ナンバンギセル(南蛮煙管) 学名:Aeginetia indica
ナンバンギセル(南蛮煙管) 学名:Aeginetia indica ハマウツボ科ナンバンギセル属 和名は万葉集にも登場する思草(おもいぐさ)。 葉緑体を持たない寄生植物。 花が咲くまでは姿が見えないので唐突に咲くように見える様子が人の秘めたる恋心に似ているのかもしれないですね。 ポルトガルなど南蛮人が使うマドロスパイプに似ていたのでパイプを日本語の煙管(キセル)にかえてナンバンギセルというそう。 イネ科に寄生しているナンバンギセルを国頭で撮 ...
ハクサンボク (白山木) 学名:Viburnum japonicum
ハクサンボク (白山木) 学名:Viburnum japonicum スイカズラ科ガマズミ属 ハクサンボクの花が咲くと緑に白が生えて山の中がとても明るくなります。 ハクサンボクは日本固有種で本州でも暖かい場所で4.5月に咲きます。 但し沖縄は2月末からハクサンボクは既に満開です。 上2枚の写真は大宜味村 ネクマチヂ岳て、下2枚の写真は名護岳で撮影しました。
ドンベア・ワリッキー(ピンクボール) 学名:Dombeya wallichii
ドンベア・ワリッキー(ピンクボール) 学名:Dombeya wallichii アオギリ科ドンベア属 花言葉は「清らかな心」で11月~2月まで咲きます。 和名 フトモモ(蒲桃) 英名 ストロベリーボールツリー 別名ピンクボール というように迫力のあるアジサイの逆さ釣りの様な花の形をしています。 ドンベア・ワリッキーは熱帯の植物の割には寒さに強いらしく、冬場の夜は10度を下回る大宜味の山でも咲いてました。
アコウ (赤榕) 学名:Ficus superba var. japonica
アコウ(赤榕) 学名:Ficus superba var. japonica クワ科イチヂク属 木の幹に直接花がつく幹生花の種類。実のように見えるが実は花です。 昔は人間が実を食用としていたようですが現在はオオコウモリや鳥たちの大好物。 その鳥たちが運んでくれる種はアカギなどに付着して発芽します。 そこから気根を垂らして地面に到着するとどんどん根を太くしていき、やがて元あった木は死滅して取って代わるのでガジュマル同様に絞め殺しの木と呼ばれます。 沖縄の首 ...
アカギ ( 赤木) 学名:Bischofia javanica
アカギ(赤木) 学名:Bischofia javanica コミカンソウ科アカギ属 樹木の材が赤みを帯びていることに由来している。別名カタン。 樹齢300年の首里金武の大アカギは国の天然記念物に指定されているが、本州に移植されたものは日本の侵略的外来種100選に選ばれているほど繁殖力がとても強いです。 我が家の近所でタイワンシロガシラが好んで食べていたのがこのアカギの実。 イイギリにも似ていますが山の中よりも街路樹でよく見かけます。 タイワンシロガシラに ...
キイレツチトリモチ (喜入土鳥黐) 学名:Balanophora tobiracola
キイレツチトリモチ(喜入土鳥黐) 学名:Balanophora tobiracola ビャクダン目ツチトリモチ科ツチトリモチ属 トベラやシャリンバイ、リュウキュウクロウメモドキなどに寄生して生きています。 トベラ ホソバシャリンバイ 鹿児島県喜入町(キイレチョウ)で発見されたのが和名の由来。 鹿児島県吉野町の磯に自生するものは国の天然記念物に指定されており、沖縄県でも絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。 このキノコのような容姿にし ...
パワースポット 大石林山(国頭村)
沖縄の聖地といえば斎場御嶽(セイファーウタキ)が有名ですが、 斎場御嶽 実は沖縄には7つの聖地があると言われています。斎場御嶽もアスムイ御嶽(ウタキ)もその7つの中に含まれています。 琉球開闢七御嶽 アスムイ御嶽は国頭村(クニガミソン)のヤンバル国立公園内にある大石林山(ダイセキリンザン)の裏手側にあたります。沖縄の神様アマミキヨが降り立った場所と言われている神秘的な場所です。 アスムイ御嶽 観光地なので歩道も植物もよく手入れされてはいますが、大きなガジュマルがいくつもあって沖縄ら ...
トベラ (扉)学名:Pittosporum tobira
トベラ(扉) 学名:Pittosporum tobira トベラ科トベラ属 トベラは青臭い匂いを発するため、今でも節分にイワシの頭とヒイラギと共に魔よけとして戸口に掲げられます。 それで「扉の木」という名前がつき、そこからトベラになったそう。 花の色も少し黄色かったり、白かったり。葉の形も違ったりします。 満開になると本当に可愛らしいです。 冬になる頃3つにさけて実をつけます。 トベラの皮の中には赤くネバネバしている実がありま ...
ホウオウボク (鳳凰木) 学名:Delonix regia
ホウオウボク(鳳凰木) 学名:Delonix regiaマメ科ジャケツイバラ亜科ホウオウボク属。 かなりの大木なので民家よりも街路樹としてよく見かけます。 沖縄県那覇市の市花木ですが、南西諸島ならどこでも見ることができます。 開花は5~10月とかなり長く楽しめます。 花が風に揺れる様子が伝説の鳥「鳳凰」が飛び立つ様子に似ていることから名前がついたそう。 マダガスカル島が原産。葉はネムの木に似ています。 この華麗な花が咲き終わると長い長い鞘に入ったマメが出現します。 ...
沖縄のジャングルの中にある発掘中のサキタリ遺跡を探検できる ガンガラーの谷ツアー(南城市)
沖縄南部に行くなら必ず私がお勧めする観光スポットがガンカラーの谷です。ここからは日本列島人のルーツになったと言われる湊川人が発掘されたサキタリ洞窟(=ガンガラーの谷)をガイトと一緒に巡ることができます。遺跡 発掘作業をしているところも見学できますし、神様が祀られている神聖な場所や見上げるほどの大木をくぐり抜けるコースです。 今は自然公園になっていてツアーでガイド同行でないと立ち入れないですが、かつては誰でも入れる公園でした。 ところがしばらくすると公園内 ...