第30回はり師きゅう師国家試験問題(問題101~106)東洋医学概論のざっくりとした解答付き

2022年5月8日

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第30回はり師きゅう師国家試験(問題101~106)東洋医学概論

第30回はり師きゅう師国家試験問題(問題101~106)東洋医学概論をクイズ形式にしたものと一問一答(ざっくりとした解説付き)です。

 

クイズ形式(問題101~106)

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問題と解答一覧

【問題101】経脈病証で難聴が起こるのはどれか。

1.足の少陰経
2.手の太陽経
3.足の厥陰経
4.手の陽明経

 

 

【正解・解説】2

2.手の太陽経小腸経
他の経脈病証で難聴が起こるのは手の少陽三焦経

【その他の選択肢】

1.足の少陰経腎経
3.足の厥陰経肝経
4.手の陽明経大腸経

 

 

次の文で示す患者の病証で最もみられる脈状はどれか。

【問題102】
「43 歳の男性。主訴は便秘。 1週間前に風邪を引き、その後、口渇が強くなり発汗も多くなった。午後 3 時から 5 時くらいまで体温が高くなる。」

1.濡 脈
2.弦 脈
1.任 脈
4.緩 脈

 

 

【解答・解説】3

3.洪 脈
主訴が便秘、口渇が強くなり発汗も多くなった→陰虚
午後3時から5時くらいまで体温が高くなる→陽明潮熱
夏邪など陽が旺盛になっている陽実陰虚の時は
洪脈になる

 

 

【その他の選択肢】

1.濡 脈→痰湿
2.弦 脈→肝
4.緩 脈→湿邪

 

 

次の文で示す病証の治療原則で最も適切なのはどれか。

【問題103】「慢性の眩暈と頭痛、目の充血、のぼせ、腰がだるく力が入らない。脈は弦細数を認める。」

1.瀉 実
2.急則治標
3.補虚瀉実
4.因地制宜

 

 

【解答・解説】3

3.補虚瀉実 
脈が弦(肝陽)細数(気虚・陰虚)である事、慢性の眩暈・頭痛・のぼせで実の症状、腰のだるさで陰の症状が見られるのでそれぞれの不足を補う治療原則が当てはまる。

【その他の選択肢】

1.瀉 実→実の症状を取り除く(邪気の旺盛な状態を改善する。)
2.急則治標→症状が急な場合はまずはその症状を緩和させる 
4.因地制宜→三因制宜のうちの一つで場所によって治療法が変わるのが因地制宜、人によって治療法が変わるのが因人制宜、時(季節)によって治療法が変わるのが因時制宜。

 

 

次の文で示す患者の病証で最も適切なのはどれか。

【問題104】「46 歳の男性。主訴は肩こり。 1 年以上テレワークで外出機会が減少し、ストレスを感じている。胸肋部痛と喉のつかえ感を伴う。」

1.陰 虚
2.気 滞
3.湿 熱
4.血 虚

 

 

【解答・解説】2

胸肋部痛と喉のつかえ感→肝経の症状
外出機会が減少し、ストレス→気滞

2.気 滞

 

【その他の選択肢】

1.陰 虚
3.湿 熱
4.血 虚

 

 

【問題105】奇経八脈で血海と呼ばれるのはどれか。

1.任 脈
2.衝 脈
3.陰維脈
4.陰脈

 

 

【解答・解説】2

2.衝 脈

【その他の選択肢】

1.任 脈
3.陰維脈
4.陰脈

 

 

【問題106】十二刺の偶刺に基づいた治療穴の組合せで正しいのはどれか。

1.太 淵 ーー 列 欠
2.太 淵 ーー 肺 兪
3.中 府 ーー 列 欠
4.中 府 ーー 肺 兪

 

 

【正解・解説】4


隅刺とは心痺(腰痛・動悸)に用いられる刺法で背部と胸部を刺す。
4.中 府 ーー 肺 兪

 

【その他の選択肢】

1.太 淵 ーー 列 欠
2.太 淵 ーー 肺 兪
3.中 府 ーー 列 欠

 

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2022年5月8日

Posted by hana