日本一大きな蝶★オオゴマダラ (大胡麻斑) 学名 Idea leuconoe
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オオゴマダラ(大胡麻斑)
学名:Idea leuconoe
チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科
東南アジアに広く生息し、日本では与論島以南の南西諸島(沖縄や奄美諸島など)に生息し、日本一大きな蝶として知られています。
オオゴマダラの幼虫の食草はキョウチクトウ科のホウライカガミやガガイモ科のホウライイケマなどアルカロイドの毒を含む葉を食べることで成虫になっても体内に毒を持ち続けます。その為、アサギマダラなどと同じように鳥に食べられる心配がないため、ひらひらとゆっくり飛びます。
オオゴマダラ体の色が白と黒の為、このひらひら舞う様子が風に舞う新聞の様なのでシンブン蝶と呼ばれ、タチアワユキセンダングサで蜜を吸っているところをよく見ます。(上写真)
基本的に体内にアルカロイドを持つ蝶全般に言える事ですが、警戒(けいかい)色といって一生を通して派手な見た目をしていることで取りなどの外敵から身を守っているのですが、このオオゴマダラはその中でも特に派手で蛹は金色に輝いていています。
この蛹の金色は本当は無色透明だそうで、シャボン玉に代表される構造色になっていて造りが繊細(せんさい)にできているため、光の加減で金色に見えるそうです。