沖縄のジャングルの中にある発掘中のサキタリ遺跡を探検できる ガンガラーの谷ツアー（南城市）
[toc]
沖縄南部に行くなら必ず私がお勧めする観光スポットがガンカラーの谷です。ここからは日本列島人のルーツになったと言われる湊川人が発掘されたサキタリ洞窟（＝ガンガラーの谷）をガイトと一緒に巡ることができます。遺跡
発掘作業をしているところも見学できますし、神様が祀られている神聖な場所や見上げるほどの大木をくぐり抜けるコースです。
今は自然公園になっていてツアーでガイド同行でないと立ち入れないですが、かつては誰でも入れる公園でした。
ところがしばらくすると公園内に流れる川が汚染されてしまい、半閉鎖に。その後、時間を経て綺麗に戻った経緯があるため、今は保護しながら完全ツアー制をとっているそうです。
1万8000年前の旧石器時代の港川人の骨がガンガラーの谷の近くの地区で発見されていて、生活に適したこの辺りが港川人の住処だったと考えられています。
発掘に伴い研究もどんどん進み、イメージされる湊川人も進化しているそうです。湊川人2010の方が現代のうちなんちゅー（沖縄県民）に近い感じです。
湊川人にとって洞窟は雨がしのげ、気温も一定になるため生活の拠点として最高の環境だったはずです。ツアーが行われている最中もすぐ横で普通に発掘調査が行われているました。
ちなみに私は2回参加しましたが、担当のガイドや実際の発掘の進行具合で多少のツアーのガイド内容も変わってました。
1回目の時はちょうど発掘で発見があったので、そちらを重点的に見学させてくれ、2回目の時は本物の石器のかけらも触らせてくれました（上写真）
このガンガラーの谷の中には鍾乳洞があり、そこは神聖な場所になっています。沖縄にはユタといって、神様に通じるが人が今も存在して活躍しており、この鍾乳洞に子宝祈願で拝みにきます。ツアーではそんな神聖な鍾乳洞に入ることが出来ます。
女性の神様を祀るイナグ洞と男性の神様を祀るイキガ洞との二つがありますが、イキガ洞にのみランプを持って入ることができます。
私は霊感はないのですが、神聖な場所での写真は控えるようにしているので内部の写真はありませんが、普通に撮影がOKなので他の参加者の方は撮影されてました。
ちょっとわかりずらいですが、上の写真が入ることが出来ない女性の神様イナグ洞の入り口付近の写真です。
1時間20分のツアーの最後はツリーテラスに上って沖縄の南部の森を見渡すことができます。
ツアー自体ではたくさんの自然に触れることはできますが、遊歩道はキチンと整備されているので安心して参加することが出来ます。
かなり人気のツアーなので事前予約がおススメです。少なくとも前日の17：00までしか予約は受け付けていませんのでご注意ください。
電話のほかオンライン予約もあります。
ツアー時間は１日4回。
（１）10:00～
（２）12:00～
（３）14:00～
（４）16:00～
各１時間２０分のコースで、当日は開始15分前までに集合です。
ちなみにこのガンガラーの谷の入り口はケイブ（洞窟）カフェになっています。もしツアーに行けなかったとしてお茶だけしにくるのもありです。
最後に。変わった名前のガンガラーの谷ですが、ガンガラーはこのあたりの土地の通り名だそうです。その由来は深い穴があってそこに石を落とすとガラガラガラ→ガンガラーと音がなった事だそう。
今は県道ができた時に埋めてしまったのでその穴はないけど、この土地の場所をおじいたちはガンガラーと呼ぶので愛着を込めてガンガラーの谷としたそうです。
ホームページ
アクセス
名称：ガンガラーの谷
住所：沖縄県南城市玉城字前川202
TEL：ツアー予約 098-948-4192
営業時間：9:00～18:00
定休日：無
駐車場：あり
カード：不可
那覇空港から 車で40分