ノーベル賞と世界遺産を体感する1泊2日の飛騨高山と白川郷【岐阜県】
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Travel Journal of around Hida-takayama and Shirakawa-go for 2 night. Please click translation function on the upper right side of this screen.
旅行に行くたびに持って行って大正解だと思うのが車用のiPhone(スマートフォン)置きです。その他にもレインコートなども大いに役立ちましたのもしよろしければ一度見落としがちな持ち物の記事に目を通してみて下さいね。
富山に前泊
タイトルには1泊2日と書いていありますが、実は私は前日の夜に東京駅から北陸新幹線に乗り、富山駅まで行ったので実際には2泊3日しています。その理由がどうしても前のりしないと翌日のイベントに間に合わなかったからです。
白えび亭
東京を18:24に出発する北陸新幹線かがやきに乗車して富山駅に到着したのが20:34でした。居酒屋以外にもお店が開いているか心配でしたが、JR富山駅1Fにあるきときと市場「とやマルシェ」内にある白えび亭が21:30まで営業していたのでさっそく富山名物の白えび丼を食べました。注文したのは白えびをあげた白えび天丼(1260円)と白えび刺身丼(1980円)です。
白えび天丼は、かき揚げスタイルではなくバラバラになっているので食べやすくふわふわで美味です。持ち帰りもあるようですが揚げ物はやっぱり揚げたてが一番美味しいです。白えび刺身丼は口に入れたとたんねっとりとした甘みが広がってとても美味しかったです。
一夜明けて富山駅でレンタカーを借りたら飛騨高山に向かって出発です。
神岡町の回り方(1日目)
GSAツアー
富山駅でレンタカーを借り、今回のメインイベントである「GSA(ジオスペースアドベンチャー)ツアー」の集合場所へ向かいます。時間が無いためセブンイレブンでおにぎりを買ったのですがこれがめちゃくちゃ美味しかったです。旅行に行ったときにはその土地の人が普通と思って食べているものはその土地以外の人からみるとめちゃくちゃ珍しかったり、美味しかったりするのでお土産屋さんではなくあえてコンビニをよく覗きます。
私が今回参加申し込みして当選したGSAツアーとは東京大学と東北大学、そして岐阜県飛騨市のボランティアスタッフ「GSA実行委員会」が主催する地中探検イベントの事です。地下1000mの「神岡鉱山内を見学する」ことができ、「東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)の実験エリア」や「カムランド」などの宇宙物理学最先端の研究施設に行く事ができます申し込み抽選制なのですが、800人の募集に対して1600人の応募があったそうで、なかなか当選が難しい人気のイベントです。
これに参加することはなかなかのレアケースなので実際に岐阜の旅行計画を立てるならば当日の朝早くに東京を出て、富山駅に10時に着いたら白エビ亭で食べて、レンタカーを借りて神岡町に向かうといいと思います。富山駅から神岡町行きのバスに乗ることも出来ますが、本数も少なく時間に余裕がなくなってしまうのでレンタカーがおススメです。
富山駅から車で約75分、GSAツアーの受付会場(神岡公民館)から車で約3分
「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」と道の駅 宙(スカイ)ドーム神岡
道の駅「宙(ドーム)神岡」に到着です。神岡町は2度もノーベル賞を受賞したカミオカンデがある街で、道の駅に併設されているとは思えない立派なひだ宇宙科学館カミオカラボがあります。
神岡町では小さな町ですがスーパーカミオカンデやカミオカラボ以外にも宇宙関連の施設が集まっています。また、それだけではなく地域で町おこしとして力を入れているもうひとつの目玉があります。
レールマウンテンバイク Gattan Go!
かつてこの町を走っていた神岡鉄道は今は廃線となっているのですが、その路線跡を電動自転車で走れるレールマウンテンバイクGattan Goが2つ目の目玉です。
このレールマウンテンバイク Gattan Go!!には「渓流コース」と「まちなかコース」の2つのコースがあって、それぞれ受付(スタート地点)が異なります。今回私が体験したの「はまちなかコース」で、廃線になる前の駅舎を利用した素敵な場所でした。「旧奥飛騨温泉口駅」と「旧神岡鉱山前駅」の間、走行距離往復 約5.8km (片道 約2.9km)を所要時間約40分〜50分で走ります。受付からコース終了時間はおよそ約1時間でした。
Gattan Goはかなり人気のあるアトラクションなので岐阜旅行が決まったらすぐに予約した方がいいです。先頭車両に当たればカモシカなどの生き物に会える確率がぐんとあがります。
一日遊びまわったのでホテルへ向かいます。
飛騨古川桃源郷温泉 ホテル 季古里
どの口コミサイトでも4.2以上だったのですが、少ない従業員の中できめ細かな対応をしている納得のできるいいホテルでした。あとで聞いた話によると名古屋グランパスのキャンプ地になっているお宿だそうです。お食事は旬菜会席で、お造りのシマアジが抜群に美味しかったのです。追加で岐阜の日本酒を注文しました。
岐阜の銘酒の味比べです。白真弓は白ワインといってもおかしくないほどフルーティ、蓬莱は辛みを残しつつ軽い口当たり、そして神代上澄はキリリと辛口でお魚に合います。
そして何より美味しかったのが飛騨牛の蒸し焼き。これは神代上澄みがよく合いました。
翌日の朝ごはんは飛騨高山の郷土料理の朴葉(ほおば)みそを使った山菜料理。甘じょっぱい味噌はご飯が進みます。普段ならしない白ご飯のおかわりまでしてしまいました。
お部屋もお料理も接客もよかったのですが、たったひとつ残念だったのが露天風呂に入れなかったことです。季節的なものなのか分かりませんが、次回利用するときは是非露店風呂に入りたいと思います。
飛騨高山の回り方(2日目)
2日目は大ヒットした映画「君の名は」で一躍有名になった飛騨古川からスタートです。
「君の名は」ロケ地 飛騨古川
大ヒットした映画「君の名は」で主人公である三葉(みつは)を探すために瀧くんが奥寺先輩、司(つかさ)と共に訪れる街のモデルとなったのが飛騨古川です。
昔から飛騨高山の古い町並みは観光地としてすごい人気でしたが、今回訪れた飛騨古川の町も映画のロケ地ということを省いて考えても白壁が続き、川が流れ、お寺に囲まれたとても良い町でした。
熱烈な映画ファンでなくてもここに来ればみなまねた写真を撮りたくなります。
飛騨古川から車を走らせること35分、今や一大観光地と化した飛騨高山の古い町並みを保存した地区へ向かいます。
三町伝統的建造物群保存地区
覚えにくい名前ですが、googleで検索するときに「飛騨高山の古い町並み」と入れるとこの三町伝統的建造物群保存地区がでます。今も昔も飛騨牛が売りなことは変わらないのですが、一昔前はコロッケでした。今は店先で食べられる屋台スタイルの飛騨牛の握り寿司が飛ぶように売れていました。飛騨古川がとてもよかったので本当はこの飛騨高山は行かないでおこうかとおもったのですが、飛騨古川では飛騨牛握り寿司のお店は見つける事は出来ず、どうしても飛騨牛の握り寿司が食べたかったので飛騨高山まで足を延ばしました。
飛騨牛の握り寿司を売っているお店はどこも長蛇の列で、その中で比較的空いていた(それでも並んでいました)貴(たか)くらにて購入。
注文したのは飛騨牛(サーロイン)特上にぎり寿司 2貫 1000円と飛騨牛(赤身)にぎり寿司2貫700円です。サーロインの方がふわっとしていて口にいれたとたん溶けてなくなりましたが、赤身の方がお肉の味を楽しめて私は好きでした。
また今回は見る事が出来ませんでしたが、春になると樹齢1100年を超え、幹の形が龍のひれ伏した姿に見える事から「臥龍桜(がりゅうざくら)」と呼ばれている桜を見に行く事もできます。
飛騨高山をでて東海北陸自動車道に乗り、車を走らせること約1時間。
白川郷
世界遺産に登録されている白川郷へやってきます。お腹が空いたのでまずは古民家のお食事処いろりでお昼ご飯を食べます。
朴葉みそを使ったいろり定食(2484円)がおススメとのことでしたが、本当に美味しかったです。
お出汁が絶品だった山菜そば(972円)
腹ごしらえをしたら白川郷を散策します。日本人:外国人=1:1ぐらいの割合でしたが、みなさん雨にも関わらず写真を撮って楽しんでいました。
よく映像でみるような白川郷全体を写真に収めようと思ったら展望台まで行かないといけません。しかし今回は時間がなく断念して富山駅に向けて出発しました。
廻る富山湾 すし玉 富山駅店
富山駅でレンタカーを返したら新幹線の時間まで時間があるのでJR富山駅1Fにある、きときと市場「とやマルシェ」内にあるすし玉で富山湾の幸を頂く事にしました。寿司の名前が書いて回っているけどネタは殆ど回っておらずその場で握ってくれるすし玉。どの時間帯も途切れることなく行列ができていたのですぐ列に並びました。夕方17時前の時間にもかかわらず30分ぐらいは並びました。
最後にJR富山駅でお土産を買いました。富山といえばます寿司が有名なので夜食用に購入しました。
そして、前日の夜にホテル季古里で飲んだ岐阜の美味しかった日本酒を買おうとしたら見当たりません。なんだか見たことがないお酒ばかりが並んでいると思いよくよく考えてみたら富山駅なので富山の日本酒が販売されていたのでした。結局岐阜のお酒は置いておらず買うことができなかったので冬にスキーと温泉、そして雪化粧した白川郷をもう一度見に行って日本酒も買いたいと思います。