ミナミオカガニ(ギダーサオサガニ) 学名:Cardisoma carnifex
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The land crab which lives in Okinawa. Please click translation function on the upper right side of the screen.
ミナミオカガニ(ギダーサオサガニ)
学名:Cardisoma carnifex
オカガニ科ミナミオカガニ属
写真は羽地内海のマングローブ林で見つけた雄で、写真を撮るとハサミを振り上げて威嚇していました。
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ミナミオカガニは日本のオカガニ類の中で最大種で体の色は紫色をしています。ミナミオカガニとよく似ているオカガニは山に生息し、黒っぽい身体の色をしているのでこれで見分ける事が出来ます。オスは片方のハサミが大きいのが特徴です。日本では沖縄県以南の亜熱帯・熱帯地方の島々に分布し、マングローブ林や河川に沿った畑や堤防などに穴を掘って暮らしています。ヤンバルの夜の道路でよく見かけるのもこのミナミオカガニです。
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6月から9月の満月の夜に海に入って産卵するため、名護から国頭村に抜ける国道71号線(特に東村辺り)の道路を横断します。道路の側溝には蟹専用の道が作られていますが、やはり車が通る道路を渡る蟹もたくさんいるので夜が明けて道路を見るとペチャンコに踏みつぶされた蟹が横たわっているのが現実です。ヤンバルクイナ同様にロードキルが多発していています。
満月を過ぎた頃に出会ったこのミナミオカガニは産卵しそびれたのかお腹に卵を沢山持っていました。
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オカガニやヤドカリを食べる文化のある沖縄でもミナミオカガニを食べたという話は聞かないので調べてみるとミナミオカガニは茹でてもかなり泥臭く、身もあまりない為食用には向かないそうです。