イイギリ (飯桐) 学名:Idesia polycarpa
イイギリ(飯桐) イイギリ科イイギリ属 学名:Idesia polycarpa 落葉高木。 イイギリの和名の「飯桐」はその昔はご飯を包むのに使われたから。 また、白くて軽いので桐の代用として木材に使われたので「キリ(ギリ)」と呼ばれたそう。 イイギリには雄と雌の株があり、ヤンバルでは4~5月に花が咲きます。 これが地味な花なのにとてもいい匂いです。 沖縄では紅葉しないため通常秋になっても山が赤くなることはないのですが、このイイギリの赤い実が紅葉代わりになったりもします。 上の写真は ...
オキナワカラスアゲハ (沖縄烏揚羽) 学名:Papilio okinawensis
オキナワカラスアゲハ(沖縄烏揚羽) 学名:Papilio okinawensis チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属 近年まで本土のカラスアゲハ一種とされていたが、現在はDNA解析などで別の種として扱われている。 オキナワカラスアゲハ 原名亜種 とオキナワカラスアゲハ 奄美亜種の2分類されるそう。 羽の色は奄美亜種の方が青色が強い。 成虫はハイビスカス、幼虫の食草はハマセンダンを食草とする。 私が国頭村の大国林道でとった写真はベニツツバナで食事中のオキナワカラスアゲハでした。 ...
森のシャンデリア イルカンダ(ウジルカンダ) 学名:Mucuna macrocarpa
Looks like chandelier of the forest in Okinawa.Please click translation function on the upper right side of the screen. ※加筆して写真を増やし、更新しました。 イルカンダ(ウジルカンダ) 学名:Mucuna macrocarpa マメ目マメ科 蔓性植物で他の木に巻きつきながら成長します。 イルカンダは蝶が受粉を手伝うのではなく、オリイオオコウモリが蜜を吸うときに ...
外来種☆ベニツツバナ (紅筒花)学名:Odontonema strictum
ベニツツバナ(紅筒花) 学名:Odontonema strictum キツネノゴマ科オドントネマ属 別名がファイヤースパイク(炎の釘)といい、こっちの名前の方が私にはしっくりくるかも。 中央アメリカ原産で本来なら外来種ですが、至る所で野生化して群生をなしています。 蝶たちは大好きな様で大国林道に抜ける比地の林道沿いではオキナワカラスアゲハやシロオビアゲハが蜜を吸っているのをよく見かけます。 オキナワカラスアゲハ
リュウキュウツワブキ(琉球艶蕗) 学名:Farfugium luchuense とアサギマダラ
秋の嘉津宇岳はリュウキュウツワブキがとても綺麗でアサギマダラとの対比により一層鮮やかな黄色を浮き上がらせてくれます。 アサギマダラ リュウキュウツワブキ(琉球艶蕗) 学名:Farfugium luchuense キク科ツワブキ属 艶のある葉のフキがツヤブキになった説があります。普通のツワブキは葉がハートの形なのですが、リュウキュウツワブキは扇形をしているのが特徴です。沖縄本島では秋口によく見かけます。 うちなーぐち(沖縄の方言)では「ちいぱっぱ」と呼びます。 イイギリ ...
ヒカゲヘゴ (日陰杪欏) 学名:Cyathea lepifera
ヒカゲヘゴ (日陰杪欏) 学名:Cyathea lepifera ヘゴ目ヘゴ科ヘゴ属 多年生のシダ植物 沖縄の至る所に生えていてこれぞ南国の雰囲気を醸し出しているヒカゲヘゴ。 大型でいかにも太古を偲ばせるが、実はヘゴ科の植物はシダ植物の中では 比較的新しく約1億年前の出現らしい。 その後地球が寒冷化して暖かい南でしか生きられなくなったとか。 丸い模様はかつての葉の痕跡(葉痕)。 やがて茶色の短い木根で覆われて見えなくなってしまいます。 ちなみにこの模様が小判に見える ...
ブロッコリーの森:スダジイ(イタジイ)学名:Castanopsis sieboldii
スダジイ 学名:Castanopsis sieboldii イタジイとは沖縄の方言で本来はスダジイ。 ブナ科シイ属の常緑広葉樹 小鳥のさえずりとイタジイの森の組み合わせが、疲れた心を癒してくれます。 ヤンバル(沖縄北部)の森を構成する優占種で、見た目がブロッコリーに似ているのでヤンバルの森をブロッコリーの森と呼んだりします。 上の写真の手前の方がわかりやすいでしょうか? 花は金色で山が一面きらきらと輝くようになります。 本州(九州、四国を含む)にはアダン ...
外来種☆ランタナ 学名:Lantana camara
ランタナ(和名:七変化) 学名:Lantana camara クマツヅラ科シチヘンゲ属。 外来種で基本的には亜熱帯に分布。 ランタナはこんなに綺麗で沖縄ではよく目にするんですが、ギンネムと同様に世界の侵略的外来種ワースト100に選定されています。 ギンネム 散歩に出ては積んできておうちに飾っています。
外来種☆ギンネム(銀合歓)学名:Leucaena leucocephala
ギンネム(銀合歓) 学名:Leucaena leucocephala マメ科ネムノキ亜科の落葉低木。 若葉にミモシンというアルカロイド系毒素を持っています。 戦中に食べた兵士が全員ハゲになったという逸話もあるほどですが、フィリピンやタイでは若葉をサラダで食べる習慣もあるそう。 ギンネムは世界の侵略的外来種ワースト100に入るほど優占種になりやすく、沖縄だけでなく本州(九州、四国を含む)でも猛威を振るっています。 見た目が可愛いので園芸樹木としても用いられ、その場合はギンネムでは ...
リュウキュウコスミレ(琉球小菫) 学名:Viola yedoensis var. pseudo-japonica
リュウキュウコスミレ(琉球小菫) 学名:Viola yedoensis var. pseudo-japonica スミレ科スミレ属 くたっと首が折れているのが特徴でノジスミレの花に似ている。 沖縄本島の冬から春にかけて咲く可愛いスミレ。 東村のカフェ たちがあのお庭では白い個体も見ることができました。 始めて観察会で見たときは珍しいものだと思ったのですが、その存在に一旦目がいくようになると公園や民家など至る所で目にするようになりました。 それでも名護岳で見たものが1番 ...