母と娘の親子旅「JR特急スーパーはくと」で行く「はわい温泉」と鳥取砂丘の旅【鳥取:はわい温泉】
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Tottori is the least populous prefecture in Japan, but Tottori is home to the Tottori Sand Dunes, Japan’s large dune. # Travel Journal in Tottori for 1 night. Please click translation function on the upper right side of this screen.
母が鳥取砂丘を見てみたいというので、はわい温泉と組み合わせて1泊2日で旅行計画を立てました。今回も母と一緒なのでなるべく体に負担がかからないようにゆったりとした日程で組んでいます。
今回の鳥取旅行(倉吉・鳥取)で注意しなければいけなかった事はバスや電車などの交通機関はICカードに対応していない事が多いです。現金や小銭を持っていきましょう!
いつもより多めにお財布に用意して行きましょう(2021年3月現在)
鳥取の回り方(1日目)
初日はJR特急スーパはくとで大阪駅11:25発、鳥取・倉吉に14:21着で移動しました。
※倉吉駅ではSuicaなどの鉄道系電子マネーに対応していません。大阪駅以遠からJRを使う場合は切符を購入するか、もしくは一度大阪駅で改札の外にでて運賃の精算をした方がいいです。(例えば新今宮駅から大阪駅までSuicaで改札内に入り、大阪駅で駅構内から出ずに、JR特急スーパーはくとに乗った場合はSuicaの乗車記録を倉吉駅で取り消され、さらに新今宮駅から大阪駅までの運賃を現金で支払う事になります。)
JR特急スーパーはくとは2008年にグッドデザイン賞を受賞した車両内装は木をふんだんに使っていて落ち着いた雰囲気の社内です。
ゆったりできる仕様の新型シートには鳥取砂丘の風紋柄が取り入れられています。
走行中の映像も見れるので桜や紅葉の綺麗な季節などは社外の風景も楽しめます。
乗車したのはちょうどお昼を挟む時間帯だったので車内で大阪駅で購入した駅弁でお昼ご飯。列車の揺れはそこまでないのでお弁当を食べても酔いませんでした。
にぎわい弁当のタコ飯のタコは柔らかく、栗おこわのご飯の粘り気もちょうどよく、煮物全般が上品な味付けで、ここ最近食べた駅弁のなかで一番美味しかったです。駅弁は年に15種類くらい食べるのですが、昔からある定番は変わりなく美味しく、新しいものもどんどん出てくるので食べ飽きません。
倉吉駅に着いたらバス2番のりばから出ている
パークスクエア線【赤瓦・白壁土蔵で下車(12分)】
もしくは【市役所・打吹公園入り口で下車(17分)】
に乗って倉吉白壁土蔵群へ向かいます。
倉吉白壁土蔵群
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている倉吉白壁土蔵群はかつては城下町や陣屋町として栄えた地域です。今は町家や土蔵におしゃれな店舗が入った人気のエリアです。ネットなどでみると意外と広そうに思えたのですが、実際は小さなエリアの中に白壁の土蔵がたち並んでいるとても見やすいところでした。
この一角に赤瓦五号館久楽という古民家カフェがあり、そこでは石臼でひいたコーヒーが飲めるとのことで楽しみにしていたのですが観光協会で伺ったところ最近は土日のみ営業とのことでお休みでした。そこでOPENしているお店を訪ねたところ案内してくれたのが「サダルチョーク」さんでした。
サダルチョーク&Cafe’ mela
お店まで行ってみると同じオーナーがやっている雑貨屋(サダルチョーク)の2Fがカフェ(Cafe’ mela)になっていました。
インド雑貨のお店の2階は日本の古民家とインド家具をうまく合わせた空間で落ち着きました。私が行った日は雨でゆっくり座れる場所がなかったので本当に助かりました。
それにしても思った以上に倉吉白壁土蔵群は小さなエリアでした。そこで急遽、当初予定してなかった鳥取二十一世紀梨記念館(なしっこ館)に行くことにしました。歩いてサダルチョークからは歩いて15分ほどでした。
鳥取二十世紀梨記念館(なしっこ館)
倉吉パークスクエア内にあり、日本唯一の梨の博物館であるなしっこ館。そのシンボルはエントランス中央にある20mの二十世紀梨の巨木で、2階まで枝を伸ばす姿はかなりの迫力です。
1階には1年を通じていつでもその時の旬の梨を食べ比べできたり、大人が楽しめる20世紀梨の講談、子供が楽しめる梨園探検ができる不思議ガーデンなど見て、体験して食べて学べる施設です。
鳥取二十世紀梨記念館(なしっこ館)内から倉吉駅に向かって出ているバス亭「倉吉パークスクエア」があるのですが、道路を出てすぐのところに「倉吉パークスクエア北口」があります。こちらの方も合わせて利用すると滞在時間を長く取れます。また「はわい温泉行き」のバスも出ているようです。私たちは宿のお迎えをお願いしていたので倉吉駅まで戻りました。
はわい温泉「羽衣」
倉吉駅からの送迎があり、温泉と東郷湖にかかる赤い橋がとても素敵との評判が高いはわい温泉「羽衣」。お部屋から見える東郷湖の景色は最高でした。
昔ながらの音泉宿で派手さはないですが、お掃除は行き届いており、必要なものは揃っている感じでした。
トイレも最新ではないものの、ちゃんと暖かい便座でした。
ちなみに今回お宿にチェックインするときに現金6000円のキャッシュバックキャンペーンを受けました。
どうやら「はわい温泉・東郷温泉旅館組合加盟13施設に宿泊する中学生以上の方を対象に、1人1泊あたり3,000円割引する「はわい温泉・東郷温泉宿泊感謝割引キャンペーン 第2弾」に当てはまったらしいのです。ここでいただいた 6000円はきっちり鳥取で消費して帰りました。
肝心のお宿での夕食は鳥取和牛とお造りがメインの懐石料理で、食べきれないほどの量です。
天ぷらもただ揚げてあるだけではなく、下味をつけて煮たごぼうの天ぷらでとても柔らかく食べやすく工夫されていました。
また、肝心のお風呂ですが、はわい温泉のお湯は肌あたりがとても柔らかく炭酸ではないので心臓に負担がかからずゆったりと入れます。特に露天風呂は景観も最高でした。お風呂の近くにあった自販機はご当地グルメの白バラ牛乳(瓶)がなんともいい味だしていました。
ここは日帰り温泉もやっているので近くに住んでいたら湯治感覚で通いたいぐらいです。
鳥取の回り方(2日目)
2日目の朝食は鳥取名物の白バラ牛乳、肉厚のしじみ汁など鳥取らしいメニューでした。
朝食を食べあと9時頃に宿の方に送ってもらい無人駅のJR松崎駅へ。今回の旅のメインである鳥取砂丘まで移動するには一度鳥取駅まで戻る必要がありました。
無人駅なので自動販売機で切符を購入したら時刻表で「1番線のりば」か「2番線のりば」か確認します。
2番線のりばの向こう側には紅葉で有名な小鹿渓谷が見えるので秋には三朝温泉、はわい温泉や東郷温泉に行く観光客でこの駅も賑わうのでしょう。
電車を待っていると、たまたま列車の待ち合わせで「あまつち」が停車。
2018年に誕生したばかりで、鳥取から出雲まで運行しているそうです。お弁当箱タイプの電車「とっとりライナー」と上品な「あまつち」が並んでいい写真が撮れました。
今回の旅のメインである鳥取砂丘まで移動します。はわい温泉から鳥取砂丘へ公共機関を使って移動するには一度鳥取駅まで戻る必要がありました。山陰本線とっとりライナー(鳥取行き)は自分で扉を開けるタイプの列車です。
松崎駅9:38発、鳥取駅10:21着で鳥取駅まで移動しました。
鳥取駅バスターミナル「0番線のりば」から
10:45発のループ麒麟獅子バス(砂丘・境港行き300円)か
10:50発の路線バス(鳥取砂丘行き380円)に乗り
20分ほどで鳥取砂丘(砂丘会館)に到着です。
※コロナ以前は砂丘会館で降りると砂丘ではく長靴が借りられましたが、現在そのサービスは停止中です。
鳥取砂丘
朝までは強めの雨が降っていましたが鳥取砂丘に着く頃にはすっかり止んでいました。傘は刺さなくてもよかったのですが風がめちゃくちゃ強くて小さな砂つぶが身体中に吹き付けていてとにかく痛かったです。ここを楽しむには絶対に服装など対策が必要です。
でも雨が溜まったオアシスは美しいエメラルド色で、
苦労して登った先に見えた海はとても綺麗でした。
しかしその後がめちゃくちゃ大変で、30分以上かけて砂を落としました。
体も冷えていたし、お腹も空いていたので村上水産で海鮮丼を食べる予定でしたが順番待ちと体が温まるメニューが見当たらなかったので
砂丘会館の中にあるレストランまでもう一度戻って「あごだしラーメン」を注文。団体客用のドライブインのようなレストランでガラガラに空いていたので不安でしたが上品なあごだしスープで美味しかったです。
一息ついたら今度は砂の美術館へ出発です。
砂の美術館
鳥取砂丘よりもお客さんの数は多かった砂の美術館。チケット購入はグループにつき1人だけでソーシャルディスタンスを守っていました(が中に入ると特に規制はされていませんでした。)
外から見た時は普通の建物に見えましたが、中は体育館のような作りになっていてスケールの大きな砂の彫刻が飾られていました。
再びバスに乗って鳥取駅に戻ります。
鳥取駅に15:00過ぎに戻るなら
砂の美術館14:09発(ループ麒麟獅子バス15:00鳥取駅着)か
砂の美術館14:41発(路線バス 15:02鳥取駅着)
に乗れば間に合います。私たちは中途半端な時間に砂の美術館の見学が終わったのでタクシーで鳥取駅まで戻ることにしました。鳥取のキャッシュバックキャンペーンでもらった3000円を鳥取で使用したかったのでいいお金の使い道です。(ちなみに鳥取駅から鳥取砂丘までは2630円でした)
帰りは鳥取駅から大阪方面に向けて走る日本交通の高速バスに乗って大阪へ。
鳥取発15:40に乗りなんば(OCAT)に19:11着到着。雨が降った時もそこまで大雨にもならず、鳥取砂丘に行きたいという母の念願も叶えてあげることができ、疲れることなく楽しい旅行になりました。