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ギンネム 銀合歓Leucaena leucocephala

2018年10月12日

  ギンネム(銀合歓) 学名:Leucaena leucocephala マメ科ネムノキ亜科の落葉低木。 若葉にミモシンというアルカロイド系毒素を持っています。 戦中に食べた兵士が全員ハゲになったという逸話もあるほどですが、フィリピンやタイでは若葉をサラダで食べる習慣もあるそう。 ギンネムは世界の侵略的外来種ワースト100に入るほど優占種になりやすく、沖縄だけでなく本州(九州、四国を含む)でも猛威を振るっています。   見た目が可愛いので園芸樹木としても用いられ、その場合はギンネムでは ...

リュウキュウコスミレ(琉球小菫) 学名:Viola yedoensis var. pseudo-japonica

2018年10月11日

  リュウキュウコスミレ(琉球小菫) 学名:Viola yedoensis var. pseudo-japonica スミレ科スミレ属 くたっと首が折れているのが特徴でノジスミレの花に似ている。 沖縄本島の冬から春にかけて咲く可愛いスミレ。 東村のカフェ たちがあのお庭では白い個体も見ることができました。   始めて観察会で見たときは珍しいものだと思ったのですが、その存在に一旦目がいくようになると公園や民家など至る所で目にするようになりました。 それでも名護岳で見たものが1番 ...

デイゴ 梯梧 Erythrina variegata

2018年10月8日

  デイゴ(梯梧) 学名:Erythrina variegata マメ科デイゴ属 落葉低木で日本では沖縄が北限で県花に指定されています。   THE BOOMの島唄の歌詞にも でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た とあるようにデイゴの花が満開だと台風の当たり年と言われ、天災の年になりやすいという言い伝えがあります。 そういえばそれを知ってかTHE BOOMの宮沢さんのお店、みやんちSTUDIO&COFFEEのお庭にもデイゴの木はな ...

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2018年10月7日

  オキナワスズムシソウ(沖縄鈴虫草) キツネノマゴ科 学名:Strobilanthes tashiroi コノハチョウの幼虫が好んで食べるのがこのオキナワスズムシソウ。 やんばる(沖縄北部)の山の中では秋から冬にかけて花を見ることができます。 図鑑などには薄紫の花が咲くと書かれていますが山深い日が当たらないところでは結構白い花の方が見かけます。 コノハチョウ   こちらはネクマチヂ岳で山道を外れて歩いて遭難しかけた時に撮影した思い出深い写真です。  

コノハチョウ 木の葉蝶Kallima inachus eucerca

2018年10月6日

  コノハチョウ(木の葉蝶) チョウ目タテハチョウ科 学名:Kallima inachus eucerca 沖縄県レッドデータ、環境省レッドデータともに準絶滅危惧に指定されています。 沖縄県指定天然記念物です。 熱帯雨林の森に生息し、花の蜜よりも樹液や腐った果実を好んで食します。 私が沖縄に来て、見たい生き物TOP3(ヤンバルクイナ・ノグチゲラ・コノハチョウ)の中で一番遅く出会ったのがこのコノハチョウです。 見つけた時はかなり興奮しました。   幼虫の食草はセイタカスズムシソ ...

リュウキュウイチゴ 琉球苺 Rubus grayanus

2018年10月4日

  リュウキュウイチゴ(琉球苺) バラ科キイチゴ属 学名:Rubus grayanus 地面に向かって可憐な小ぶりの白い花が咲く。 リュウキュウバライチゴとは葉の形態が異なり、独立した一枚になっています。 冬場、花が少ない頃にリュウキュウイチゴもリュウキュウバライチゴも共に咲くので私は特にこの花たちが好きです。 ジャムにするなら沖縄のキイチゴならリュウキュウバライチゴのジャムが一番美味しいと聞いていたけど このリュウキュウイチゴが一番美味しいという意見をチラホラと見かけます。 食べた感 ...

クダモノトケイソウ (果物時計草)Passiflora edulis パッションフルーツ

2018年10月3日

  クダモノトケイソウ(果物時計草) スミレ目トケイソウ科  学名:Passiflora edulis 南国の果物「パッションフルーツ」の花 花言葉の「情熱的に生きる」にぴったりの艶やかな花です。 クダモノトケイソウが属しているトケイソウは英名でパッションフラワーと呼ばれ、 この花をキリストの十字架に見立ててキリスト教を広める為に使ったと言われています。 一方、和名で時計草というように日本では3つに分かれたおしべを時計の針に見立てその花を愛でたと言われています。 花の種類も500近くあ ...

リュウキュウヒメジャノメ 琉球姫蛇目 Mycalesis madjicosa

  リュウキュウヒメジャノメ(琉球姫蛇目) チョウ目タテハチョウ科 学名:Mycalesis madjicosa 八重山諸島では周年、沖縄本島では3月~12月に成虫として活動。 幼虫はチガヤ、ススキなどを食べます。 リュウキュウヒメジャノメの名前の由来は羽に蛇の目(じゃのめ)の様な模様があるから。   交尾しているリュウキュウヒメジャノメ 南国特有の派手な色合いの蝶が多い沖縄の中ではかなり地味目の蝶。 名護岳と轟の滝で撮影しました。  

リュウキュウミスジ(琉球三筋)学名:Neptis hylas luculenta

  リュウキュウミスジ(琉球三筋) チョウ目アゲハチョウ上科タテハチョウ科 学名:Neptis hylas luculenta リュウキュウミスジは日本の本州(九州、四国を含む)のコミスジNeptis sappho intermediaとそっくりですが、 調べた所ではコミスジは西南諸島には生息しないとのこと。 ただし、台湾には生息しています。 沖縄と台湾は生き物がかなり行き来しているので迷蝶(めいちょう)でコミスジが来ていることも考えられます。 正直、素人の私にはリュウキュウミスジなの ...

サキシマスオウノキ 先島蘇芳木 Heritiera littoralis

2018年9月29日

  サキシマスオウノキ(先島蘇芳木) アオイ科サキシマスオウノキ属 学名:Heritiera littoralis 西表島の古見のサキシマスオウノキ群落は天然記念物に指定されていますが、こちらは東村にあるサキシマスオウノキです。島国である沖縄では他の島との交流に船を使っていましたが、 このサキシマスオウノキの大きな板根(ばんこん)をそのまま切り出して船(サバニ)の舵として使用したとも言われています。西表島のサキシマスオウノキも見たこともありますが、東村のサキシマスオウノキもなかなか立派 ...