美食と温泉と絶景の連続だった2泊3日の九州旅行
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Travel Journal of kyushu area (Kumamoto, Miyazaki and Oita prefecture) for two night. Please click translation function on the upper right side of this screen.
「とにかく美味しいもの食べて雄大な景色を見る!」と決めて2泊3日の九州旅行に行ってきました。
沖縄(那覇)から飛行機とレンタカーで行く旅なので、本州の人とは違ったアクセス方法になりますが、私が行きたい!食べたい!と思ったものを最優先に旅の予定を組みました。
ちなみに今回も持って行って正解だったのが車用のiphone(スマートフォン)置きです。その他にもレインコートなども大いに役立ちましたので一度見落としがちな持ち物の記事に目を通してみて下さいね。
九州(福岡→熊本→大分)の回り方(1日目)
初日は福岡空港でレンタカーを借りて九州自動車道に乗り、熊本ICで降りるところからスタートです。
あか牛と天草大王(地鶏)
まずはランチを頂くのですが、熊本といえばあか牛!と聞いていたのでさっそく頂きます。
あか牛丼(1500円)と天草大王(地鶏)の溶岩焼を注文したのですが、あか牛は臭みが全然なくて美味で、地鶏はジューシーでかなり美味しかったです。※現在このお店は営業されていないので、地図には同じように手軽にあか牛を食べることができるあか牛レストランよかよかを載せています。
お腹もいっぱいになったところで今度は絶景を見に行きます。るるぶやマップルなどにも載っている阿蘇の「やまなみハイウェイ」と周辺が牧場に囲まれている「ミルクロード」に行きました。
しかしミルクロードの入り口が分からず、実際は違うところから入ったのですが、今グーグルマップで「ミルクロード入口交差点」と検索すると出てきました。(下地図)
ミルクロード
牧場が道沿いにたくさんあるので名付けられたミルクロード。それは美しい景色の連続なのですが一本道であることと、それなりに車も走っているので車を停める事ができません。結局、バイカーたちから天空への道と呼ばれているラピュタ道まで車を停める事が出来ませんでした。
ラピュタの道
朝一番にこの場所に立つと雲海が発生して突き出した道(ラピュタの道)の下は雲で覆われます。この風景が雲に浮いているように見える為にその名前がついたそうです。
ラピュタの道の方に下っていくと脇道があって、そこからはまた違った雄大な風景を見ることが出来ます。
現在は震災後は危険なためラピュタの道は封鎖されていますが、この付近から変わらぬ雄大な景色眺める事で出来るそうです。
かぶと岩展望所
ミルクロードを走りラピュタの道を過ぎてしばらく行くと、かぶと岩展望所の前にピックフルークカフェがあります。(2019年1月現在、かぶと岩展望台は地震の影響で撤去されたままですが、雄大な景色は変わらず見ることはできますし、お店も営業しています)
看板メニューとしてドイツ国際コンクールで金賞をとったフランクフルトと大きく書かれていたので、迷わず注文しました。(下写真)
見た目の地味さとは裏腹にハムステーキのような歯ごたえにしっかりとした味!さすが金賞!という感じでとても美味しかったです。しかし一緒に頼んだジャージホットミルクは味が薄かったです。冬場はミルクも濃厚になると思うのですがなぜか薄かったのが残念でした。
その後はさらに車を走らせて九重"夢"大吊橋へ。
九重夢大吊橋(ここのえゆめおおつりばし)
長さ390m、高さ173m、幅1.5mの九重夢大吊橋は、歩道専用の橋として『日本一の高さ』です。冬なので景色は少し寂しい色合いでしたが、数々の旅行サイトの吊橋(つりばし)ランキングの常連だけあってなかなかの絶景でした。
同じように吊橋で有名な谷瀬の吊り橋(たにせのつりばし)や奥祖谷のかずら橋(おくいやのかずらばし)は腰がひけるぐらい怖かったので、九重夢大吊橋はかなり高い場所にありますが橋自体の強度もあるので安全な感じでした。公式ホームページより写真をお借りしました(下写真2枚)
日田(ひた)温泉(ひなの里山陽館)
日田天領水(ひたてんりょうすい)、ひな祭りと梅で有名な日田温泉。
最近では屋形船やウィスキーも観光の名所になっているようです。写真が一枚も残ってないのですが、おいしいお料理といい泉質の温泉でした。
九州(大分→熊本→宮崎→熊本)の周り方(2日目)
2日目は日田の梅まつりの見学からスタート。2月の中頃はお雛祭(ひなまつり)と梅祭り(見学無料)が開催され、たくさんの観光客が訪れます。
私が見せてもらったときはまだ5分咲きでしたが木によっては満開なものもあり、少しでしたが桜も咲いてました。案内してくれたおじさんは蕾など花の色々な形が見れるから5分咲きが一番だと力説してました。(下写真)
鍋ヶ滝
その後はかつて「おーいお茶」のCM地として有名になった鍋ヶ滝へ。久々に見た雪にテンションは上がったのですが、あまりの寒さに震えあがりました。それでも水量も十分で小雪舞う滝はそれはそれは綺麗でした。
吾亦紅(われもこう)
この後は寒さですっかり冷えた身体を温めるべく小国町(おぐにまち)そば街道に行きました。お店は行列ができる人気店の吾亦紅(われもこう)。訪れた日は雪のせいか空いていてすぐ座れました。
注文したのはあか牛南蛮そば。石臼(いしうす)で挽(ひ)かれ、美味しい水で打たれた蕎麦はのど越しがよく、そば粥(かゆ)と葛豆腐(くずどうふ)もあっさりしていてとてもおいしかったです。
厳選のそば|吾亦紅(われもこう)
南小国そば街道にある本格そば処われもこう。阿蘇の湧水と寒暖の恵まれた土地での蕎麦は格別!!
高千穂峡(たかちほきょう)
神話の里として今も神秘的な雰囲気が漂う高千穂峡へ。今回の旅で観光のメインは高千穂峡といっても過言ではなく、天孫降臨(てんそんこうりん)といって神様が降りてきたとされる場所。
宮崎空港からも移動に3~4時間はかかる交通の便があまりよくない場所です。しかし実際に行ってみたら、無理してでも来るべき場所だと思うほど素晴らしい景色でした。
福岡空港でレンタカーを借りるタイミングでは雪の予報も無かったため、ノーマルタイヤのレンタカーを借りたのですが、なんと雪がかなり降ってきました。慣れない山道の上に900mの峠越えをする事になりました。車がスリップしないようにそーっと走らせて高千穂峡のボート乗り場に到着。
雪はどんどん降り積もって物凄く寒いのでボートに乗るか迷いましたが折角きたので乗りました。雪が舞降る中ボートで高千穂峡巡り。とても寒かったけど綺麗で感動しました。人間は(極寒で)辛かった記憶の方がずっと鮮明に残るらしいのでここで見た景色は忘れないと思います。
そして実はここまでの雪は序の口(じょのくち)に過ぎず、ここから熊本に戻るのがまた大変でした。
阿蘇白水温泉 瑠璃(るり)
高千穂峡から白水温泉 瑠璃(るり)まで地図で見ると約1時間。峠越えをするとしても1時間半もみていれば大丈夫だろうと思っていたのですが、実際には3時間以上かかりました最初の山道はそこまで雪も降っていなくて順調に車を走らせます。
しかし宿の周辺だけが豪雪になっていて、宿まであと15分が1時間ぐらいかかったのです。
上写真でみるとそこまで雪は積もっていないように見えますが、すでに雪が降る山道を往復で5時間近くノーマルタイヤで走っているので神経も疲れ切ってお宿に到着しました。
温泉で疲れた身体を癒して極上水炊きに馬刺しなどたくさん美味しいものを食べて、この日は倒れるように眠りました。
九州(熊本→大分→福岡)の回り方(3日目)
一晩あけて朝になると昨日の雪が嘘のように静まって晴れていました。雪も止んだ最終日は白水温泉を出発したらラムネ温泉館に立ち寄り湯をしました。
長湯(ながゆ)温泉 ラムネ温泉館
別府(べっぷ)温泉や湯布院(ゆふいん)ならきっとまた来る機会もありそうですが、交通の便が悪い辺鄙(へんぴ)な場所にある長湯温泉は九州に住まない限りは来る機会はなさそうなので長湯温泉にあるラムネ温泉館に立ち寄り湯をする事にしました。そしてこれが大正解でした。
長湯温泉 ラムネ温泉館はお湯の出口に近い場所ほど高濃度になるため、オンシーズンならその場所を取るために1時間待ちになるほどの世界屈指(くっし)の炭酸泉(たんさんせん)温泉。この日は雪のお陰で人も少なくて超ラッキーな事にお湯の出口近くに入る事が出来ました。32度という絶妙な温度が炭酸泉の証(あかし)である泡付きをとてもよくしてくれ、なおかつ名前の通り長い間お風呂に入ることができます。
お風呂の写真はないのですが、内湯も外国のような独特の雰囲気でとても良かったです。そして露天の炭酸泉も普通なら32度は寒くて浸かれないはずですが、しばらくするとほんのり暖かくなり、身体にどんどん泡が付いていき、その泡が大きくなればなるほど程よく温かく感じました。
関サバ!レストランよしだ
温泉で少しお腹を空かせたらこの旅の食事で一番楽しみにしていた佐賀関で関サバを食べに行きました。
関サバはあぶらがのっていて今まで食べたことのない旨味でした。
とり天もジューシーだけど軽いので胃に負担がかからないのでいくらでも食べられそうでした。(上写真)
少しご飯も食べたかったので海鮮丼(上写真)なんと、かぼすブリがのってました。タコも柔らかくてめちゃくちゃ美味しかったです。
今熊野山胎蔵寺と熊野磨崖仏
お腹いっぱいになった後はこの旅最後の観光地今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ)の熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)へ。下写真だけだと凄さが全然伝わらないのですが、石段を積み上げた300メートル上の崖に2体彫られているのです。圧巻の眺めです。
熊野磨崖仏(くまのまがんぶつ)は長い階段の上にあるので鬼が一晩で99段つみあげた伝説があるのですが、その階段の途中に今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ)があって、金運のパワースポットになっています。なかなかの商売っ気を感じる神社ですが、宇佐(うさ)神社由来なので格式の高い神社だと思います。私は銭洗い弁財天(ぜにあらいべんざいてん)があったのでお参りさせてもらいました。
今熊野山胎蔵寺で思ったよりも時間がかかってしまったので急いで駐車場まで戻り、飛行機の時間を逆算してみると結構ギリギリということが分かりました。レンタカーをひたすら福岡まで走らせて、なんとか時間内で返して私の九州旅行は終了です。福岡でラーメンを食べ損なったのだけが心残りだったのでまたの機会にしたいと思います。
この旅は本来ならば熊本空港を利用するともっと効率的に回れたと思うのですが、那覇空港から熊本空港までの飛行機がANAの一日一便15:10発~16:40着(片道23,600円~)だけしか運航されておらず、時間と金額の兼ね合いで結果的に福岡空港を利用することになりました。
かなりの長距離運転にはなりましたが自然が雄大で素晴らしかった熊本、大分、宮崎は本当にたのしかったです。沖縄に住んでいるうちに屋久島と鹿児島の指宿に行ってみたいです。