バナナ3種☆島バナナ・三尺バナナ ・プランツバナナ
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Japanese banana which grows in Okinawa. Please click translation function on the upper right side of the screen.
沖縄で一般的なバナナはいわゆる台湾バナナの別名を持つ三尺(さんじゃく)バナナです。その他にも島バナナといって三尺バナナよりも小さいけどとてもクリーミーで酸味の少ないもの、そして海外などでみられる野菜としてのバナナ(プランツバナナ)の3種類あります。
個人の方が島バナナとしてネットなどにあげている写真も実は三尺バナナだったり、学名が間違って記載されているものもよく見かけます。
三尺バナナ
三尺(さんじゃく)バナナ
学名:Musa acuminata cv. (Dwarf Banana)
別名は台湾バナナ。沖縄県内でスーパーなどで売られているのはこちらのバナナです。木が低い為台風の被害を受けにくいので、民家の庭でよく見かけます。
バナナは和名で芭蕉(バショウ)といい、樹木ではなく多年草です。その実を食べるものを【実芭蕉(ミバショウ)】と言い、繊維を取って糸として使うものを【糸芭蕉(イトバショウ)】と言います。アオノクマタケランや月桃(げっとう)などと同じバショウ科です。
赤い部分は房で、黄色の小さな花をたくさん咲かせます。
バナナが豊作の年になるとこのサイズ(下写真)のまま頂いたりします。
そして沖縄に住むようになって、三尺(さんじゃく)バナナ以外の島バナナの存在を知りました。大きさは普通のバナナの半分くらいですが、ネットリした食感なのにサッパリした味です。見栄えが悪くても一房800円ぐらいするので、値段はけっこう高いですがかなり美味しいです。
島バナナ
島バナナ
学名:Musaliukiuensis
バショウ科バショウ属
別名は琉球芭蕉(りゅうきゅうばしょう)
三尺バナナと比べて明らかに実は小さいです(上下写真)
島バナナも三尺バナナ同様にシュガースポッツ(黒い点々)が出たら食べ頃です。
プライテインバナナ
沖縄で食べられるバナナの中で一番珍しいのが、野菜として調理するバナナです。沖縄でもほとんど市販されていませんが、ごく稀に道の駅で販売しています。
プランテインバナナ…東南アジアなどではオカズとして調理されるバナナ。柔らかくなるまで待つのではなく硬いまま収穫されます。食感も味もまるでイモです。そのまま焼くとえぐみがあるので天ぷらか煮るのがベスト。
私はあく抜きしてお吸い物の中に入れましたが、これが一番美味しかったです。下写真の真ん中に写っているサラダの隣のバナナの形をしたものは焼いて塩をかけたものですが、えぐみがあったので翌朝、もう一度煮込んでから頂きました。
最後に食べられないバナナですが、沖縄ではよく見かけるのが
リュウキュウイトバショウ
実を食べずに糸を取るために育てられているのがリュウキュウイトバショウです。