沖縄本島から日帰りで行ける離島 伊江島 伊江島タッチュー ニヤティア洞窟
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Iejima-island is easy to take a trip from Okinawa-island! Please click translation function on upper right side of this screen.
島の背景
伊江島は沖縄県国頭郡(くにがみぐん)の村です。沖縄本島の本部半島から北西9kmの場所に位置する周囲22.4kmの小さな島です。
戦争に関する施設・史跡もあり、かつての在日米軍の伊江島補助飛行場があるなど、基地の島であることから沖縄県内外から修学旅行生が民泊で来たり、日帰りで訪れる事も多いです。
島民の足として利用されているのはフェリーです。私が行った時も伊江島のおじい(さん)とおばあ(さん)の近くの席に座りましたが、漏れ聞こえてくる会話はなんの話をしているのか全く理解できませんでした。
唯一理解できた単語が「緑内障」。きっとそれは新しい言葉で島言葉には替わるものがないのでしょう。私自身は沖縄に住んでいるのに言葉が全然わからなかったのでかなりのカルチャーショックを受けました。
伊江島へのアクセス
沖縄北部の本部港から1日4便フェリーが出航しており、伊江島まで片道30分。小さな島なので、朝一番のフェリーで行って16:00の最終便で帰る日帰りでも満喫出来ます。
フェリー時刻表
行き 沖縄本島 本部(もとぶ)港から伊江(いえ)島 伊江港まで
1便 9:00→9:30
2便 11:00→11:30
3便 15:00→15:30
4便 16:00→16:30
帰り 伊江(いえ)島 伊江港から沖縄本島 本部(もとぶ)港まで
1便 8:00→8:30
2便 10:00→10:30
3便 14:00→14:30
4便 16:00→16:30
※GWやお正月などは増便しますので公式サイトをチェックしてくださいね
フェリー運賃
本部港発で片道大人720円、子供360円 往復だと大人1370円 子供690円
※フェリーは島民の足になりますので伊江島発だと値段がやすくなります。いわゆる村民割です。
観光で来られる方はレンタカーで来ていると思うのですが、伊平屋島の時とは違って車は持ち込みした方が安くすみます。仮に3m~4mの車(ekワゴンやキューブなど)だと1台につき1人分の運賃がついて往復5880円です。
※車をフェリーに乗せるときは必ず事前予約して下さい。
船舶予約についてのお問い合わせ
・伊江港 0980-49-2255(事前予約)
・本部港 0980-47-3940(本部発当日予約)
ただ、伊江島でレンタルしてもかなり安くはなります。島に唯一ある伊江島レンタカーで軽四のレンタカーを借りるとガソリン込で8時間3980円というプランが便利ですし、レンタバイクは1時間800円から借りることもできますので、気候がよければレンタバイクもおすすめです。
ちなみに私は1回目に一人で行ったときにレンタサイクルにしたのですが、伊江島自体は平らな道が続く小さな走りやすい場所ですが、伊江島タッチュー付近の坂道がかなりきつくて大変でした。それ以降は車を島にフェリーで持ち込んでいます。
伊江島公式サイト
伊江島の周り方
沖縄の離島では日が高くなると長い時間外を歩くのは大変なので朝一番のフェリーで着いたらすぐに伊江島タッチュー目指します。
伊江島タッチュー
伊江港から伊江島タッチューまで車で15分。
正式名称は城山(ぐすくやま)といいますが、タッチューという呼び名で親しまれている海抜172mの岩山です。
(上写真)沖縄北部からみえる風景はこちらです。
真ん中にそびえるのが城山(タッチュー)です。何もない海原ではよく目立つので航海する船が目印にしていたとか。
登山口には沖縄らしく航海の安全と豊作祈願する城山御嶽があります。私はいつも何事なく無事に帰れるように祈願して登ります。
この城山(タッチュー)は完全に舗装された階段を登るようになっていて、リュウキュウヒヨドリやイシガケチョウなどたくさんの生き物を見ることが出来ます。
この丘の様な低い山「城山(たっちゅー)」は伊江島が誕生するより7千万年も前から存在していたという、世界でもここだけしかない大変珍しいものです。
古い岩盤が新しい岩盤の下に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る、「オフスクレープ現象」という珍しい現象によって形づくられているのだそう。
理論上はよく語られるけども存在するのがなかなか難しいものらしく、実際に目に出来るのは世界でも伊江島しかないそうです。
伊江島タッチューに登って体も相当熱くなったので次は海水浴をして涼みます。
これもできれば日が高くなる前の午前中に行きたいです。
伊江ビーチ
伊江島タッチューから車で15分の伊江ビーチへ。
車で浜のすぐ近くまで行きますから多少の荷物は持っていきましょう。浮き輪やゴーグルを持参するとより楽しめます。遠くまで行かなくても海の透明度は高く、海水浴場のクラゲ避けネットの中でも魚が泳いでいるのがはっきり見えます。もしなにか持ってくるのを忘れたとしても海水浴場には売店もありますからそこで大体のものは購入可能です。
もちろん更衣室やコインシャワーもありましたし、シャンプーセットも売店で購入できました。
着替えを済ませて今度は伊江ビーチから車で10分。
伊江港のフェリーターミナル2Fの「海人食堂」でランチを済ませます。ここは伊江島漁港直営です。島内には他にも食堂もあるのでドライブがてら寄ってみるのもいいと思います。夜しか空いてないようですが、一泊するなら伊江牛(いえうし)を食べさせてくれるお店もありますよ。
私は沖縄本島の本部町で伊江牛を頂きましたが、おいしかったです。
さて満腹になったら美しいGIビーチを眺めつつ、ニヤティア洞窟へ行きます。
海人食堂から車で約7分
GIビーチ
普段からヤンバル(沖縄北部)の綺麗な海は見慣れていますが、このGIビーチの海は青のグラデーションが綺麗で言葉がでませんでした。
ずっと何時間でも見ていられる景色でした。また動画で見ると違った綺麗さがあります。
このまま車を約2分ほど走らせると
ニヤティア洞窟(ニアティアガマ)
ガマというのは沖縄の方言で「穴」の事。海側からは大きな岩が目隠しになって防空壕として活躍し、千人ガマと呼ばれ多くの命を守った洞窟です。また昔から子宝洞窟ともいわれ、洞窟内の巨石を持ち上げることが出来ると子供を授かると言われています。
洞窟への入り口から見える伊江島の海(上写真)
ニヤティア洞窟をでて、そろそろ港に向かって折り返していきます。
ニーバンガジュマル (ニーバンガズィマール)
伊江島観光協会で貰ったガイドブックにこの木の詳細な説明は記載されていませんでしたが、最初は自転車でサイクリングしている途中に見つけました。
この大きな木の横にある看板には戦争中に米軍に見つからないように木の上でひっそりとずっと生活したと書かれていました。
伊江島にはひっそりと戦争の跡地がたくさん保存されています。
このまま伊江島港まで車で約3分。港に戻ったら最後にお土産を買います!
お土産
伊江島といえば「何か(いえ)言えソーダ」というPOPとともに売られている伊江ソーダが有名です。シークワーサー、ホワイトソーダー、黒糖ソーダー、ドラゴンフルーツソーダーの4種類があります。
私はシークワーサーが一番おいしかったです。黒糖ソーダーは薬品っぽく癖があるので好き嫌いが分かれるかもしれません。
また沖縄はその土地ごとに黒糖の味が違うので伊江島黒糖も購入。味比べしてみると面白いですよ。そのほかにもラムやカレー、ポテトチップスも有名です。
伊江島全部を回ることはできませんでしたが、大きな観光地を巡って山も海も満喫できたと思います。伊江ビーチの側にキャンプを張ることもできますし、一泊二日でゆっくりと回ってゆっくりとした島時間を楽しむのもいいと思います。
最後に本部港に戻ってからアイスクリームカフェアークでゆっくりしながら伊江島にきれいな夕日が落ちていくのを見れたことを報告しておきます。