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ベニツツバナ オキナワカラスアゲハ 沖縄烏揚羽 Papilio okinawensis チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属

2018年10月15日

  オキナワカラスアゲハ(沖縄烏揚羽) 学名:Papilio okinawensis チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属 近年まで本土のカラスアゲハ一種とされていたが、現在はDNA解析などで別の種として扱われている。 オキナワカラスアゲハ 原名亜種 とオキナワカラスアゲハ 奄美亜種の2分類されるそう。 羽の色は奄美亜種の方が青色が強い。 成虫はハイビスカス、幼虫の食草はハマセンダンを食草とする。 私が国頭村の大国林道でとった写真はベニツツバナで食事中のオキナワカラスアゲハでした。 ...

アサギマダラ リュウキュウツワブキ(琉球艶蕗)学名:Farfugium luchuense

2018年10月14日

  秋の嘉津宇岳はリュウキュウツワブキがとても綺麗でアサギマダラとの対比により一層鮮やかな黄色を浮き上がらせてくれます。 アサギマダラ   リュウキュウツワブキ(琉球艶蕗) 学名:Farfugium luchuense キク科ツワブキ属 艶のある葉のフキがツヤブキになった説があります。普通のツワブキは葉がハートの形なのですが、リュウキュウツワブキは扇形をしているのが特徴です。沖縄本島では秋口によく見かけます。 うちなーぐち(沖縄の方言)では「ちいぱっぱ」と呼びます。 イイギリ ...

リュウキュウコスミレ(琉球小菫) 学名:Viola yedoensis var. pseudo-japonica

2018年10月11日

  リュウキュウコスミレ(琉球小菫) 学名:Viola yedoensis var. pseudo-japonica スミレ科スミレ属 くたっと首が折れているのが特徴でノジスミレの花に似ている。 沖縄本島の冬から春にかけて咲く可愛いスミレ。 東村のカフェ たちがあのお庭では白い個体も見ることができました。   始めて観察会で見たときは珍しいものだと思ったのですが、その存在に一旦目がいくようになると公園や民家など至る所で目にするようになりました。 それでも名護岳で見たものが1番 ...

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2018年10月7日

  オキナワスズムシソウ(沖縄鈴虫草) キツネノマゴ科 学名:Strobilanthes tashiroi コノハチョウの幼虫が好んで食べるのがこのオキナワスズムシソウ。 やんばる(沖縄北部)の山の中では秋から冬にかけて花を見ることができます。 図鑑などには薄紫の花が咲くと書かれていますが山深い日が当たらないところでは結構白い花の方が見かけます。 コノハチョウ   こちらはネクマチヂ岳で山道を外れて歩いて遭難しかけた時に撮影した思い出深い写真です。  

コノハチョウ 木の葉蝶Kallima inachus eucerca

2018年10月6日

  コノハチョウ(木の葉蝶) チョウ目タテハチョウ科 学名:Kallima inachus eucerca 沖縄県レッドデータ、環境省レッドデータともに準絶滅危惧に指定されています。 沖縄県指定天然記念物です。 熱帯雨林の森に生息し、花の蜜よりも樹液や腐った果実を好んで食します。 私が沖縄に来て、見たい生き物TOP3(ヤンバルクイナ・ノグチゲラ・コノハチョウ)の中で一番遅く出会ったのがこのコノハチョウです。 見つけた時はかなり興奮しました。   幼虫の食草はセイタカスズムシソ ...

リュウキュウイチゴ 琉球苺 Rubus grayanus

2018年10月4日

  リュウキュウイチゴ(琉球苺) バラ科キイチゴ属 学名:Rubus grayanus 地面に向かって可憐な小ぶりの白い花が咲く。 リュウキュウバライチゴとは葉の形態が異なり、独立した一枚になっています。 冬場、花が少ない頃にリュウキュウイチゴもリュウキュウバライチゴも共に咲くので私は特にこの花たちが好きです。 ジャムにするなら沖縄のキイチゴならリュウキュウバライチゴのジャムが一番美味しいと聞いていたけど このリュウキュウイチゴが一番美味しいという意見をチラホラと見かけます。 食べた感 ...

リュウキュウヒメジャノメ 琉球姫蛇目 Mycalesis madjicosa

  リュウキュウヒメジャノメ(琉球姫蛇目) チョウ目タテハチョウ科 学名:Mycalesis madjicosa 八重山諸島では周年、沖縄本島では3月~12月に成虫として活動。 幼虫はチガヤ、ススキなどを食べます。 リュウキュウヒメジャノメの名前の由来は羽に蛇の目(じゃのめ)の様な模様があるから。   交尾しているリュウキュウヒメジャノメ 南国特有の派手な色合いの蝶が多い沖縄の中ではかなり地味目の蝶。 名護岳と轟の滝で撮影しました。  

リュウキュウミスジ(琉球三筋)学名:Neptis hylas luculenta

  リュウキュウミスジ(琉球三筋) チョウ目アゲハチョウ上科タテハチョウ科 学名:Neptis hylas luculenta リュウキュウミスジは日本の本州(九州、四国を含む)のコミスジNeptis sappho intermediaとそっくりですが、 調べた所ではコミスジは西南諸島には生息しないとのこと。 ただし、台湾には生息しています。 沖縄と台湾は生き物がかなり行き来しているので迷蝶(めいちょう)でコミスジが来ていることも考えられます。 正直、素人の私にはリュウキュウミスジなの ...

サキシマスオウノキ 先島蘇芳木 Heritiera littoralis

2018年9月29日

  サキシマスオウノキ(先島蘇芳木) アオイ科サキシマスオウノキ属 学名:Heritiera littoralis 西表島の古見のサキシマスオウノキ群落は天然記念物に指定されていますが、こちらは東村にあるサキシマスオウノキです。島国である沖縄では他の島との交流に船を使っていましたが、 このサキシマスオウノキの大きな板根(ばんこん)をそのまま切り出して船(サバニ)の舵として使用したとも言われています。西表島のサキシマスオウノキも見たこともありますが、東村のサキシマスオウノキもなかなか立派 ...

オキナワルリチラシ (沖縄瑠璃散らし) Eterusia aedea

  オキナワルリチラシ (沖縄瑠璃散らし) チョウ目マダラガ科 学名:Eterusia aedea     初めて名護岳に登ったときに遭遇したのがオキナワルリチラシ。 羽を広げれば金青色の鱗粉を散らしてそれはそれは綺麗です。 沖縄外にいるのはルリチラシでもっと地味な模様です。 蝶は南に行けば行くほど翅の模様が綺麗で派手になる傾向があります。 そして日本ではオキナワルリチラシは「蛾」に分類されます。 もっとも「蛾(butterfly)」と「蝶(moth )」と日本語や ...