見る事ができます。
![九段の滝 奥入瀬渓流 板状摂理](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA275832-e1573815055708-544x725.jpg)
銚子大滝
石ヶ戸から歩いてきて最後の目玉がこの銚子(ちょうし)大橋で、その場所よりも観光客が多かったです。
![銚子大滝 奥入瀬渓流](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA275845-725x544.jpg)
石ヶ戸の売店で食事が出来なかった為、約4時間の奥入瀬渓谷の散策を終えた後で食事をすることにしました。この後の予定は新青森駅に戻るだけだったので、途中にあるお店で食事をしてもよかったのですが、奄美大島に行ったときにドライブ中に目に入ったお店に入ろうと思って一軒もお店が無くてとてもひもじい思いをしたことがあったのでそれだけは避けたかったのです。(結果、奥入瀬渓谷をでて山道を長く走るのでお店が全然見当たらず、ここで食べておいて大正解でした)
子ノ口湖畔食堂
![子ノ口湖畔食堂 十和田湖 奥入瀬渓流 子ノ口](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/12/PA275848-725x544.jpg)
白神山地が秋田県と青森県にまたがる関係なのか、あちこちの売店やレストランで稲庭うどんやきりたんぽ鍋を見かけました。今回はそれがどっちも楽しめる稲庭十和田うどん(税込み1100円)を注文しました。このお店は自分でカウンターへ出向き食券を買う仕組みになっているので席で待っていてもオーダーは取りに来てくれないので注意して下さい。特に紅葉シーズンは常にお客さんで満席な為、店員のおばちゃんたちもいっぱいいっぱいになっています。自分で気が付き行動した方が早いです。
肝心の「稲庭十和田うどん」は優しいお出汁に細めんの稲庭うどんが喉を通りやすく、お米でできている「きりたんぽ」でしっかりお腹もいっぱいになりました。
![子ノ口湖畔食堂 稲庭十和田うどん](https://island.f3-laboratory.com/wp-content/uploads/2019/11/DC3A03F2-B0E2-444F-A00F-D4C4C6F2889B-e1573906010151-544x725.jpeg)
ホームページ
アクセス
名前:子ノ口湖畔食堂
住所:青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔子ノ口471
TEL :0176-75-2226
営業時間:8:30~17:00
休み:11月中旬~4月中旬 ※冬季は営業していません
※紅葉シーズンに奥入瀬渓流を散策する場合、この子ノ口湖畔食堂の道路を挟んだ反対側にある駐車場を利用することになりますので地図はそこに設定してあります。
新青森駅から車で約75分