世界一美しいモスクを持つ東京ジャーミイの見学ツアーに参加してきた【東京：代々木上原】
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The world’s most beautiful mosque # Travel Information of Tokyo Camii. Please click translation function on the upper right side of the screen.
東京ジャーミイとは
東京の代々木上原の駅から住宅街を抜けていくと木々の間から高い塔が見え隠れしているのが、トルコ人が世界一美しいと称賛するモスクがある東京ジャーミイです。
「ジャーミイ」とはイスラム教徒が毎日祈りを捧げる神聖な場所のことで、他にもトルコの文化を案内するトルコ文化センターも併設されているので正式名称を「東京ジャーミイ ディヤーナト トルコ文化センター」といいます。ほんの少しだけルールを守れば見学も自由に出来ます。
ジャーミイをもう少し詳しく
イスラム教では「最初の人間アーダムは金曜日に創られ、金曜日に楽園に入れられ、金曜日に楽園から追放され、来るべき審判の時もまた金曜に起こる。同じくハディースによれば、ムスリムはユダヤ教徒、キリスト教徒に続く最後の啓典の民であるが復活の日には彼らに先立って最初に楽園に入る。そのためアッラーは金曜をムスリムの礼拝日と定めた。」とされていて金曜日の礼拝をとても大切にしています。その金曜礼拝を行う大きなモスクのことをジャーミイ（人々が集まる場所）といいます。東京ジャーミイは日本で1番大きなジャーミイです。
東京ジャーミイ見学ツアー
毎週末の土曜と日曜に日本人案内者による東京ジャーミイツアーがあります。料金は無料で、14:30から16:00ぐらいまで行われています。私が参加した回では30名近くの参加者がいて、ツアーの受付場所である玄関口は人で溢れていました。でも自分たちで見ただけではわからなかったモスクの事、イスラムの事、トルコのことがよくわかるツアーだったので時間が許せば参加することをお勧めします。
例えばトルコといえばチューリップの原種国なので、東京ジャーミイの建物のあちこちにチューリップの装飾があります。下写真は正面玄関のすぐ横の足洗い場ですが、上の部分をよく見るとチューリップがあります。
チューリップの原種は背丈が短いですが、こちらの装飾は少し長めのものでした。季節になると東京ジャーミイでも原種のチューリップを育てているそうなのでその時期に来るのもいいかもしれませんね。
ちなみにイスラム教は「清潔は信仰の半分である」と言われるぐらい手洗い足洗いをとても大切にする宗教なのでトイレにも足洗い場がありました。
室内には日本とトルコの国旗が飾られた大きなモザイクタイルがあります。
つぎ合わされて一枚の大きな絵のようになっています。
他にはイスラム教は信仰対象が目に見えない神様なのでお祈りする場所は皆エルサレムの方角を向いているそうで、室内から見ると下写真中央の緑の場所がその方角に当たります。
外側から見るとこの場所になります。
またイスラム教は人だけではなく鳥の為に作られた巣箱がモスクの設計段階から作られています。
残念ながら実際に鳥たちは使用していないようですぐ隣に立つ木に巣を作っていました。
アップにしてみると鳥の巣らしき黒い塊が見えます。
そして世界一美しいモスクの中へ。女性は素肌を晒してはいけないのでスカーフを持参するといいです。（忘れた場合は無料で貸してくれます）
金曜礼拝は男性のみですがこのモスクには螺旋階段を上った2階があり、そこは女性専用になっています。小さな子供はお父さんのそばで走り回っていますが、誰も注意しません。子供たちは通っているうちにお祈り場に慣れていき、自然とお父さんの真似をするようになります。
ユヌス エムレ カフェ (Yunus Emre Cafe)
建物内の1階からカフェに行くには3つの方法があります。
1つ目の方法はハラールショップを抜け、まっすぐ進んで右に曲がったところにあるエレベーターを使用します。2階で降りるとすぐ右手の部屋がカフェです。
2つの目の方法は礼拝堂へと書かれた案内図に従い2階へ上がると外に出ます。右手に礼拝堂、左手に建物がありますのでその建物のエレベーターの方に行くとカフェがあります。
3つ目は正面玄関の横にある外階段から行く方法です。掲示板の裏側に階段があります。
そこを上がると2つ目の方法て使用した階段出口がみえます。
ちなみにカフェの入り口には看板がなく、大きな本棚が見えるので事務所や図書室のように見え、初めてきた人は大抵カフェの場所がわからず迷います。（私も迷いました）
注文カウンターの天井には素敵なトルコランプがいくつも飾られています
決しておしゃれな感じではないですが日本人の味覚にもあるやさしい味のランチとデザートをオーダーしました。
何種類かあるようですがこの日はご飯の上にシチューがかかっているようなチキンと野菜煮込み（タヴック・ハシュラマ）がメインディシュ、トマトスープ（ドマテス・チョルバス）とサラダ。
その場でTwitterをフォローするとチャイが一杯無料でした。
上澄だけをのむデミタスカップサイズのコーヒーはチューリップ柄のカップに入れられていました。
デザートには本当はバクラヴァ（パイを何層も重ねた中にナッツを入れて焼き上げたもの）が食べたかったのですが売り切れていたので、代わりに選んだのがキュネフェ。
カダイフという麺を焼いた上にたっぷりのシロップをかけ、ピスタチオをまぶしたもので中にはチーズも練り込まれているそうですが、私はチーズは全然わかりませんでした。かなりもっちりとした食感でめちゃくちゃ腹持ちがよかったです。濃いチャイとあいます。（というより苦いものと組み合わせないと甘すぎるかもしれません）
東京のど真ん中で正式なトルコ文化に触れることができる東京ジャーミイは素晴らしい体験でした。
ホームページ
アクセス
店名：東京ジャーミィ（Tokyo Camii)
住所：東京都渋谷区大山町1-19
TEL：03−5790−0760
見学可能時間：10:00～18:00
見学ツアー：土日の14：30から無料
定休日：なし
礼拝中は1階の正面扉が閉まっていますので右手にある階段を上がると２階の礼拝堂やカフェに行くことが出来ます。
小田急線、東京メトロ千代田線の代々木上原駅より徒歩約5分