母娘で行く初めての箱根1泊2日の旅【神奈川:箱根】
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Mom & Daughter Family Trip # Travel Journal of Hakone for 2 night. Please click translation function on the upper right side of this screen.
今回は大阪と東京で離れて住む母娘が初めて行く箱根への旅行を計画しました。小田原駅で待ち合わせをし、予定はなるべく詰め込まないゆっくりとしたプランです。箱根フリーパスを使ったので新幹線とロマンスカーの追加料金以外は交通費はかかりませんでした。
箱根の回り方(1日目)
初日、東京に住む娘は箱根フリーパス(新宿ー箱根湯本間で2日間乗り放題5700円)を使って小田急新宿駅を10:51に出発し、普通電車を乗り継いで小田原駅に12:28に到着しました。(小田急ロマンスカーは本数が少なく、片道20分しか時間は変わらなかったので行きは普通列車に乗る事にしました。)
小田原駅に近づくごとに人が減っていき、最後は貸し切り状態でした。
そして改札口を抜けたあとは新幹線乗り場(2F)へ母を迎えに行きます。
一方、大阪に住む母はのぞみ326号で新大阪駅を10:33に出発して途中で富士山を鑑賞。
そして小田原駅に12:35に到着しました。母は1Fの新幹線乗り場にいそいそと向かいます。
…お気付きと思いますが、私たち母娘は1Fと2Fの両方に新幹線乗り場がある事に気付かず、見事にすれ違う所からこの箱根の旅はスタートしました。(その後LINEで連絡を取り、無事落ち合えました)
さて、小田原駅に着いたのはちょうどお昼時。お昼ご飯は駅の近くの老舗でお蕎麦を食べると決めていました。
寿庵(ことぶきあん)
小田原は江戸から京都まで続く東海道の九つ目の宿場として栄えたそうで、それにちなんで作られた9つの違った味が楽しめる「宿場そば」を注文しました。
お腹がいっぱいになった所でいよいよ箱根に向けて出発です。小田原駅に戻り、箱根登山電車に乗って箱根湯本に向かいます。
箱根湯本駅からバスに乗り、芦ノ湖の入り口である元箱根港で下車しました。母の希望で箱根海賊船に乗る為です。バス亭から箱根海賊船の乗り場まで歩いているとおしゃれなカフェを発見したので休憩することにしました。
ベーカリー&テーブル
このベーカリー&テーブルは3階建てになっており、3階はサンドイッチなどの軽食が食べられるレストラン、2階席は芦ノ湖が見渡せるテーブル席、そして1番の売りは1階にある芦ノ湖を眺めながら足湯につかって出来立てのパンを食べることができるテラスです。
特に期待しないで足湯に浸かったのですが、これがめちゃくちゃ気持ち良くて足の疲れも和らぎました。
時間が来たのでカフェのすぐ近くの箱根海賊船の乗船場に行きます。
箱根海賊船
出港時刻は16:40。ちょうど夕日が沈む時間帯を選びました。
この箱根海賊船の1番の売りは富士山が見えることです。私が実際に見たのは夕日に照らされる富士山でしたが、くっきり見える昼間の時間帯だと下写真のようになります。
約25分ほどの船の旅を満喫したら今度は箱根ロープウェイに乗り換えます。定員18名なので中は結構広いです。
桃源台(とうげんだい)駅から1つ向こうの姥子(うばこ)駅で下車し、今夜の宿「ホテルグリーンプラザ」を目指します。ちなみに姥子駅の裏口のような小さな扉から出て、ホテルの正面入り口まで徒歩約3分ですが、ちょっとした山道を歩きます。
このホテルを選んだのは富士山を一望できるからです。ホテルの中庭にある「富士見テラス」からは綺麗な富士山を見ることができました。
ホテルは築年数がかなり経っているようですが、見たところそんな感じはありませんでした。お部屋は綺麗にリノベーションされていました。
食事は朝•夕がバイキングだったため写真は撮っていませんが、握り寿司や地元のものを使った天ぷら、ローストビーフなど種類が豊富でした。お寿司はお米がパサパサしていてイマイチでしたが、お刺身はとても美味しかったです。デザートも和菓子からアイスクリームまでいろいろ楽しめました。
このホテルでは露天風呂から富士山が見えるということで朝風呂に期待していたのですが、雲がかかっていて見る事は出来ませんでした。山の上なので朝早い時間にお天気に恵まれるのはなかなか難しいようです。
初日の旅の疲れを温泉で癒し、すっかりリフレッシュすることが出来たので2日目の箱根観光に出かけます。
箱根の回り方(2日目)
2日目はホテルグリーンプラザ箱根を10時にチェックアウトして再び箱根ロープウェイに乗り、大涌谷(おおわくだに)を目指します。あいにくの曇り空でたった1駅の短い時間でしたが、ロープウェイの中から芦ノ湖を見る事ができます。
大涌谷
大涌谷とは、箱根火山の地すべりによる崩壊地形の事です。簡単に言うと火山活動によって出来た山が崩れてできた場所です。地面からもくもくと煙があがる「噴気地帯」でもあり、その様子から昔は「地獄谷」や「大地獄」と呼ばれていました。
大涌谷ではイオウの臭いが鼻をつきますが、すぐに慣れてきてそこまで感じなくなります。
大涌谷といえば黒たまごが有名です。1つ食べると寿命が7年も延びると言われる黒いゆで卵。大涌谷くろたまご館で販売していました。
大涌谷駅から再び箱根ロープウェイに乗り込み、終点の早雲山(そううんざん)で下車します。
ここで本来ならば箱根登山ケーブルカーに乗って移動するのですが、台風19号の影響で土砂崩れが起き、現在は運休していた為箱根ケーブルカーの代行バスに乗り換えます。早雲山から乗って公園上で降りるとすぐに箱根美術館の看板が見えます。
箱根美術館
本館建物は、創立者である岡田茂吉が自ら設計したもので、縄文時代の土器や中国風の青瓦が展示されていました。圧巻なのは鎌倉・室町時代に制作された人がすっぽり入る大きさの六古窯の壺や甕(かめ)です。
また、2階ロビーの大きな窓の向こうには箱根外輪山が見えます。窓が額縁になった一枚の絵画のようで素敵でした。
また、園内には茶室「真和亭」があり、日本庭園を眺めながら本格的なお抹茶が頂けました。
このあたりでお昼時になったのでランチを食べることにしました。箱根美術館から歩いて5分で強羅公園に到着です。
箱根強羅(ごうら)公園
季節の花々が楽しめる強羅公園。本来は入園料550円(小学生以下無料)が必要ですが、箱根フリーパスを持っていたので入園無料でした。
12月なので流石に花はありませんでしたが、公園のシンボルツリーである立派なヒマラヤ杉をみるだけでも価値があります。
園内にはレストランが2カ所あり、今回はサンドイッチ専門である「一色堂茶廊」を選びました。お店の天井がとても高く開放感あふれる建物です。店内にはピアノもあり、結婚式もできそうな素敵な雰囲気です。
期間限定メニューの「ピザ風ホットサンド」と定番メニューの「和牛ローストビーフサンド」を注文。どちらも見た目以上のボリュームでお腹一杯になりました。
母の体力も考えて、この辺りで小田原に戻ることにしました。お土産は小田原駅で購入。小田原銘菓である月のうさぎはとても美味しいのでお土産にオススメです。
お土産と共にこの日は母と一緒に東京に戻ります。母の希望で「箱根ロマンスカーに乗車」。箱根フリーパスを持っていれば窓口で追加料金1000円を払うだけで乗れます。
車内の座席は広く、快適に新宿まで戻りました。
新宿で晩ご飯
新宿でご飯を食べるならココと決めているお店に母を連れていきました。それは新宿西口のレトロ食堂街にあるフレンチレストラン墨繪(すみのえ)です。3坪の極小スペースながら安くて本格的なフレンチが食べられるこのお店はランチ時は行列必須ですが、ディナータイムは空いていました。
新宿は様々な鉄道会社が乗り入れていて、たくさんのお店があるけど場所がややこしいです。私は新宿でご飯を食べるならばココと決めています。母も美味しいと喜んでいました。これで母娘の箱根旅は終了です。