タテジマユムシ(縦縞螠虫) 学名:Listriolobus riukiuensis

2020年1月8日

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Spoons-worm which lives in Okinawa. Please click translation function on the upper right side of the screen.

 

タテジマユムシ(縦縞螠虫)
学名:Listriolobus riukiuensis
ユムシ目ユムシ科の海産無脊椎動物

一般的にユムシの姿を目にするときは透明な「きしめん」が砂を被ったような格好をしたものです。(下写真)

タテジマユムシ(縦縞螠虫)学名:Listriolobus riukiuensis

実はこれはユムシの唇に当たる部分で吻(ふん)といい、これを長く伸ばして有機物を食べています。吻はかなり長くのびるので捕まえようとすると切れてしまい、なかなか本体を見る事が出来ません。下写真の白い部分が吻の正体です。

この探偵ナイトスクープで「屋我地島のユムシを探せ!」みたいな放送回があったのですが、そこでは西表島ではしゃぶしゃぶにして食べると言っていました。私が西表島に行った時に住民に「ユムシを食べるのか?」と質問した所、食べないと言っていたので昔は食べたのか、はたまた一部の地域で食べたのかどちらかだと思います。ちなみに韓国ではユムシは養殖して一般的にお刺身のように食べるそうです。

 

タテジマユムシ(縦縞螠虫)学名:Listriolobus riukiuensis

写真を撮影したのはヤンバル(沖縄北部)の屋我地島(やがじじま)の干潟ですが、この全体を撮影した写真は実はとても珍しいものです。なぜかというとユムシの全身を見る事はかなり珍しいからです。この写真は沖縄でも雪が降ったとても寒い時に干潟の引潮の時に見つけたもので、私もその時以来一度も見ていません。

 

タテジマユムシ 学名:Listriolobus riukiuensis キタユムシ目キタユムシ科

 

※写真は全て転載禁止です。

 

2020年1月8日

Posted by hana